島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

ルシアー駒木のギターよもやま話 その54「日本に届きました! その2」

みなさんこんにちは!

暑くなっちゃいましたねえ

シャツがヒンヤリするスプレーを全身に振り撒いたら、大変な事態になった

ルシアー駒木です

さて、問い合わせ殺到の前回ブログ。

今回はお待ちかねその続編となります。

早速ですが、後半編は、楽しみにしていらした方も多いはずのこのギター達からいきましょう!!

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JIMMY WALLACE GUITARS !!!

私のブログをご覧になっている方には、もはや説明不要ですね(^O^)

前回買付時に入手した本体は、当然の大好評。

今回は買付に行く少し前からJIMMYにお願いして、本数を揃えさせてもらいました。

まず最初はTLタイプが3本!

まずはシースルーホワイトに、いつものジミーよりも軽めのレリック仕上げを施した1本。
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そしてブロンドカラーにジミーらしいレリックの2本目!
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3本目はジミーとしては希少なホロー!
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ヒャー!カッコいい!!!
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STタイプは2本あります。まずは3TSカラーのこれ!
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それにしても、ジミーのレリック加工はいつも見事です。
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次はキャンディレッド!
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そして今回の買付目玉の1本、テレバード!!!
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なんとチェンバードになっており、抜群に軽く、木材が鳴ります。
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ジミー最後の1本は、世界に1本しかないこのギター!
ダラスギターショー用に作られた、オリジナルのファイヤーバード!!!
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これはカッコいい!!!

ロッドカバーのブランドロゴ、ピックガードのギターショーロゴは、落とし込み加工されています。
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ジミーのギターは都度作ってもらっていますので、同じものは存在しません。全てが1本限りですよ~!早い者勝ち!!!


ジミーの次はBANNING!!
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以前買い付けたバニングもとても良かったですが、今回のも凄い!
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そもそもですが、造りがどうかとか仕上げがどうとかの前に、このセンス、日本人ではなかなか生まれてこないですよね~
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McNelly sparkeleTronピックアップのサウンドも、このギターにベストマッチ!!


つぎはフェンダー系に行ってみましょう。

カスタムショップ2001年製、56テレのクローゼットクラシック
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いい風合い出ています(^^)


そして、こちらの1本は、探していた方も多いはず。

カスタムショップが設立されたのは87年。このギターは88年製。ですので、正に「カスタムショップ最初期」のギター!しかもかなり好コンディション!!
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この↓カスタムショップロゴが欲しい!って人、早い者勝ち!
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次はこれ!

2006年製 カスタムショップ69ストラト
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ラージヘッドにゴールドパーツ!これがたまらないって人、いますよねえ~
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まだまだいきますよ!

2000年製カスタムショップ56ストラト!
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ネック、すげえなこれ
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お次は、2006年製 カスタムショップ61ストラト!
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ハードレリックが好みでないという貴方!いかがですか?


そしてそして、今回のフェンダー系目玉でもあります、
GILMOUR STRAT !!!

なんと2本も入手できました!

1本目はこちら!割と新しい2016年製!
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勿論、付属品も揃っています(^^)
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2本目はレリック(本人所有個体の再現)仕様!
2008年製です。
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勿論この個体も付属品はバッチリ!
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ギルモアはなかなか買付でも見つからないのですが、入手出来た時には毎回アッという間に売れてしまいます。ご連絡はお早めに!!



そして、次はこちら、

1997年カスタムショップ58ストラト!

PGが交換されていますが、アーティストのサインが入ったオリジナルのPGが付属します。
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これ、ネックの杢がかなり綺麗。
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いかがですか??


次は今回あまり本数入手できなかった、GIBSONのレスポール!

1979年製 カスタムです!
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70年代末期に採用されていたメイプルネック。これでないと出せないサスティーンがあります。素晴らしい!

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指板のエボニーも、今はこんな真っ黒のエボニー、手にはらなくなっちゃいましたよね~

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本物ビンテージのLPカスタム!いかがでしょう!!

さて、まだまだあるのですが、皆さん読むの疲れましたよね(笑)

という事で今回はここまで。

最後にこれだけ紹介して後は次回に回しましょう。



導入してまだそう長い期間経っていませんし、「島村楽器で」というよりも「駒木のイベントで」「駒木の弟子達店頭リペアマンがいるところで」しかほぼ入手出来ない状況であったにも関わらず、大好評を頂いております、JIMMYWALLACEのピックアップ

折角の大好評、これはルシ駒仕様のピックアップ開発してしまうしかない!と考えました。

そして、実は1年ほど前からJIMMYに相談し、オリジナルピックアップの製作に着手していたのです。

ついに今回それを入荷!勿論世界初です。
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おなじみ60’sのようでいて、、、


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燦然と輝く「HOT」の文字!!!

