島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

2017年秋 弦楽器ヨーロッパ買付レポート Part4

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皆様こんにちは!シマムラストリングス秋葉原の前田です。

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ヴァイオリンの町、ここクレモナはディスプレイもセンス抜群!


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買付け2日目のスタートは、「Violin, Viola and Cello Exhibit」製作家合同展示会へ。
会場へ一番乗りの我々を迎えてくださったのはFillippo Fasser(フィリッポ・ファッサー)氏。


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彼、本当に優しいのです!!楽器も同様、包み込まれるような安定した重厚感のある音色が印象的です。

ファッサー氏につきましては、過去買付ブログをご覧ください!
blog.shimamura.co.jp
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さてさて、続いて、我々はオーダーしていたベルガモを拠点に活動する製作家Bruno Costardi(ブルーノ・コスタルディ)氏のヴァイオリンをチェック。残念ながらご本人不在でしたが、彼のアシスタントさんがサポートしてくださいました!Grazie!


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マイスターもチェック
音の芯がしっかりできており、弾いているととても安心感があります!(低音も上品な響き!)


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我々、このストラドモデルを即決!文句なしです!


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また、この会場では新たな製作家と出会え、次回も試奏させていただくお約束が出来ました♪


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続いて2件目の工房、我々はEdgar Russ(エドガー・ルス)氏のもとへ急ぎます。

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彼の工房はとっても賑やか‼マエストロ:ルス氏がとっても元気なのです(笑)
Edgar Russ Profile
ルス氏は1966年オーストリア生まれ。17歳からクレモナに移り住み大成功したマエストロ。彼はイタリアでの研鑽にとどまらず、アメリカのスーパー新作ヴァイオリン:カーテン&アルフでも修行をした経歴をお持ちます。


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この度は、工房製ヴァイオリンを3本、チェロを2本選定するために訪問しましたが、まだヴァイオリンは完成しておらず、、、しっかり木目・質...などなど吟味して選びました。


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奥には広い試奏スペースが♪


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また、我々はチェロが弾けず(音はだせますが。。。)、チェロの選定タイムで頭を抱えていると、「隣にプロのチェリスト来てるよ!弾いてもらって決めたらどう?」なーんて、さらっと仰るマエストロ:ルス氏。


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それって悪いんじゃないかなぁ~なんて言う間もなく、次の瞬間チェロの良い音色が(笑)
はじめは、扉の裏に隠れて音を比較していたものの、いつしか皆で彼を囲み、意見を述べ合う環境を自然と作りだしてしまうマエストロ、さすが!!


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彼の名演奏により、無事、クリアな力強い音色のチェロ選定が終わりましたー!Grazie!


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自身の香水をプロデュースしているオシャレなルス氏の小物選び、とってもセンス良き!

それでは、Ciao!

今回イタリアで買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

2017年秋 楽器ヨーロッパ買付レポート その他の記事はこちら









2017年秋 弦楽器ヨーロッパ買付レポート Part3

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こんにちは!シマムラストリングス秋葉原の前田です。

買付初日の最後は、特別な材料を使用し、ふくよかな鳴り、柔らかくそしてパワフルな音色が魅力のAndrea Schudtz(アンドレア・シュッツ)氏の工房へ。後日行われた楽器の祭典:Mondomusica(モンドムジカ)でも、たくさんの方が彼のブースで試奏していました!

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Andrea Schultz Profile
1973年ロシア出身。ヴァイオリン製作の聖地イタリアへ家族で移住し、15歳でクレモナ国立ヴァイオリン製作学校へ入学し製作を学ぶ。彼の父「パヴェル・シュッツ」もモスクワのボリジョイ劇場オーケストラへ多数の楽器を製作した有名なマエストロであった。スコラーリ、コニアなど著名な製作家に師事した後、独立。現在はクレモナ市内に工房を構え、意欲的に製作を行っている。


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今回は彼の妹であるMaria Schudtz(マリア・シュッツ)氏のヴァイオリンを選定予定です。
彼女の作品は、高音もぶれることなく、まっすぐに響き、包み込むような音色が大変人気でございます。本日はお子様の学校の送迎ということで不在でした。。残念。。


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今回はストラド1715年モデルを2本選びました!どちらも弾き続けることによって響きや鳴りが変わってきましたが、特徴としましては

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音の輪郭がはっきりしており、とても歯切れの良い音!

