みなさまドブリーデン!大変ご無沙汰しております。
島村楽器 弦楽器アドバイザーの糸山です。
今回は2013年秋に訪れましたチェコはプラハでの買い付けの様子をレポート致します。
プラハの空港にて、今回は、頼もしい助っ人アーティストと合流です。
今回プラハにおいて、私たちには、Martin Skampa(マルティン・シュカンパ)氏が、チェロ選びに同行してくれました。
Martin Skampa氏プロフィール
1962年プラハに生まれる。父親の手ほどきにより、10歳でチェロを始める。
サーシャ・ヴェーチトモフのもと、16歳でプラハ・アカデミー・オヴ・アーツに入学。1984年に名誉賞を得て卒業。
これまでにリサイタルおよび協奏曲のソリストとしてのコンサートで2000回以上演奏、それ以外のコンサート出演も300回を超える。また、ヨーロッパ21ヶ国、レバノン、香港のほか、日本では11回に及ぶコンサートツアーを行い、大変人気を得ている。
プラハ・ユース・オーケストラの指揮者であった母ヴラスタ・シュカンポヴァー女史とピアニストで教師でもあったアルフレッド・ホレチェック氏(彼とは50回以上のリサイタルで共演)の両氏はマルティンの芸術的成長に強い影響を与えた。
ISMEフェスティヴァル(ブリストル-1982年)、IDRIARTフェスティヴァル(プラハ-1987、1989年)、ユース・コングレス(ヘルシンキ- 1988年)などに招かれ演奏するほか、彼の音楽的芸術的業績は、数々のCDやラジオ放送でも好評を博している。
シュカンパ氏の素晴らしい演奏のもと、チェコの工房で買い付けた、プラハの新作チェロをさっそくご紹介したいと思います!
Miroslav Bures, Prague 2013
Model; D.Montanagna
ミロスラフ・ブレス氏は、製作家と副業でプロのサクソフォン奏者という顔も持つ、異色の製作家です。ドイツで修行を積んだのちにプラハ中心部にて自身のアトリエを構え、多くのプロフェッサーや演奏家に信頼されている製作家として親しまれています。
彼の製作するこのオリジナルチェロは、ドメニコ・モンタニャーナを再現させたコピー作品です。
見た目の外観が楽しめるだけでなく、奥深く豪快な鳴り、そしてどことなくセンチメンタルなボヘミアン・トーンをご堪能頂ける一品です。
素敵な新作チェロを入手できて、マイスターもご満悦の様子。
シュカンパと巡るプラハの旅は続きます!
それでは、また次回!!