皆様、こんにちは!南船橋店弦楽器アドバイザーの糸山です。
毎日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
暑い夏は、弦楽器にとってもやっかいな季節…。高温多湿な場所は避けて、楽器は涼しいところに保管して下さいね!
さて、今回皆さまにご紹介致します逸品は、イタリアはパルマ(生ハムやチーズで知られる美食の都ですね!)を代表する製作家、 Scrollavezza & Zanreの2011年最新モデルです。
Scrollavezza & Zanreとは、Elisa Scrollavezza(エリーザ・スクロラヴェッツァ)とAndrea Zanre(アンドレア・ザンレ)の二人による共同作品です。エリーザはパルマ派を興した巨匠:Renato Scrollavezza(レナート・スクロラヴェッツァ)を父に持つ女流製作家。アンドレアは2007年 第1回Concorso Nazionale di Liuteria Città di Pisogneのチェロ部門でゴールドメダルを受賞している実力者。二人は2002年より''Scrollavezza & Zanre''を立ち上げ製作活動を行なっています。
その独創的な発想やアイデアによって産み出されるサウンドと、使用する材料に対するリサーチ力はとても秀逸です。彼らの発表する最新作は常にイタリア弦楽器製作者の間で話題となり、旋風を巻き起こし、その強烈な個性が次代のスタンダードへとなってゆくことは間違いありません!
そんなScrollavezza & Zanreの注目の最新作がこちら!
Scrollavezza & Zanre , Parma 2011, Model; ''Giovanni Battista Guadagnini''
ガダニーニ晩年の傑作を見事に再現した逸品。
裏板にはイタリアの古い家屋を壊した時に発見された古木を使用。年代測定の結果、なんとそれが1521年の木材だということが判明しました!こんな「新作楽器」があって良いのでしょうか!?見たことも聞いたこともありませんが…、只今、私の手元にあります(笑)
新作楽器だとは思えない、幻想的なオールドサウンドが魅力の味わい深い1本。
試奏をご希望の際は、お近くの弦楽器アドヴァイザーまでご連絡下さいませ!