こんにちはサカウエです。
今日はヤマハ株式会社さんの開発した、デジタル情報を音で伝送する「インフォサウンド」という技術をご紹介します。
音波による新しい情報伝送手段『INFOSOUND™(インフォサウンド)』
以前TVでも放映されていたようですので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
このシステムのユニークなところは電波ではなく「音」を使ってデジタル情報を送信するというところですね。
ただし「人間にはほとんど聞こえない」というところが特徴です。
「聞こえない音」というと「モスキートトーン」を思い出しますね。
年齢や個人差があるので一概には言えませんが、だいたい20 ~ 20000Hz(20KHz)が可聴範囲で、それ以外は聞こえないようです。
ワタクシ先日ちょっと試してみましたが、すでに17KHz以上がほとんど聞こえなくなってましたね(泣)まあしょうがないか。
インフォサウンドで何ができる?
さて詳しい原理は上記リリースを参照していただくとして、たとえばスピーカーに近づくだけでスマホでクーポンをゲットしたり、ショッピング・サイトにアクセスしてお買い物などができるわけですね。
利点としては
ということだそうです。
BGMに乗せてデジタルデータを伝送......ヤマハ インフォサウンド
このように、さまざまな可能性を秘めているインフォサウンドですが、その一例として先日、このインフォサウンド対応のキーボードがヤマハさんから発表されました。
iPadと連動してお気に入りの曲を楽しく演奏できるポータトーン『EZ-J220』
なんと「iPad」と連動してお気に入りの曲を楽しく演奏できる、光る鍵盤搭載モデル
ヤマハ 電子キーボード ポータトーン『EZ-J220』!
これお子様向けのキーボードですが、iPadの楽譜がパラパラ自動でめくれます、凄いです。
(iPadはモチロン別売りですよ)
さっそくヤマハ様にお借りして試してみました。その様子を御覧ください。
いかがでしょう?選曲はまあまあ・・・
こちら公式。
iPad用アプリケーションで自動譜めくりができる新機能を搭載 −1:42から
キーボードのスピーカーから「例の音」が出ていて、それをiPadが感知するんですね。
ペットのワンちゃんとかは気にならないのかな(大丈夫みたいです)
この技術、将来的にはシンセサイザーや電子ピアノにも応用されることは想像に難くないですね・・と思っていた矢先、ビッグなニュースが・・
スマートフォン向け新サービスの実現に向けてフジテレビとの業務提携に合意!
さてさてこのニュースに驚かれた方もいらっしゃると思います。
ヤマハさんとフジテレビさんが何をやろうとしているのかというと
- INFOSOUNDを活用したスマートフォン、タブレット端末向けアプリケーションの共同開発
- INFOSOUNDを活用したその他の新規サービスの共同開発と事業化の検討
ということです。
テレビにスマホかざしてショッピング、とかエンタメ番組の特別コンテンツとか、いろいろなことが考えられますね。
具体的にどんなサービスが展開されるのかはまだ明らかになっておりませんが、今後が非常に楽しみです。
それではまた。