島村楽器公式ブログ

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調律師のとある1日Vol.15「スタインベルグAT-23DC」特集

みなさん、こんにちわ。

前回のシリーズでユゥちゃんとお別れしてしまい、悲しみに暮れる・・・・・・イトウです。

前回の記事はこちら

しかし、別れがあれば出会いもあるわけで・・・・・・
早速ステキな出会いがぁ!

ということで、今回はちょっとクールなニューフェイスのピアノをご紹介いたします。

WILH. STEINBERG AT-23DC

さぁ、気になるアップライトピアノのニューフェイス、「AT-23DC」特集です!

初めてこのピアノを見たときの印象、「おぉ、クールガイ」w
コンパクトですっきりとした形と、何といっても蝶番やペダルの色がシルバーというところが魅力的じゃないですか!
金属部分の色がゴールドのピアノが並ぶ中、AT-23DCの洗練されたクールな印象は気になる存在・・・・・・思わず触ってみたくなってしまいます。

WILH. STEINBERG(ウィルヘルム・スタインベルグ)

スタインベルグのピアノはなんと言っても美しく澄んだ音色が特徴!

そういえば、数年前にドイツの大きな音楽イベントに行った時、スタインベルグのピアノを試弾したことがあるのですが、一緒に行った友達と「これイイ音するね!」と盛り上がり、パンフレット一式とブースにいた担当の方の名刺まで頂いて来たのを思い出しました!w

まさかここへ来て再会できるとはー!!
1877年にドイツ東部のアイゼンベルグ市で創業され、厳しい基準を持つピアノメーカーに部品を提供してきたスタインベルグは、確かな技術力を持っているピアノ製造工場なんですよ(・∀・)ほほぅ

響版solid tone Woodテ、ナンデスカ?

響版にはドイツのシュトルンツ社製のSolid tone Woodを使用しています。
Solid tone Woodは単板(一枚板)を使用した響版です。薄い複数枚の木材を張り合わせた合板は割れなどに強い特徴がありますが、単板の方が繋ぎ目がないので、自然の細かい木目が音を良く伝えて響かせてくれるんですよ♪

たくましい支柱たちに支えられ・・・

支柱も特徴的なんです。
ちょっと2つの画像を見比べてみてください。違うポイント、見つけられますか??


①がAT-23DC、②がYAMAHAのW102です。

まず、支柱の数が多い!そして、ちょっぴり幅広ですよね。
支柱の位置も、実は等間隔ではなく、より強度が発揮されるように計算された配置になっているのです!
ピアノのの張力は、なんと1台で約20トンもかかっています。
その力に耐えられる支えがないと、ピアノが歪んできて、良い音が出なくなってしまうんです。

ハンマー!

AT-23DCはレンナー社製の最高級フェルトのハンマーを使用しています。レンナーはドイツのアクションメーカーの老舗で、品質、精度、耐久性も良く、スタインウェイのピアノなどにも使われています。
アナタの指先から伝わる魂の1音を奏でるハンマーです!♪(o ̄∇ ̄)/

島村楽器ピアノセレクションセンター技術者に聞きました。ココがイイネッ!

突然ですが、ここでピアノセレクションセンターの調律師たちに、スタインベルグピアノのココが好き!というところを聞いてみました!!
「シルバーが大人っぽい!」
「上質なデザインで素敵」
「デザインがシュッとしていてカッコイイ!」

うんうん、そうですよね、やっぱりそうですよね。

「譜面台が長いからたくさん楽譜が置ける!」

確かに!これなら1台で連弾する時なんかも便利そうですねぇ。

「鍵盤が高い位置にあるから、背の高い人にもオススメ!」

同じくらいの大きさの他のピアノと並べてみると、鍵盤が高い位置にあるのが良くわかります!
これならテンション上がって立って弾く時も弾きやすそうですね!w
♪m(≧∇≦)m<YEAH!!

「音の伸びが良い」
「この価格でこの音はなかなか良い!」

うーーー!これは文章では伝えられないので、ぜひ実物を見て触って弾いていただきたいです!!
気になった方は、ぜひぜひ島村楽器ピアノセレクションセンターのショールームに遊びに来てください!(o^∇^o)ノ

次回はピアノ技術者ヤマザキがお送りいたします。お楽しみに!

島村楽器ピアノセレクションセンターについて

ピアノセレクションセンターは、専用工房を併設したアコースティックピアノ専門のショールームです。

フロアには、新品・中古ピアノ、アップライト・グランドピアノを合わせて常時100台以上を展示しております。また、専用工房ではピアノの調整・点検・修理を行い、アフターフォローにもお応え致します。

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