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2011 買付旅行記その10 イタリアの楽器の秘密

こんにちは!川崎ルフロン店アドバイザーの石井です。「2011 買付旅行記」と題して、ヨーロッパでの買付けの模様や旅先での様子をお伝えしています。

バイオリンはよく、国によって音色が違うと言われます。いろいろな楽器に触れていると作り手の個性が楽器の音色に反映されていると思いますし、確かにイタリアの楽器もフランスの楽器もドイツの楽器も何となくそれぞれの傾向があるように感じます。

イタリアの楽器によく見られるあの伸びやかで開放的な感じは、この国・この町に来て「あー、こういうことか!」と何となく納得してしまいました。澄み切った青空と古きを大切にした石作りの町並み、平日もお昼からワインを飲んで陽気に過ごし、皆ゆったりと余裕を持って生活をしているようでした。(時間にルーズなのは少々困りますが・・・)

イタリアの楽器を知るにはまずその文化に触れていかなければ!ということで、この日はクレモネーゼ御用達のピッツェリア「パンドラ」にいって食文化に触れてみました。

 

(クレモナの名物ピッツェリア「パンドラ」)

パンドラはいつも満員御礼の繁盛店ですが、そのほとんどが地元の人。店の釜で焼きたての薄生地ピッツァを食べさせてくれます。

一見特大サイズに思われるかもしれませんが、これが普通サイズ。

 

(パンドラの薄生地ピッツァ)

とっても生地が薄いのと、案外さっぱりしているので、あっという間に平らげてしまいました。ボーノ!

パンドラも美味しいですが、イタリアのお店(イタリアン)はどこにいっても外れなし!といった感じ。パルマの製作家のスコラベッツァ&ザンレは口を揃えてイタリアの食が一番!と言っていましたが、その言い分もわかります。

皆さん、イタリアン(特にピッツァ)って何となくテンションあがりませんか?美味しいイタリアンを食べて人生を陽気に生きているイタリア人が楽器を作るからこそ、あの艶のある伸びやかなイタリアの楽器の音色が生まれるのだろうなと思いながら2枚目のピッツァを平らげました。

2011 買付旅行記その11に続く・・・

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