こんにちは。Webサイト担当のサトウです。
ギターリペア・管楽器リペア・弦楽器リペアの総合案内サイト『島村楽器のリペア』で配信している記事の中から、おすすめの記事をご紹介します。
技術、接客ともに日々磨きをかけレベルアップを続ける管楽器リペアスタッフですが、彼らはいったいどのような指導を受け、どのようにリペア技術を磨き、どのような接客技術を身につけて毎日リペアに励んでいるのでしょうか?今回はその様子を詳しく書いた、管楽器リペアセンターの横山の記事をご紹介します。
それでは早速ご覧ください!
管リペアセンターの横山です。
皆さんに安心してご利用いただくために、今日は私達のことを知って頂きたいと思って書いていきます。
少し長くなります、よろしければお付き合いください。
リペア学校を出てもお客様の楽器は担当できない!?
島村楽器の管楽器リペア部署には、毎年リペア専門学校を卒業した人々が入ってきます。
学校でしっかり学んで卒業した人でも、当社ではすぐにお客様の楽器を修理することはありません。
入社後、技術をさらに学習し、身に付け、認められた段階で、はじめてお客様の楽器を担当することが出来るのです。
管楽器は、フルート・クラリネット・サクソフォン・オーボエ・ファゴット等、木管楽器だけでも沢山あります。
一つの例としてサクソフォンを取り上げますと、ソプラノ・アルト・テナー・バリトンとさらに4種類にも分かれます。
これに金管楽器も加われば数えきれないほどですね。
そのように種類が多く、楽器によってリペア技術も多岐にわたるため、お客様の大切な楽器を担当するにはさらなる技術が必要となるのです。
管楽器のリペアは職人レベル!
管楽器のリペアは、様々な楽器リペアの中でも最も細かな作業の連続です。
当社の管楽器リペアでは、独自の指導・育成のプログラムがあります。それはお客様の期待に応えるための自然発生的かつ必然的なもので、今後の需要によっても変化していくものです。
そして、各スタッフごとに『どの楽器のどの部分の技術レベルがどのあたりなのか』、各自の成長段階が分かるようになっています。初めは、(人によっては何度も)指導チェックを受け、修正を加えつつ直していきます。数年経つと技術が上がり、指導の回数が減っていき、最終的に自分一人で仕上げられるようになります。
職人のように、一人前になるには何年もかかるのです。
このように、お客様の大切な一本のためのバックアップ体制とチェック体制が整っています。
安心してご利用頂ければと思います。
お客様とたくさんお話ししたい
また、技術レベル以上に大切にしているのが、お客様との会話です。
お客様が何をどう直したいのか、何に不具合を感じていらっしゃるのか、普段お使いの状況等たくさん聞かせて頂き、そのお話と私達が視る専門的な症状の両方を汲み取り、お客様に最適な提案をさせて頂きます。一昔前の、ちょっと強面(こわもて)のリペアマンなんておりません。笑顔でお待ちしております!
お客様に音楽を存分に楽しんでいただく、そのために楽器の潜在能力を最大限発揮できるようにする。そのことを一番大切にしております。
メーカーの想いやこだわりに応える
また、作り手であるメーカーのこだわりや想いを受け継ぎ、お客様の楽器に活かしていくことも大切にしております。症状によっては、あえてメーカーでのリペアを提案することもあります。
各メーカーとの関係性を良好に保つことはもちろん、各メーカー主催の技術研修や工場・工房の見学にも積極的に参加しております。
認定・研修実績
- ヤマハ 各技術研修、オーボエ専門技術研修、リペアグレード取得多数、技術者交流会毎回参加、各工場見学
- ムラマツフルート 技術研修、工場見学
- 三響フルート 技術研修、工場見学
- パールフルート 技術研修、工場見学
- ヤナギサワサクソフォン 工場見学、商品説明
- ビュッフェ=クランポン 技術研修、商品説明
- 他リペア専門工房見学
- メッキ工場見学
- 他多数
音楽をより楽しく!島村楽器の管楽器リペアが大切にしていること - 管楽器リペアブログ - 島村楽器のリペア最後に
今回はちょっと真面目に!!私たちの紹介でした。
今後も各スタッフからの記事をアップしていきます。どうぞご期待ください。
この記事を書いた人