こんにちは、バイヤー タナカです!
今回は最終回、GR55を使って「弾いてみました」編です。
とはいえ、私の本職はベースですので、
今回は島村楽器の開発担当のスタッフに弾いてもらいましょう!汗
ちなみに、今回撮影した動画の音色はすべてGR55であらかじめ用意されているもの(プリセット)を使用しました!
まずはモデリングでお手並み拝見
ストラトタイプのギターからレスポールタイプのギター特有の太く力強いギターの音が出ています。
RHYTHM05-3「LP+STACK」
また、こちらの動画のように通常のエフェクターと同様に使用することもできるんですね。
この動画では「ディレイ→ワウ→ディレイ+ワウ」の流れで変化させています。
LEAD08-3「CTL=DLY/EXP=WAH」
次にモデリング+シンセサイザーの組み合わせ
次にギターモデリングとシンセサイザーを組み合わせた音色を聴いてみましょう。
こちらの動画はアコースティックギターとオルガン、アコースティックギターとエレピを再現しています。
どうでしょうか。一弦一弦がクリアで、聴けば納得の再現力ですよね。
RHYTHM01-1「12st AG & Ch Org」
RHYTHM13-3「AG & Epf」
さて、第一回でも書かせていただきましたが、今回GR55の最大の特徴とも言えるのが、
「レイテンシー(音の遅れ)が大幅に改善されている」という点です。
こちらの動画を御覧ください。
LEAD03-1 「Legato Solo」
速弾きにも十分に対応できているのがお分かりになったと思います。
今回ギターを弾いた担当の話によると、
以前のギターシンセでは、ここまで早く弾いてしまうとシンセの音がついて来ず、トラッキングのつっかかりを気にしながら「ギターシンセを弾く」という感覚でフレーズを弾かなくてはいけなかったそうですが、
今回のGR-55はスムーズなトラッキングでつっかかりを気にせずに弾くことができ、「ギターを弾く」という感覚で自由度の高いフレーズのシンセの音を出すことが出来るのが、非常に気持ち良いということでした。
では、シンセサイザーのみも聴いてみましょう。
こちらもつっかかることなく綺麗に音が出ていますね。
RHYTHM14-2「Phaser E.pf」
素早いトラッキングの理由
実はここまでスムーズなトラッキングを可能にしているのは、
GR55による「レイテンシーの改善」以外にも理由があるんです。
それは、ヒストリーが「サークルフレッティングシステム」を搭載しているからなんですね。
サークルフレッティングシステムとは、
フレットを円弧状に打つことで、ナットから最終フレットまでの長さが全ての弦で同一になっている技術なんですが、
同一になっていることにより、より正確なピッチを得ることができるんです。
早いトラッキングのフレーズなどは、
普通のギターだと、GR55によるピッチと、ギター本来のピッチの音が混ざってしまい、トラッキングに微妙な誤差が生じてしまいます。
このサークルフレッティングシステムによって、速弾きをしてもスムーズに弾くことができるんですね。
まさにGR55にぴったりのギターということが言えると思います。
ヒストリーとヒストリー以外のギターの弾き比べについては、また別の機会に紹介したいと思います。
最後にこんなことも
このようにバックでグルーブを演奏することもできるんですよ!
OTHER27-7「Shanai+Rhythm」
いかがでしたか?
様々な形態の音楽が出てきている中で、
簡単にギターやベースの音色にプラスアルファすることのできる機材は大きな武器になると思います。
気になった方はぜひお近くの島村楽器で試してみてくださいね!
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