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まろやかで素直、そして甘い音色!

彼女の楽器、弾いていてとても気持ちがいいです。
楽しい曲は、「明るい音」。しっとりとした曲は「切ない音」。と自身の気持ちと楽器が寄り添い、感情を音であらわせられます。


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毎回好評のMaria Schudtz氏のヴァイオリン、是非お試しください!!


最後に、元気の源=ジェラートを。
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Emilia CREMERIA
とってもオススメです。クレモナへ訪れる際は是非皆様も♪(パルマにも店舗あり)

買付初日のミッションを終えて

昨夜もフライトで疲れた我々を癒してくださったタディオリ氏が、今夜はご自宅へ招待頂きました。

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Maurizio Tadioli
イタリアを代表するアンティーク風楽器製作のエキスパートとして、クレモナで活躍するタディーリ。彼の作品は、カナダ出身の世界的バイオリニスト:Yi-Jia Susanne Hou(イージャ・スザンヌ・ホウ)氏をはじめ、世界各地の数多くのソリストから依頼を受け楽器を提供しております。また、Tadioli氏の作品はライバルである同業者からも一目を置かれ、いま正に『Maestroが選ぶMaestro』として、その名が知られております。超一流プレイヤーからも、一流の製作家からも羨望の眼差しを集める彼の作品は世界的に入手困難。島村楽器はタディオリ氏の日本正規特約店です。Maurizio Tadioli使用演奏家: Matteo Fedeli (マテオ・フェデッリ), Yi-Jia Susanne Hou (イージャ・スザンヌ・ホウ), Jenny Scheinman, Harry Skura ... ほか。


ディナー前に明日、お客様へ納品予定のデコレーションチェロ(Andrea Amati-CharlesⅨ-The King)を特別に見せて頂きました♪

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着色方法のこだわりやモデルの背景など、ディナーの準備が整ったと奥様が呼びに来られてもノンストップでたくさん説明いただきました!(笑)


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買付ブログで皆様お馴染みの、私の上司でもある糸山が「奥様の手料理はどこのレストランにも負けないよ!」と言われていた通り、リゾットとっても美味でしたぁ~。


それでは、Ciao!

今回イタリアで買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

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2017年秋 弦楽器ヨーロッパ買付レポート Part2

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こんにちは、シマムラストリングス秋葉原の前田です!
本日は水曜日!ホテルの前からずら~~っとマーケットが続き、とても賑やかなクレモナの朝!時差ボケであろうと、美味しそうなチーズやサラミは必ずチェック!


さて、楽器ヨーロッパ買付レポート クレモナ Part1に続きまして、我々は先日可愛いお子さんが誕生したばかりのスーパーハッピーな製作家、Jens Gosta Johansson(イェンス・ゴスタ・ヨハンソン)氏のもとへ。

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大の日本食好きの彼へ、和菓子をプレゼント♪
Jens Gosta Johansson Profile
1973年スウェーデン生まれ。ギター製作、家具製作を代々行ってきた家系に生まれた。クレモナに移住して製作家として活動するかたわら、古い名器の修復経験を自身の新作楽器に生かしている。2016年 サンタ・チェチーリア国際ヴァイオリンコンペティション(Santa Cecilia International Violin Competiton) アンティーク・ヴァイオリン製作部門 第1位。


昨秋の入荷後すぐの販売となってから、念願であった芸術的な美しさを持つヴァイオリンに再会出来ました。
透き通るような青い瞳を持つ彼は、こんなに素敵な味のあるヴァイオリンを製作します!

