みなさま、Guten Tag!!
本日は、レポートPart1でご紹介致しました「Benjamin Schröder(ベンジャミン・シュローダー)」さんの工房兼ご自宅へ訪ねて参りました。
シュローダーさんは素晴らしいキャリアを持ち、ヨーロッパでは同業者が頼るほどの真のエキスパート、そして3人のお嬢様がいらっしゃる優しいお父様でもあるのです。
マイスター:茂木の細かい質問にも、丁寧に確実にお答え頂きます。
シュローダーさんは毎回、私たちの訪問の際に素晴らしい楽器を揃えてくださいますので、1日がかりで集中して選び抜いて参りました!大体の候補を絞れてきたところで、一度ブレイクで遅めのランチへ。シュローダーさんと奥様オススメのイタリアンをご紹介頂きました!さて、心も胃袋も満たされ、残るはヴァイオリン最終選定です。
この後も悩みに悩み、こちらでは最終的に6本買付。
中でもこちらの3本は、初めに試奏した時から私たちにアピールしているかのような輝きを放つ存在感の強いヴァイオリンでした。18世紀のドイツの名門:クロッツファミリーのオールド ヴァイオリン、その影響を強く受けた19世紀のスクール作品、そして20世紀前半にここ、地元フランクフルトで活躍したメンツィンガーの作品です。
Klotz Family, Germany - Mittenwald, ca1800
Klotz School, Germany - Mittenwald
Gustav Menzinger, Germany - Frankfurt, opus 157 1934
無事長い選定が終わり、ホッとしたところで奥様から「工房にも行ってみる?」と嬉しいお誘いが。
シュローダーさんのジョークに工房のみなさんがほほ笑む和やかな空間で、オープンされた裏板をポンッと私たちの前に置いてくださったシュローダーさん。
何気なく見せてくださったこのヴァイオリン、なんと「Jacob Stainer(ヤコブ・シュタイナー)」、しかもオリジナルラベルでした…。
モダンヴァイオリンのスタイルに改良されたシュタイナーを、また元のバロックヴァイオリンのスタイルに戻す作業をしているのだとか・・・。
あたりを見まわしますと、ドイツオールドヴァイオリンの名器がチラホラ。
なんでも、フランクフルトでこれから「ヤコブ・シュタイナー 400年祭」があるそうで、シュローダーさんは責任者を務めるとの事。
長年、フランスの老舗でストラディバリウスの修復などをしてきた彼ですが、本当にさすがですね!
シュローダーさん本当に今日は1日お世話になりました!明日は、フランクフルトからライプチヒへ移動予定です。
ドイツの新幹線バージョンで向かうのですが、なんと4時間もかかるのです…。移動時間がたっぷりあるので、買付レポート3でみなさまへ良いご報告が出来るよう、マイスター茂木と作戦会議をしていきたいと思います!
ランチを15時にとっていたのでお腹は全く空いていなかったのですが、夜中にお腹が空いて寝られなくなるのは困るよね...という結論で
微妙な時間の18時にぺろりとうどんを平らげました。それでは、また!Tschüs!!
今回買い付けた弦楽器は、弦楽器フェスタでお披露目します
今回マイスター茂木が買い付けを行った弦楽器は、5月〜7月各地(大阪・横浜みなとみらい・名古屋みなとアクルス・イオンレイクタウン・仙台泉・広島・南船橋・札幌クラシック)の島村楽器で開催される、島村楽器弦楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
順次情報を公開致しますので、弦楽器フェスタページもあわせてご覧ください。
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2019年 春 弦楽器買付レポートまとめ
- 2019年 春 弦楽器ドイツ買付レポート Part1 - 島村楽器公式ブログ
- 2019年 春 弦楽器ドイツ買付レポート Part2 - 島村楽器公式ブログ
- 2019年 春 弦楽器ドイツ買付レポート Part3 - 島村楽器公式ブログ
- 2019年 春 弦楽器ドイツ買付レポート Part4 - 島村楽器公式ブログ
- 2019年春 弦楽器フランス&イタリア買い付けレポート Part1 - 島村楽器公式ブログ
- 2019年春 弦楽器フランス&イタリア買い付けレポート Part2 - 島村楽器公式ブログ
- 2019年春 弦楽器フランス&イタリア買い付けレポート Part3 - 島村楽器公式ブログ
- 2019年春 弦楽器フランス&イタリア買い付けレポート Part4 - 島村楽器公式ブログ