皆様こんにちは!シマムラストリングス秋葉原の前田です。
Part6では、弦楽器の祭典:Mondomusica(モンドムジカ)での買付けの様子をお届け致します!
Mondomusicaは数年前より、ピアノ・管楽器・ギターブースも加わったため本当に人がたくさん!もうこれは、、、ディズニーランドのアトラクション待ちの気分です、、、。
やっとのことで弦楽器会場へ到着~
さぁ!地図を見て、まず初めに私たちは島村楽器おなじみのマエストロMarcello Bellei(マルチェロ・ベッレイ)氏のブースへ。
Marcello Bellei Profile
フェラーリの街、モデナが生んだ天才マルチェロ・ベッレイ。 ベッレイ氏は、祖父が家具職人だったことで木工製作に興味を持ち、バイオリン職人の道を夢見ますがご両親に大反対され、一度は建物の測量士として就職するが、彼の夢は諦め切れず僅か6ヶ月で退職。パルマにあるバイオリン製作学校の門をくぐり、パルマ派の巨匠Renato Scrollavezza(レナート・スクロラベッツァ)氏のもとでバイオリン製作を学ぶ。
さぁ、マイスター、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロさっそく弾きましょう!
1940年Poggi(ポッジ)モデルのヴィオラは、2日前に完成したばかりだという事でしたが、いつもと変わらぬ安定感・しなやかな厚みのある音。
アマティーモデルのワークショップ/チェロは、上品で柔らかい音色。
5本あったうち、ガルネリモデルのワークショップ/ヴァイオリンは、まっすぐと先に広がる素直な音、そして力強い低音が魅力です!
ベッレイ氏、今回も素敵な楽器をありがとうございます!
さぁ、続いていつも長蛇の列ができる「Bogalo&Clemente」ブースへ!
少し出遅れていたため購入出来るか不安でしたが、我々が到着した時は行列もなく落ち着いてパーツを選ぶことが出来ました。
ツゲ材3つGET!シマムラストリングス秋葉原入荷します!
向かいのブースには、音が安定するという面白い魂柱が‼(カーボン製ではないそうです)
たくさんブースを回って、最後に我々はScrollavezza&Zanre(スクロラヴェッツァ&ザンレ)のブースへ!
ブースは宝石店のようなラグジュアリーな雰囲気でした。
(やはり、オシャレな方はブースのレイアウトもこだわる。)
Elisa Scrollavezza Profile
パルマで活躍するRenato Scrollavezza(レナート・スクロラヴェッツァ)の娘として、幼少期から弦楽器製作に親しんできたエリーザ・スクロラヴェッツァ。パルマバイオリン製作学校を1991年に卒業後、その才能を買われ、世界中のディーラーから注目を集めていきます。アメリカでHans J. Nebel(ハンス・J・ネーベル)氏に師事し、音響学、楽器修復についての専門的な知識を習得。ガダニーニの研究者としても名を高め、自身の製作に活かしている。
今回は、ヴァイオリンの選定です。
スクロラヴェッツァ&ザンレの特徴、ツヤツヤ・キラキラのスクールヴァイオリンを早速試奏!
全てが良く、う~ん。。。と頭を抱えていますと、「どれどれ見せてごらんよ」と言われているかのように、後ろからジェノヴァに工房を構えるAlberto Giordano(アルベルト・ジョルダーノ)氏が登場!(笑)
私、前田は、シマムラストリングス秋葉原で買付楽器をケアしていますので、クレモナにいると毎日芸能人に会うような気分になりテンションが常に上がっています♪
こちらの2本に決めました~!
今度はマスターヴァイオリン試奏。
ストラド・ガルネリモデルと2本試奏し、30分ほど悩みバランスの良い、音が伸びやかなストラドモデルに決めました!
次回Part7では、Valerio Ferron(ヴァレリオ・フェロン)氏の登場です!
(11月3日(金)~11月5日(日)科学技術館にて行われる「弦楽器フェア」島村楽器のゲストとして来日決定!)
さて、モンドムジカでも素敵な楽器に出会え、2017年秋の弦楽器買付けは終了です!!
それでは、次回Part7が最終です。 Ciao!
今回イタリアで買い付けた弦楽器は、弦楽器フェスタでお披露目します
今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った弦楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器弦楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、弦楽器フェスタページもあわせてご覧ください。
- 島村楽器弦楽器フェスタページへ(内容は前回のものとなっております。ご了承ください。最新情報10月26日公開予定。)
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