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ガルネリのYsaye(イザイ)モデル
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ガルネリのYsaye(イザイ)モデル
裏板は2枚板でしっかりと接着され、そこからひっかくように削り、各方向からの見え方にも工夫をこなしています。(写真だと分かりずらいですね。。)
光の当たり方で表情が変わる、芸術品としても傑作なヴァイオリンです!


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あと10日程で完成予定のため、我々は試奏出来る状態ではありませんでしたが、コンコンと表板を軽くたたくだけで素直なレスポンス、そしてバイブレーション。出来上がりがとっても楽しみです!


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また、この度より製作証明書を新たなデザインにしたヨハンソン氏。見た目も素敵なのですが、中身も最先端な〇〇〇。(まだ製作途中のためお楽しみに!)


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選定が無事に終わり、ピグメント(着色の仕方)やニスの仕上げなど、またまた質問攻めのマイスター。


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そうです、私たちの買付楽器のポイントは、試奏をして良い音だなぁ~。で、終わりではなく、「しっかりと製作家のこだわりを見抜き、その製作家の熱いパッションをお客様へ確実にお伝えすること」です!


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11月10日(金)よりスタート致します第23回楽器フェスタ第一会場:シマムラストリングス秋葉原にて展示予定でございます。是非お手に取ってお試しくださいませ!


それでは、最後に本日のランチを。
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それでは、Ciao!

今回イタリアで買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
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2017年秋 弦楽器ヨーロッパ買付レポート Part1

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みなさま、はじめまして、シマムラストリングス秋葉原の前田と申します!
2017年秋は、当社楽器マイスター:茂木とともに、ヴァイオリンの歴史がたくさんつまったイタリア・クレモナより楽器買い付けブログをお届け致します。

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初日に向かいました先は、3週間前に引っ越してきたばかりだという、クレモナ大聖堂から徒歩6分程のAlessandro Camilletti(アレッサンドロ・カミレッティ)氏の工房。

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Alessandro Camilletti Profile
1979年イタリア:マルケ州、アドリア海沿岸に位置するアンコーナ近くの村、Castelfidardo出身。幼いころから音楽に接していたことがきっかけで、楽器製作の道を志す。2006年クレモナ・ヴァイオリン製作学校を卒業。その後、いくつかの複数のマエストロのもとで研鑽を積み、伝統的なクレモナーゼ様式を踏襲したスタイルを確立。


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近況報告も終え、さっそく宝石のような「ツヤツヤ」のバイオリンを持ってきてくださいました~
お持ちいただいたのは、ストラドのViotti(ヴィオッティ)モデル!


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さぁ、もう弾きだしたら止まらない。。。


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なかなか弾き止まぬ私たちをじっと待ってくださるカミレッティ氏。
彼のヴァイオリンは、音が単純に大きくふくよかに鳴るだけの楽器ではなく、しっかりと芯のある明るい音色がします。彼の美しいバーニッシュ・サウンドに、各方面から称賛が集まっていることを改めて実感致しました!

こちら、もちろん購入しましたので、皆様是非入荷後お試しください!

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無事選定を終え、カミレッティ氏の材料のこだわりについて、どんどん質問していくマイスター。


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最後には、魂柱に使用するオススメの木材メーカーをご紹介頂きました!


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次回は、製作予定である「アンティークフィニッシュ」ヴァイオリンを見せて頂けるとのこと!今からわくわくな気持ちでいっぱいです。

買付初日を元気に迎えられたのは・・・

買付け前日に、ミラノ・マルペンサ空港へマエストロ:タディオリ氏、そして奥様が迎えに来てくださいました。(マイスターはフランスより移動)
私は初めてのイタリアということもあり、長時間のフライトはドキドキ(緊張)で一睡も出来ませんでしたが、いつも温かく私たちに接してくださるタディオリ夫妻の姿が視界に入るとほっ・・・と心が一瞬で温かくなりました♪
SUPER GRAZIE!