その名も

JIMMYWALLACE  60′s CUSTOM HOT !!

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丁寧な梱包をあけると、

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これまでのJIMMYピックアップとは線材の色が違います。そしてHOTモデルという事もあり、いつものJIMMYレリックをあえて行わず。

何と、世界初生産の今回の個数、僅か5セット!!!

しかも、すでに私とイベントでお目にかかった事のあるお客様からご連絡頂き、すでに2セット売約!!

残りなんと3セットしかありません!!!!


急げ急げ~


ルシアー駒木でした!
次回も続きます!

その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!


島村楽器のリペア情報はこちら!

2016年春弦楽器ヨーロッパ買付レポート イタリア・クレモナ編

皆様こんにちは!シマムラストリングス秋葉原 楽器マイスターの茂木と申します。
この春、みなとみらい店楽器アドバイザーの石井、秋葉原店リペアマン鍵主と3人で、皆様にご紹介する楽器を買い付けて参りました。今回は、プラハ、パリ、ブリュッセル、フランクフルト、そしてクレモナと各所を訪れ、たくさんの楽器・弓・人と出会うことが出来ましたので、報告させていただきます!
今回買い付けてきた楽器は、4月29日から秋葉原店を皮切りに全国をまわる楽器フェスタにてご紹介させていただきますので、どうぞご覧ください。


ドイツ=フランクフルトに移動した石井と鍵主と分かれて。ここからは茂木が単独で楽器のメッカであるイタリアのクレモナに移動しました。今回は特別オーダーしていた現代巨匠の特別な楽器を引き取りに来ました。

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今回のフェスタの目玉のひとつである製作家バレリオ・フェロンの工房です。クレモナの中心部にある教会広場の側に面しており、道行く人も思わず見とれる素晴らしい楽器をコツコツ製作している職人さんです。

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この楽器1年前にオーダーしてあったのですが、そのあまりの出来栄えに仕事を忘れて見入ってしまいました、、、!木工技術はミケランジェロの彫刻のような生命力をもち、ニスの質感はレオナルドダヴィンチの絵のような透明感と深みを感じます。

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こちらがフェロンの最新作「ガルネリデルジェス1742年、カノンモデル」、、18世紀の名工ガルネリデルジェスが製作し、19世紀の名バイオリニストのパガニーニが愛用した名器の復刻モデルになります。現在本物が北イタリアのジェノバに保管展示してあるので、フェロンは幾度となく通ってリサーチを繰り返したそうです、、。

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なにより圧倒されたのがこの楽器の音色と鳴りです、柔らかく良く通る音、弓の毛の儀妙な圧力変化にも瞬時に反応して音色を変えるレスポンスの良さ、どこまでも上質な音色、古い楽器の良さを存分に味わえる新世代の名器でした。試奏後の私の笑顔がこの楽器の満足度の高さを物語っていますね!横で微笑んでいるのがマエストロ・フェロンです(なかなかのイケメン)。

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最後にフェロンの素敵な奥様と記念撮影パチリ!プロカメラマンとして活躍しながら、フェロン工房のHP、宣伝広報に非凡な才能を発揮しています。

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緊張する買付けが終了すると一気にお腹が減ってきましたので、まずはイタリアらしくがっつり食べましょう!特大のマルガレータピッツァ、大きいですが生地が薄くてパリパリであっという間に平らげました~ごちそうさま!

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腹ごしらえも済んで次に訪れたのは、私の友人でもある製作家ヨハンソンです。スエーデン出身ですがクレモナに数十年前から工房を構え、本物のストラド、ガルネリなどの名器の修復とそれらの復刻モデルをじっくりと製作しています。大の親日家で私も以前から製作家として交流していました、今回郊外にある静かな自宅工房に特別注文のバイオリンを見に行きました。

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1年前に彼にオーダーしたバイオリンは「1740年にガルネリデルジェスが製作イザイモデル」、往年の名バイオリニスト・イザイが愛用した名器を元に製作してもらいました。このデルジェスはサイズが手ごろで、アッパーバウツのカーブがなだらかで弾き易いのが当社でも人気です。

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実はこのときまだ表板のバスバーを接着途中の段階でしたが、逆に技術的に仕上げ、音色などを更に細かい注文し、ディスカッションして決めることが出来

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ネックもほぼ完成間近ですね!ヨハンソンの楽器は以前に何度も見て試奏しているのでそのクオリティの高さには絶対の信頼がありましたが、今回は私から細かい点まで注文を出してあり、完成度の高さを確認するのが待ち遠しくてたまりません!

