皆さまこんにちは!島村楽器弦楽器シニアアドヴァイザーの扇谷と申します。
今回初めて弊社マイスター茂木に同行し、フランス、チェコ、イタリアと3国に渡る海外買付の様子をレポートしています!
前回の記事はこちら。
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初日から精力的に3か所の訪問・買い付けを済ませ、最後はマイスター茂木が弓の修業で訪れていたカリエール工房へとやって参りました。
こちらがカリエール氏。2人は良き友人でもあります。
カリエール氏がアメリカのコンペティションで金賞を取った素晴らしいヴァイオリン弓を見せてくれました。
その他様々なコンペティション入賞作品も試しました。
島村楽器工房でも同じ品質のリペアが可能なラッピング素材を熱心に質問するマイスター
彼の作る弓は特徴的なラッピングや、斬新なヘッドデザインでありながら非常にクオリティが高く、2年先まで注文が埋まっている超人気作家なのです。
今回はそんな多忙な中、島村楽器のために特別に数本のヴァイオリン、チェロ弓のオーダーを受けてくれました。
今年の年末の弦楽器フェスタに入荷予定です。皆さんぜひお楽しみに!
そのあと我々はカリエール氏と一緒に食事をしながら、弓づくりの奥深い話を色々と聞かせてもらいました。
カモ肉のチョコレートソース掛け??毎回直感でオーダーしてますが、とっても美味しかったです。
翌日はあいにくの雨のパリでしたが、フランス最後の訪問先ギ・ココズにやってまいりました。
スタッフの皆さん。毎回暖かく迎えてくれます。
現在お店は息子さんのフランチェスコが引き継ぎ、島村楽器とも2世代に渡っての関係が深まっています。
そしてさっそく我々は楽器の選定に入ります。
ここにはクラシカルとバロックの楽器や弓もあり、試奏をしながら違いを体感しているマイスター
1日をかけて選定した結果、大変良質なモダンフレンチヴァイオリンと弓を仕入れられました。
パリでの買付を無事に済ませ、我々は次の訪問先プラハへと飛び立ちます。
それではまた。
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