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(本当にピッコロサイズ?)
それでは、Ciao!

今回イタリアで買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

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ルシアー駒木のギターよもやま話 その71「仙台にも店頭リペアブースが!」

皆さまこんにちは!

最近ペデストリアンデッキにはまっている、

ルシアー駒木です。

「ペデストリアンデッキ」って何のことか分かりますか?(笑)

ペデストリアンデッキ(英語: pedestrian deck)は、広場と横断歩道橋の両機能を併せ持ち、建物と接続して建設された、歩行者の通行専用の高架建築物。略称はペデ、ペデデッキ。
道路の付属物である横断歩道橋とは区別される。

ペデストリアンデッキ - Wikipedia

さて、本日は東北地方の皆さまへ朗報です!
過去にも新規開設の都度ご紹介して参りました、「店頭リペアブース」ですが、ついに東北初のリペアブースが誕生しました!


やってきましたのは、仙台駅!

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仙台駅


仙台駅から地上に下りることなくペデストリアンデッキ(ここで登場 笑)で建物に直結しています。

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仙台駅ペデストリアンデッキ


1分程歩くとすぐに見えてきました、仙台イービーンズ!

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仙台イービーンズ


島村楽器は4Fです。エスカレーターを上がると、すぐお店の入口があります。

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島村楽器仙台イービーンズ店 入口


右側から店内奥にかけてはデジタルのコーナーやサロン、スタジオ。

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仙台イービーンズ店


左側がギターやベースですね。

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仙台イービーンズ店 ギター・ベースコーナー


そしてその奥に見えてくるのが、リペアブース!

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仙台イービーンズ店 リペアブース



いい雰囲気ですね!

常駐しておりますのは、遠藤です!

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仙台イービーンズ店 リペア担当 遠藤

実はこの遠藤、なかなかのキャリアを持っております。

出身は宮城県。地元愛強し。

学校で専門的な勉強した後、ギターの工場に就職。そこで製造に携わる事2年。

更にその後木工を中心とした工場へ。そこでは何と1人でギター部門を担当する事5年。

製造の現場で、木工や検品・セットアップ、ギターケーブルの作成までこなしてきた、まさに「現場叩き上げ」。しっかり経験を積んだところで、満を持して地元に帰って来ました。

ギターの技術はピアノ調律の様に国家資格ではありませんし、管楽器技術の様な「グレード」などもありません。目に見える技術の物差しが何もない訳です。
だからこそ自由な発想で新しい技術がどんどん生まれてきたと言えますが、同時に『自己流だったり腕がイマイチな状態だったりしても誰でも独立開業できてしまう』側面もあります。
実務現場経験がないままに独立してまうと「自分の技術力が業界内で客観的にどのレベルなのか気が付けない」「自分自身で出来ているのかどうかの判断が出来ない」為に、本人に悪気無く酷い仕上がりの修理品を納品してしまう工房も出てきます。
これは悪意があって仕上がりの悪いものを出すよりも実は根が深い問題です。

そんな中、経験を製造の現場でしっかり積み上げてきた技術者が店頭に立てる店舗は希少。下地のある技術というのは信頼できますよね。
技術のベースが「修理」ではなく「製作」。これは心強い。

現場上がりなのでシャイで口下手(笑)ですが、そこも彼の魅力です。

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仙台イービーンズ店 リペア担当 遠藤

写真を撮る時にこんな↑マニアックな工具を持つあたりが現場出身者(笑)、、え?何の道具かですか?? それは是非店頭で本人に聞いてみて下さい!!

仙台地区は勿論、東北の皆さまのお力になれる事間違いなし!

まずは気軽に遊びにいらしてくださいね!!

ルシアー駒木でした!

その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!


島村楽器のリペア情報はこちら!

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