島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

ルシアー駒木のギターよもやま話 その134「こだわりのHistoryベース」

皆さまこんにちは!

食べるラー油食べるラー油でも、ラー油キクラゲにはまっている、ルシアー駒木です。

皆さん知ってます?
ラー油キクラゲ

え?今回の話題はあのレトロリロンさんだって!?

突然ですが、最近人気急上昇中のバンド「レトロリロン」ってご存じですか??
retroriron.com
最近様々なフェスに続々ご出演、音楽ファンの心を次々に鷲掴み!
業界の注目も集めています。
SNSでも露出度が最近グッと上がっているので、目にされてる方も多いはず。

実はルシ駒、
レトロリロンさん、特にベーシストの飯沼さんとご縁を頂きました。
凄い楽器の誕生に結び付きましたので、その物語をご覧頂けたらと思います。

それでは参りましょう!

飯沼さんとHistoryブランド&新宿店リペアマンとの物語

飯沼さん学生時代、Historyとの出会い

飯沼さんが地元広島で島村楽器広島祇園店のお客様だった、、
というところからすでに島村楽器とのご縁は始まっているのですが、

今に繋がるご縁となったまさに運命の分岐点は、
2017年 当時19歳の飯沼さん
島村楽器新宿店でGH-BJ5A M/CTMというモデルをご購入下さいました。
もしこの時に別ブランドの楽器を購入されていたら、、、
今回のドラマは生まれませんでした。

この時から飯沼さんは「History愛」を温めて下さったのです。

そして佐藤との繫がり

そして、飯沼さんがちょくちょく顔を出して頂くようになっていた新宿店に、2019年 大阪梅田店で店頭リペアスタッフをしていた佐藤が異動してきます。
新宿PePe店 佐藤 - ギターリペア スタッフ紹介|島村楽器のリペア
佐藤曰く、「最初に持ってきてくれた時はストラップピンの取付だったんですよ~」
との事ですが、
そこから、定期的なメンテナンスを行いつつ、ジャック位置変更・キルスイッチ増設・ノブ製作・フィンガーレスト製作・ピックアップ交換等、数々の改造を進めていきました。
良い音を追求しやセッティング等2人で色々試す、まさに試行錯誤の日々

来店間隔がどれほど空いた時でも1か月開いたことはなかったという、正に「常連様」だった訳ですね。

そしてレトロリロン結成~デビューへ

レトロリロン結成は2020年6月
佐藤にとっては「リペア常連のお客様が凄いバンドを組んで凄いライブをしているらしい」という事ですから、当然早い段階でライブ観戦をし、その時に「これは激推ししていくぞ!!」と決意していたそうなのですが、

何と所属が決まった事務所はあのラストラムさん!
www.lastrum.co.jp


そうです、ルシ駒がファンクラブの企画にも参加させていただいている、Official髭男dismさんの所属する有名な音楽事務所です。
もちろん、現場ではたくさんのスタッフの方々にお世話になっています。
ここで全てが繋がりました。


実は飯沼さん、プロとしてやっていく強い決意と共に、いつか愛するHISTORYで自分のモデルを出したいとの想いを持って下さっていたそうなんです。
ただご自身が、、まだ知名度や実力がそんなレベルに達していない・・・と思われていたそうで、あくまでも「いつかは」という夢のような感じ。

しかし、初めてレトロリロンのライブを見た時に、その演奏力や曲の完成度の高さに驚き応援したい気持ちを強くしていた佐藤、
ここで応援しなくてどうする!!
しかもルシ駒とも縁深いラストラムさん所属になったって!?
チャンス到来!!と

駒木に話を持ってきた訳です。

飯沼さんオリジナルベースの製作へ

改造を繰り返してきたHistoryを検証

製作の為に、まずは飯沼さんが佐藤と改造を繰り返してきたHistoryを工房に持ってきて頂き、ご本人に解説してもらうところからスタートしました。

細かなご要望もしっかり聞いておきます。

そして製作

メイン機であるGH-BJ5A M/CTMをもとにしつつ、サウンドイメージやカラーリングなど、ご要望をふんだんに取り入れたモデルの製作です。

木工を仕上げ
カラーリング
塗装の乾燥期間中に、配線も組んでいきます。結構複雑な配線です。

印象的なピックガード

佐藤と改造してきたメイン機の外観的な特徴にもなっているピックガード
※これまでのメイン機↓

こちらは飯沼さんのご友人でもある芸術家のshowchi.さんが手がけたもの。

今回のベースもshowchi.さんアートで彩って頂くために、私が先んじて楽器に合わせたPGを製作してお送りし、その表面を作品に仕上げて頂きました。

遂に完成

それではご覧ください!


Historyの基本的な偶数倍音が特徴的な鳴りをヘリテイジウッドのネックで作り、且つ少しふくよかさをプラスオンする為に、
ボディは木目が浮くほどのラッカー極薄塗装、ネックはそのバランスを見ながらウレタンで振動を抑えるように吹き、表面の仕上げでボディと違和感ないようにしました。

サイドは黒に見えますが、実はブラウンを重ねて吹いているので、ステージでスポットが当たると茶色ががって見えるようになっています。
ピックアップはJIMMYWALLACEの5
配線も飯沼さんこだわりの仕様となっています。
ネック&指板の杢も美しい
如何ですか?
気に入って頂ければ嬉しいです。

如何でしたでしょうか

きっと今後のライブで皆さんの目にも触れる機会があるはず!
今後とも全力技術サポートしてまいります!
ルシアー駒木でした。

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