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ギターの音を自由自在!ローランドGR-55をさわってみました。第2回「GKピックアップ取り付け」編

こんにちは、バイヤー タナカです!
第2回目は「GKピックアップ取り付け編」です。
GR-55を使用する際に取り付けることになるGKピックアップですが、
今回は、実際に私が取り付けてみましたので、参考にしてみてくださいね。

第1回の記事はこちら!

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GKピックアップって?

「なぜGR55の記事なのに、ピックアップ?」
とお考えの方もいらっしゃると思いますので、
まずはGKピックアップについてお話したいと思います。


通常、一般的なエレキギターエレキベースなどに付いているピックアップは、1〜6(1〜4)のそれぞれのの振動をピックアップで拾い、まとめて出力しています。

それに比べて、GR-55が採用しているGKピックアップは、ディバイデッド・ピックアップと呼ばれる方法での音をそれぞれ独立して取り出しています。
音を独立して取り出していますので、ごとの情報を正確に出力することができ、ギターシンセサイザーや、モデリングなどで音を加工しても表現力豊かな演奏をすることができます。


このGKピックアップを取り付けることで(楽器に内蔵されているものもあります)、GR-55や前回紹介したGRシリーズ、V-Guitar・V-Bassシリーズは、最大限の能力を発揮することができるんですね。
なお、GKピックアップを使用しなければ、GR55は使用出来ませんのご注意ください!

では、取り付けていきましょう!

それでは、取り付けていきます。
取り付けるギターは島村楽器オリジナルのブランドである、Historyを使用します。


取り付けに使用するのは「GK-3」。ギター用のピックアップです。

こちらがピックアップ側の写真です。
通常のピックアップよりも細い印象ですね。
6個の独立したコイルが入っていますので、各の振動を拾うことができます。



まずピックアップの高さを調整します。
付属品の中にはテープや、スペーサーが付いていますので、ピックアップの高さを調整するのに使用してください。
ピックアップを取り付ける場所を決めたら、スペーサーを貼り、取り付けます。



次に、指板のカーブに合わせてネジを回して、高さを調整します。



ピックアップの高さは、一番高いフレットを抑えたときに1mmになるように調整します。これでぴったりですね。


このように少し分厚いスペーサーも入っていますので、様々なタイプのギターに取り付けることができます。

レスポールタイプのギターにも取り付けることができるよう、専用のパーツも用意されています。
レスポールタイプのギターだと、ブリッジとピックアップのあいだに
GKピックアップを設置するようになります。


取り付けが完了しました。思った以上に簡単に取り付けることができました。
ここまでの所要時間はだいたい20〜30分程度でしょうか。


最後にコントローラー部分をネジで止めます。固定するパーツの裏にはフェルト素材のようなものが付いていますので、
ギターを傷つけることなく取り付けができます。それでも不安な方は、何か薄い布のようなものを挟むとより安心かもしれませんね。


取り付けが完了しました。
コントローラーは、右からジャック、コネクタとありますが、右がギターのジャックにつなぐ部分。
左側の穴のたくさん空いているコネクタが、GR55につなぐ部分です。


こちらで、GKピックアップの音とギター本来の音を混ぜたり、ボリュームを調整したり、エフェクトを変えることができます。
足で踏まずに、手でエフェクトを変えられるのは便利ですね。


完成しました!GR55の性能はどのようなものなのか楽しみですね。 

では、次回は実際にGR55を使って、その音を確認してみましょう!

それでは、お楽しみに!

第3回の記事はこちら!

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Roland GR-55は島村楽器で販売しております!


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