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1ヶ月後にシマムラストリングス秋葉原に到着したヨハンソンのイザイモデルです、、どうですこの素晴らしい出来栄え、裏板の杢とニスの出来栄えを見ていただくために裏板を掲載させていただきました。この楽器も梱包を開封して、我をさすれて思わず見入ってしまいました!さらに試奏して思わず唸ってしまいました、、オールド名器のエッセンスがいっぱい詰まったヨハンソンのイザイモデルはまさに現代の名器に値します。

クレモナ編の次回はタディオーリ工房訪問を中心にご紹介しますのでご期待下さい。
つづく、、、

選び抜かれた楽器が一堂に会する祭典「第20回 楽器フェスタ」10店舗で開催!

テーマは「Paganini & his Guarineri “ Canone “ パガニーニのカノンガルネリ」

19世紀最大のバイオリニスト、パガニーニが愛用したバイオリンがガルネリでした。その強烈な個性でついたあだ名が「カノン砲(大砲の意味)」。今回そのガルネリモデルを、現代イタリアの名工が見事に再現した名品をご紹介します。同時に現地で選りすぐった様々な個性のモダン~新作の楽器と弓もご用意して、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2016年春 楽器ヨーロッパ買付レポート その他の記事はこちら








2016年春弦楽器ヨーロッパ買付レポート フランクフルト編

皆様こんにちは!島村楽器みなとみらい店 楽器アドバイザーの石井と申します。この春、弊社マイスター茂木顕、島村楽器シマムラストリングス秋葉原 リペアマン鍵主有三と3人で、皆様にご紹介する楽器を買い付けて参りました。今回は、プラハ、パリ、ブリュッセル、フランクフルト、そしてクレモナと各所を訪れ、たくさんの楽器・弓・人と出会うことが出来ましたので、報告させていただきます!
今回買い付けてきた楽器は、4月29日から秋葉原店を皮切りに全国をまわる楽器フェスタにてご紹介させていただきますので、どうぞご覧ください。


マイスターと別れ、リペアマン鍵主と筆者の2人で一路ドイツ=フランクフルトに向かいました。ここには、買付当初からお世話になっているマイスター、ベンジャミンシュローダー氏がおり、良質なモダンジャーマンを中心に買付ております。
この日は朝一で工房を訪れました。
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我々にとってはファイナルミッションになるのですが、早めに決めてフランクフルト観光も出来たらいいね、なんてよこしまな考えを持ちながら、買付がスタート。
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ここでも、壁一面にずらりと並んだ楽器たちを見て、そんな余裕は微塵もないことを悟りました。ここと、別室にも用意してくれていたので、かなりの量です。
いつも通り、 まずは 試奏と検品。互いに逆から順にチェックしていきます。
気になったものにお互い印をつけて、2人とも良いと思うものを、さらに細かく中身を見ていくことにしました。
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ここでも18世紀の古い楽器が幾つかありました。弾いてみた感じで、いくつか、これは!というものがありましたが、中を見てみるとやはり修理跡が多いもの。1箇所、2箇所ならとも思い、入念にチェックしますが、ポストクラックやネックの差込口付近に怪しいあとがあったり、局所的に板厚が薄く、今後のネック落ちの原因になり得るなどの理由で、なかなか購入が出来ません。オールド選びは本当に難しい。。

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チェロも弾いてみたりしました。こちらも価格と品質の折り合いがなかなか難しい。最近は良質なモダンのチェロが本当に少ないと感じました。それなりに値段を出していかなければ、良い物は手に入らない。
思うように買えないジレンマに苛立ちを覚え始めたので、一息つけるため昼食に。


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疲れたときは中華に限りますね。そば飯的なものを二人とも食しました。酸味のあるスープが疲れを癒してくれます。
再び戻って、再度選定。耳をリセットして、もう一度候補楽器を一から試奏していきました。

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今度は楽器の状態が良いもので、音色的に希望とする音は作れないのか、という観点から、楽器を見ていきました。こういう音が作れるならおススメ出来る!というイメージを私が伝え、それを鍵主がその場で調整。それを繰り返していくうちに、状態が良くて音色も納得の楽器をついに選ぶことが出来ました。

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モダンジャーマンの美しい楽器をゲットしました!


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プレッチナーの1935年製の弓も購入。オールド弓は音色がやっぱり良いですね。

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やっと全部見終えて、購入を決めることが出来たときには、すでに夕方。やっぱり一日仕事になってしまいました。お付き合いいただいたシュローダー夫妻に感謝!(何杯コーヒーいただいたかわかりません)
工房も始めて見させてもらいましたが、静かでとてもきれいに整頓された工房でした!

