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4096通りの曲が作れる便利ツールで、ガールズバンドがサクっと曲を作ってみた♪ スタジオリハーサル編

皆さんこんにちは、開発担当フジモトです。

第1回目のC-Deckを活用して「ラララ~♪」と鼻歌をのせてメロディーを作り、、、
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第2回目では、音楽コラボアプリ「nana」に録音を重ねてできた曲を、、、

いよいよ今回はスタジオに入りバンドで演奏する!
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・・・というところまで、ついにやってきました!!!

スタジオリハーサル

実際にスタジオに入り、すこしずつ曲を仕上げていく風景を紹介したいと思います。

1.リズム隊の練習とアレンジ

スタジオでは、ほとんどのバンドが曲を通して演奏し、それを繰り返して仕上げていくケースが多いと思います。今回も同様に演奏した結果、「もう少し部分部分詰めたいよね」という意見も出てきました。・・・そんな時に、有効なのがパートを絞った練習です。

リズム隊によって、パートごとに変化をつけられれば土台としては十分です。今回ユニークなパターンアレンジとしてはバスタムを使っているところですね。

2.リズム隊+エレキギター1

nanaへの録音では、アコースティックギターを入れたテイクにエレキギターを重ねましたが、スタジオではエレキギターを2本入れて、よりロックっぽさを出そうということになりました。弾き方はアコースティックギターとほぼ同じですが、エレキギターに代わるだけで印象が大きく変わります。

3.リズム隊+エレキギター2

今回のアレンジでは、もう1本のギターを入れてバンドサウンドが完成です。2本目のギターを入れる時には、1本目のギターとのアンサンブルが重要になりますので、できるだけコミュニケーションするようにしてください。
AメロとBメロは両方ともリズムを刻むようにしてサビの時にギター2がアルペジオにアレンジしています。

4.ヴォーカルを入れたバンド演奏

最後にヴォーカルを入れて完成です。その前に最終ミーティングを行い、イントロをギター2から入って、ヴォーカルとその他のパートが同時に入るというアレンジを採用しました。
これによりグッとバンドっぽくなったと思います。
一番大切なのは、むやみにアレンジをするのではなく、どのような曲に仕上げたいかを話し合うことです。

5.nanaバージョン

実はnanaで録音したパートと同じパターンでも演奏していますので、参考までにご紹介します。
順序は、アコースティックギターエレキギター>リズム隊と演奏に加わっていきます。
エレキギター2本のバージョンと比べていかがでしょうか?
アレンジは、良いほうを選ぶというよりは、どういう曲想にしたいかがポイントなのです。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?
曲を作り始めてから、結構駆け足でここまでたどり着いた感じですが、曲作りは経験を重ねることがとても大切です。
1曲に時間をかけて煮詰める方法もありますが、まずは曲作りを重ねていけば、レパートリーが増えるだけではなく、実は楽器の上達にも繋がるのです。

そして何よりも録音は重要です。録音は・・・

  • 緊張します。
  • 失敗をくり返します。
  • 集中します。
  • お腹が空きます。
  • 上手くいった時は、ホッと安堵します。

そして、後で何度も聴き返して喜びを噛みることができます。

知らず知らずのうちに上達に繋がるのは、録音が日ごろの練習よりも集中力を発揮しているからです。そして録音を経てライブで発表という流れを続けていけば、きっと素敵なバンドに成長していけると思います。

ぜひ、「いまのわメンバー」のように曲作りや録音にチャレンジしてみてください。

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