皆さんこんにちは、開発担当フジモトです。
前回ご紹介しました「C-Deckを使って作った曲」を、今度はバンドサウンドとして仕上げるための前準備として、”いまのわ”メンバーに録音体験していただきました。
今回のC-Deckレビューでは、作った曲をバンドのオリジナルとして仕上げていくまでのストーリーを追って紹介しています。
- 前回(1)C-Deckを使った曲作り
- 今回(2)nanaを使った重ね録り
- 次回(3)Studioでバンド演奏(予定)
バンドのオリジナルソングの作り方は多種多様だと思いますが、このレビューはその中の一つとして参考にしていただけると幸いです。
録音にチャレンジ
今回は自宅で簡単に録音する方法として、スマートフォンを活用します。
録音順序は、
- リズム楽器
- アコースティックギター
- エレキギター
- ヴォーカル
と重ね録音していきます。こうした重ね録音のことをマルチトラックレコーディング(多重録音)といいます。
使用するアプリは、音楽コラボアプリの「nana(ナナ)」です。
音楽コラボアプリ”nana(ナナ)”とは?
株式会社 nana musicが運営するスマートフォン用アプリで、nanaを使えばいつでもどこでも世界中の人とコラボを楽しむことができます。
また、他に重ね録音ができるものには、マルチトラックレコーダー(MTRといいます)やパソコンの音楽制作ソフトがあります。
などなど、各メーカーから色々出ていますので参考にしていただければと思います。
今回録音にチャレンジする“いまのわ”メンバー
(写真左から)ギター さきさん、ギター ゆうみさん、ドラム なるさん、ヴォーカル&ベース りつさん
録音スタート
1.リズム楽器の録音
曲の土台となるリズム楽器を録音します。後から重ねる時に頭のタイミングを合わせられるようカウントを入れてから演奏スタートします。
リズム隊(カホン&ベース)の録音は、スマホの内蔵マイクを使います。
カホンは生音、ベースはベースアンプを使っています。
2.アコースティックギターの録音
録音したリズム隊の音を聴きながらアコースティックギター演奏を重ね録りします。
アコースティックギターの演奏もスマホの内蔵マイクを使います。あらかじめテスト録音をしながらベストなポジションを探してスマホの位置決めを行っています。
ポイントは録音後の音量バランスです。
また、AメロとBメロのリズムパターンの変化に合わせて、ギターの弾き方を変えています。最後のサビは、少しずつ盛り上げていくように気持ちを込めて弾くと音にも変化が出てきます。
3.エレキギターの録音
リズム隊&アコースティックギターの録音音源に合わせてエレキギターを重ね録りします。エレキギターは、モバイル・オーディオ・インターフェイスのiRig(アイリグ)を使って録音します。
アコースティックギターのストローク奏法と絡むように、パワーコードでタイトなロック感を出しています。エレキもアコギ同様、セクションごとに弾き方に変化をつけています。
で是非ご覧ください。
4.ヴォーカルの録音
いよいよ、最後の仕上げにヴォーカルの録音をします。これまで録音した音源をモニターしながら歌いあげていきます。
ヴォーカルの録音にもエレキギターの録音でも使用したiRigを使います。オーディオ・インターフェースを使うことで周囲のノイズ(雑音)を軽減でき、かつクリアな音質で録音ができます。
また、今回の曲作りでは曲先で作っていることから歌詞がまだところどころにしかついていませんが、記録として残すにはラララ♪でも十分です。
仕上がった曲は、、、
nana上で聴くことができますが、下記のURLを開いて聴くことも可能です。
止めた時間 A-B-サビ いまのわ
リズム楽器
リズム楽器+アコギ
リズム楽器+アコギ+エレキ
もちろんこの音源にさらに音を重ねて録音(nanaではコラボと呼びます)することもできます。
そうすることで、異なるヴァージョンが簡単にできあがります。
コラボ時には、元の音源に上書きされずに、新しくソングファイルが生成されます。
録音の効能
録音時には、サウンドチェックも含め、録音過程の中で何度も演奏をします。
実は、これが集中した練習にもなっています。
スタジオ練習やライブでは得られない違ったスキルが身につきます。しかも練習している意識はまったくなしにです!
録音が上手くいかない時に役立つ心得三カ条
1.演奏しながら反省しない
途中で少しでもミスをすると、以後そのことがずっと引っ掛かかりがちです。
そんな時は、、、最後まで演奏することに集中する。
2.ハマったと思ったら休憩する
一度つまづくと、二度目の録音以降、同じ箇所が近づく度にプレッシャーとなり、またミスしてしまう・・・という悪循環に陥ることがあります。
そんな時は、、、トイレにいったり自宅の周りを1周するなど気分転換を図り忘れる。
3.気が散って集中できない
どうにもこうにも集中力が散漫になる時が誰にでもあります。
そんな時は、、、部屋の明かりを少し暗めにしたり落とすことで集中しやすくなる。
練習しているという自覚がないまま、上達した実感が得られるのが録音のメリットです。
そして曲が増えていけば、いつの間にかオリジナル・ミニアルバムが完成!なんてことも・・・。
もちろんバンドのデモソングにもなります。
というわけで、次回はいよいよスタジオで今回の曲を仕上げていきます。
ドラムを使ったバンド演奏で曲がどんな風に変化するのかにトライします。
・・・お楽しみに。
「ガールズバンドがサクっと曲を作ってみた♪」その他の記事はこちら
今回使用した楽器
カホン「音音OT-JAM101(ジャムカホン)」
音音 オトオト カホン OT-JAM101 ( OTJAM101 )
- 出版社/メーカー: 音音
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ギター用モバイル・オーディオ・インターフェイス「iRig(アイリグ)」
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ギター用
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