こんにちは!シマムラストリングス秋葉原の前田です。
買付初日の最後は、特別な材料を使用し、ふくよかな鳴り、柔らかくそしてパワフルな音色が魅力のAndrea Schudtz(アンドレア・シュッツ)氏の工房へ。後日行われた弦楽器の祭典:Mondomusica(モンドムジカ)でも、たくさんの方が彼のブースで試奏していました!
Andrea Schultz Profile
1973年ロシア出身。ヴァイオリン製作の聖地イタリアへ家族で移住し、15歳でクレモナ国立ヴァイオリン製作学校へ入学し製作を学ぶ。彼の父「パヴェル・シュッツ」もモスクワのボリジョイ劇場オーケストラへ多数の楽器を製作した有名なマエストロであった。スコラーリ、コニアなど著名な製作家に師事した後、独立。現在はクレモナ市内に工房を構え、意欲的に製作を行っている。
今回は彼の妹であるMaria Schudtz(マリア・シュッツ)氏のヴァイオリンを選定予定です。
彼女の作品は、高音もぶれることなく、まっすぐに響き、包み込むような音色が大変人気でございます。本日はお子様の学校の送迎ということで不在でした。。残念。。
今回はストラド1715年モデルを2本選びました!どちらも弾き続けることによって響きや鳴りが変わってきましたが、特徴としましては
彼女の楽器、弾いていてとても気持ちがいいです。
楽しい曲は、「明るい音」。しっとりとした曲は「切ない音」。と自身の気持ちと楽器が寄り添い、感情を音であらわせられます。
毎回好評のMaria Schudtz氏のヴァイオリン、是非お試しください!!
最後に、元気の源=ジェラートを。
Emilia CREMERIA
とってもオススメです。クレモナへ訪れる際は是非皆様も♪(パルマにも店舗あり)
買付初日のミッションを終えて
昨夜もフライトで疲れた我々を癒してくださったタディオリ氏が、今夜はご自宅へ招待頂きました。
Maurizio Tadioli
イタリアを代表するアンティーク風楽器製作のエキスパートとして、クレモナで活躍するタディーリ。彼の作品は、カナダ出身の世界的バイオリニスト:Yi-Jia Susanne Hou(イージャ・スザンヌ・ホウ)氏をはじめ、世界各地の数多くのソリストから依頼を受け楽器を提供しております。また、Tadioli氏の作品はライバルである同業者からも一目を置かれ、いま正に『Maestroが選ぶMaestro』として、その名が知られております。超一流プレイヤーからも、一流の製作家からも羨望の眼差しを集める彼の作品は世界的に入手困難。島村楽器はタディオリ氏の日本正規特約店です。Maurizio Tadioli使用演奏家: Matteo Fedeli (マテオ・フェデッリ), Yi-Jia Susanne Hou (イージャ・スザンヌ・ホウ), Jenny Scheinman, Harry Skura ... ほか。
ディナー前に明日、お客様へ納品予定のデコレーションチェロ(Andrea Amati-CharlesⅨ-The King)を特別に見せて頂きました♪
買付ブログで皆様お馴染みの、私の上司でもある糸山が「奥様の手料理はどこのレストランにも負けないよ!」と言われていた通り、リゾットとっても美味でしたぁ~。
それでは、Ciao!
今回イタリアで買い付けた弦楽器は、弦楽器フェスタでお披露目します
今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った弦楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器弦楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、弦楽器フェスタページもあわせてご覧ください。
- 島村楽器弦楽器フェスタページへ(内容は前回のものとなっております。ご了承ください。最新情報10月26日公開予定。)
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