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マイスター茂木から、ドイツ飯といえばシュニッツェルを食べないと、ということで最後はシュニッツェルを二人して食べに行きました。ボリューム満点で、このストレートな感じの味も筆者的にはお気に入り。そしてやはりパンがうまい。日本でもこういうパンを気軽に食べれたら良いですね。

ということで、ドイツの買付も無事に終了し、筆者と鍵主は帰国することになりました。ここからはマイスター茂木にバトンを渡します。イタリアでの名器との出会いをご紹介していきます。

つづく・・・

選び抜かれた楽器が一堂に会する祭典「第20回 楽器フェスタ」10店舗で開催!

テーマは「Paganini & his Guarineri “ Canone “ パガニーニのカノンガルネリ」

19世紀最大のバイオリニスト、パガニーニが愛用したバイオリンがガルネリでした。その強烈な個性でついたあだ名が「カノン砲(大砲の意味)」。今回そのガルネリモデルを、現代イタリアの名工が見事に再現した名品をご紹介します。同時に現地で選りすぐった様々な個性のモダン~新作の楽器と弓もご用意して、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2016年春 楽器ヨーロッパ買付レポート その他の記事はこちら








ルシアー駒木のギターよもやま話 その53「日本に届きました!」

みなさまこんにちは!

暑くなってきましたねえ。今年は過去最高に暑い夏になるんだそうですよ。

シャツをヒンヤリさせるスプレーマニアでもある、ルシアー駒木です

あれ、各社で全然冷え方が違うんですよ~


「ルシ駒さんまだ実物見られないんですか!?」と一体何人の方に言われたでしょう。

ん?何の話?って人もいますよね(笑)

分かる人は待ってました!って感じかな(^^)

本当にお待たせいたしました

ついに「その51」で買い付けてきたギターが日本に入国!!

全てのギターを検査&セットアップしてまいりました。

その様子とともに、どんな楽器が入ってきたのか、たっぷり2話に分けて見て頂こうではありませんか!

最近ルシ駒買付品は、ブログに掲載された段階ですぐご連絡を頂き、あっという間に売れてしまうものも多数。早い者勝ちの要素も出てきてしまいました。
このブログを見て気になる楽器があった方はすぐにご連絡下さいね!お近くの島村楽器でスタッフに声をかけて頂いても大丈夫!全て1本限り!!



こちらは千葉県の海に面したとある倉庫。皆さんをお待たせした楽器たちはこちらに届いているはずです。

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Mrカンノが開梱しているうちに、私は検品の準備を進めます。

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あ、そうそう、前回の買付調整ブログを書いた時に、どんな工具を使っているのか、もっと見たい、という声を頂きました。せっかくですので、今回もルシ駒が重視しているものを一つ紹介しましょう。

それは、チューナー



チューナーは色々な種類がありますよね。ルシ駒も仕事の内容ごとに、視認性を優先したり、コンパクトさを優先したり、クリップチューナーを使ったり、アナログ針が良い場面・LEDが良い場面、など、様々な使い分けをします。

そんな中、今回のような検品やセットアップにはこれを使います。

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技術者定番のPeterson社ストロボチューナーです。とにかく精度の面で信頼性の高いPeterson。私も数機種数台所有しているブランドですが、その中でも検品ではこのモデルを使います。このモデルは充電式なので、電源が取れるかどうか行ってみるまで分からないような現場でも安心なんです。

え?

もういいからギターを早く見せろって?

分かってますって

では、おまちかね、いよいよ今回の入荷楽器を、ご覧頂きましょう!!

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2016年春弦楽器ヨーロッパ買付レポート パリ編最終日

皆様こんにちは!島村楽器みなとみらい店 楽器アドバイザーの石井と申します。この春、弊社マイスター茂木顕、島村楽器シマムラストリングス秋葉原 リペアマン鍵主有三と3人で、皆様にご紹介する楽器を買い付けて参りました。今回は、プラハ、パリ、ブリュッセル、フランクフルト、そしてクレモナと各所を訪れ、たくさんの楽器・弓・人と出会うことが出来ましたので、報告させていただきます!
今回買い付けてきた楽器は、4月29日から秋葉原店を皮切りに全国をまわる楽器フェスタにてご紹介させていただきますので、どうぞご覧ください。


ベルギーで、素敵な楽器と弓、そしてデザートとの出会いを果たすことが出来、興奮冷めやらぬ中、パリでの買い付けに戻ります。この日は、ローマ通りのなじみの店に買い付け。

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