さて、このギター、みなさんご存知ですか?
CoolZ ZST-1R/GK 3TS
実はこのギター、普通のギターではありません。
それはこの部分。
通常のピックアップの下に、黒い物体が見えますよね。
これは、Rolandより発売されているGK専用ディバイデッド・ピックアップです。
このピックアップを使い何ができるかというと、ギター本体と様々な楽器の音色を収録した「音源」を繋ぐことで、キーボードタイプのシンセサイザーのようにギターの演奏で様々な音色を鳴らしたり、組み合わせたりすることができるんです。
ディバイデッド・ピックアップは、
みなさんがお持ちのギターやベースに取り付けることも可能なんですが、
- 「弦との距離の取り方がわからなく、取付けが上手く行かない」
- 「取り付けても外れてしまうことがある」
といった悩みもちらほら聞こえてきたり・・・
ちなみに、実際に取り付ける際の手順も以前島村楽器の公式ブログにUPしていますのでご参考にしてみてください。
そんなわけで最初からこのピックアップをくっつけちゃおうという企画から生み出されたのがこのギター。
じゃあ、このギターと「音源」を使って具体的にどんな事ができるのか・・・?
ギター1本でバンド演奏してみた。
ギター以外のいろんな音が出るのなら、ギター1本でバンド演奏ができるのでは・・・?
という思いつきから始まったこの企画。
そんなわけでこの方にご協力いただきました!
ギタリスト 土屋浩一さん
今回は、土屋浩一さんにこの企画にご協力いただき、演奏していただきます。
どのように行うかというと、
ギターシンセサイザーRoland GR-55 BKとGK端子に接続する専用ケーブルを用意。
GR-55の中に入っている音色を使用し、
バンドのパートを1パートずつ演奏し、撮影・録音していきます。
今回、土屋さんに演奏していただいた曲のパートは、全部で5パート。
エレキギター.Part
LP + STACKの音色を使用し、エレキギターパートを演奏。
こちらの音色はいわゆる歪み系の音色。
よく使われるようなエレキギターの音源ももちろん搭載しています。
この音色を使用し、エレキギターのパートを2パート分演奏します。
ベース.Part
Acoustic Bassの音色を使用し、エレキベースパートを演奏。
見た目はギターなのですが、ベースサウンドが出る違和感も、
この企画ならではの楽しみ方。
GR-55には、ドラム音色も搭載しているのですが、さすがに1曲ギターでドラムを演奏するのは難しいので、ドラムパートのみオケを用意しました。
※そこは目をつぶってください(笑)
そしてドラムのオケにあわせて、各パートごとに演奏していただきます。
撮影はカメラで行い、音はGR-55 → オーディオインターフェイス(Roland STUDIO-CAPTURE) → DAW(SONAR)で録音していきます。
後は、私のお仕事。
録音した音をMIXし、撮影した動画をコツコツ編集して・・・
そして出来上がった動画がこちら。
題して、「土屋浩一氏がギターシンセを使ってギター1本で1曲弾いてみた」です。
ご覧ください!
いかがでしたでしょうか?
土屋さん、かっこいいでしょ!
そして動画もかっこいい感じに仕上がったと自負しております(笑)
もちろん今までにはないギターソロも弾けます
さて、ここで土屋さんを帰してしまうのはもったいない!
CoolZ ZST-1R/GKとRoland GR-55 BKの組み合わせで、
次はギターソロを弾いていただきました。
ギタリストにとって、ギターソロといえば最大の見せ場!
歪み系のサウンドを使用するギタリストが多いと思いますが、
この組み合わせなら変わった音色でギターソロも演奏できます。
今回使用した音色はこちら。
Captain Nylon
こちらの音色は、いわゆるガットギター。
見た目はエレキギターですが、クラシックギターのようなやわらかい音色です。
GR-300 Ctl:+1oct
こちらの音色は、昔ながらのGR-300をモデリングした音色を使用。
ピッキング時に鍵盤シンセでは表現できない、
ギターならではの独特なアタック音が出ます。
当時のギタリスト達の心をわしづかみした音色ですね。
Metal Synth Lead
こちらの音色は、歪み系の音色にリード・シンセが加わったような音。
これは弾いていて気持ち良いですよ!
これらの音色を使用し、土屋さんにソロを弾いていただきました。
それではご覧ください!
普通のギターエフェクターでは出すことができない音色を出せる、
というのもこの商品の魅力ですね。
土屋浩一さんによる音色紹介
この企画を立ち上げた当初より、土屋さんにはギター(CoolZ ZST-1R/GK)とギターシンセ(Roland GR-55 BK)をお渡ししばらく使っていただきました。
今回、上記の動画で使用した音色以外に、土屋さんが個人的にお気に入りの音色をいくつか紹介していただきました。
いかがでしょう?
まだまだいろんな使い方ができる可能性を感じますよね。
まとめ
この企画いかがでしたでしょうか?
当初、けっこう無理難題を言ってしまったかな〜と内心思っておりましたが、
土屋さん、見事にかっこよく仕上げていただきました。
ご本人も楽しんでこの企画に挑んでいただけたようで、何よりです。
さて、この企画・・・まだ終わらないですよ。
次回は、あの超絶なギタリストが登場です!
今回使用した機材はこちらです。
島村楽器全店、または島村楽器オンラインストアでお求めいただけます。
ローランド GR-55
ギタリスト 土屋浩一氏
PROFILE
土屋 浩一(つちや こういち)
音楽専門学校在学中に小室哲哉率いるglobeのツアーにサポートギタリストとして参加したことにより、プロとしての活動をスタート。
音楽教室の講師を経てワーナーミュージック・ジャパンよりバンドでデビュー。
バンド脱退後はKAT-TUN、栄喜(ex.SIAM SHADE)等のツアーサポート、デモンストレーターとして国内外で活動を行う。
自身のユニットNo Know On(ノーノーノー)も2013年9月より活動開始。
土屋浩一氏のHP、ギター教室はこちら
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