1月11日(日)・12日(月)の2日間に渡って開催された島村楽器音楽コンクール本選会。
約1,000名の出場者の中から選ばれた36名が、この本選会の舞台に立ちました。今年はその舞台裏の様子も交えながらレポート致します!
本選会の会場は東京・紀尾井ホール
この紀尾井ホール。収容人数800名程の中規模ホールです。クラシック界では有名ですが、どんな会場なのかご存知ない方もいらっしゃるはず。
クラシックに特化して設計されたホールで、バンドで例えると「NHKホールでライブをやる」くらい、すごいところなんです。” 収容人数の規模は武道館に比べると少ないけれども有名アーティストによく使用される会場” と考えてみると…少しイメージが沸きませんか?
開演前の舞台裏をのぞき見!
12時半が開場時間ですが、出場者は朝から集合。開場までのリハーサルの時間で音の響き方や鍵盤の重み、足台や譜面台のセッティングなどを1人ずつチェック。リハーサル後はピアノの最終調整を実施し、来場者を迎えました。
拍手が鳴り響く中、出場者はステージに登場
コンクールの本選会は演奏会形式。出場者がステージに一歩出た瞬間から、大きな拍手が鳴り響きます。
本選会出場者の最年少はなんと5歳
小さな子どもから大人の方まで幅広い世代の出場者がいるコンクール。ピアノ部門の本選会最年少出場者はなんと5歳!
まだペダルや床に脚が届かない出場者は、ピアノ用の「足台」を使って演奏します。
舞台袖では緊張していても、ステージでは堂々たる演奏ぶり!
全員が演奏を終え、表彰式へ
ゲスト演奏による演奏も終え、緊張の審査結果発表と表彰式へ。出場者全員が金賞・銀賞・銅賞・入選のいずれかに入賞しました。
さらに最も優れた演奏者に贈られるのが「グランプリ」。該当者が出ない年もありますが、今年はピアノ 小学3・4年生部門に出場した水口莉里さんが、金賞とグランプリを受賞しました。
さらに島村楽器では、もうひとつの「賞」があります。
来場者の投票で決定する「聴衆賞」
来場者の皆さんに「心に残った演奏」をした方1名へ投票してもらい、決定するのがこの「聴衆賞」。
全員の演奏が終わったらスタッフが票回収に動き、表彰式が終わるまでの時間で集計までを完了させます。
聴衆賞の発表は表彰式後の舞台袖で。
受賞者名はロビーにも掲示され、その横で家族や友人、指導者と共に写真撮影をする様子も見られました。
来場者の声をご紹介
無事盛況で終えることができた第28回の音楽コンクール本選会。本選会出場者の声と、ご来場いただいた方の声をご紹介します。
出演者の声
- 40歳を過ぎて始めたフルートで紀尾井ホールに立てる日が来るとは夢にも思いませんでした。本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
- 本選会に向けた練習の中で、ひとつの作品でも演奏者によっていろいろな弾き方があることを知りました。
来場者の声
- 紀尾井ホールで演奏できることは、趣味で楽器演奏をする方や大人の方にとっても大きな夢を持てる素晴らしい機会だと思います。
- 夫婦で愛媛県から聴きにきました。レベルの高さに驚いています。
次回の開催概要の発表は4月1日から
4月1日(水)、第29回音楽コンクールの開催概要が発表されます。課題曲や開催日程についての詳細は、同日から全国の島村楽器各店で配布される「島村楽器 音楽コンクール 開催要項」をご覧ください。
エントリー期間は6月10日(水)から7月10日(水)までの一ヶ月間。皆様のエントリーを心よりお待ちしております!