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島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

調律師のとある1日Vol.19「外装あれこれその2」

キョ〜メン・ヘァライン・ハンツャ・オープンポーア!!(`□´/)/

はい、島村楽器ピアノセレクションセンターピアノ調律師のイトウです、こんにちは。
冒頭から怪しい呪文を唱えてしまいましたが、大丈夫、怖がらないでください。w
実はこれ、ピアノの外装の仕上げ方の種類なんです。
前回は、外装に使う木材で色々な色や模様のピアノが出来ますというお話をしましたが、今日はその続きです。
仕上げ方一つで、全く違う外見になってしまうという魔法の塗装術、ご覧下さい。

その1「艶出し塗装」

やっぱりピアノといえばこれ!の塗装面がガラスのようにピカピカした仕上げです。
かつては日本の伝統の漆塗装を施していましたが、現在ではポリエステル塗料を使い、表面が硬くて傷つきにくいので、美しい艶が長く保たれます。
黒は木質感はないですが、塗膜の厚みで出る独特の高級感ある深みが良いですよね〜。


天然木に使用し、美しい木目を活かした仕上げにするとこんな感じ

その2「ヘアライン仕上げ」

これはヘアライン仕上げのピアノです。
少し艶がありますが、艶出し塗装に比べマットな質感。
そして、よぉく見てみてください!細い線がシュシュシュシュー・・・・・・と入っています!
これが「ヘアライン」なのです!

髪の毛のように細〜い傷をたくさん入れることによって、わざと艶を消しているのです。

その3「ナチュラル半艶塗装」≫

ウレタンを使って仕上げる、塗装の中では最も伝統的な手法です。
着色せずに、そのまま透明な塗料を塗るので、木材の色がそのまま濡れ色となって仕上がります。
木目が際立ち、木の色調が活かされるので、シックで落着いた印象のピアノになります♪

その4「オープンポア塗装」

これがオープンポアの外装です。

「ポア」というのは、木の導管のこと。油性塗料とウレタンを使って、木材の導管がそのまま見えるような状態で仕上げます。一般の塗料は木の表面に塗膜を作りますが、オープンポアは木そのものに塗料を染み込ませてその表面を硬くしています。


代表的な塗装を4つご紹介いたしました!

どうですか!ピアノの外装も詳しく見てみるとなかなか奥が深いですね〜(ノ゚⊿゚)ノびっくり!!
木材に合わせていろいろな塗装を使い分け、丈夫に仕上げつつ木の色や模様を活かす工夫がされているんですねー。(´ー `)おっしゃれー!
ピアノセレクションセンターのショールームにもいろいろな塗装のピアノがたくさんあるので、穴が開くほど外装を見つめてお気に入りの1台を探してみるのも面白いかも!?(実際穴は開けないで下さい)

次回も私イトウがお送りいたします。お楽しみに!

島村楽器ピアノセレクションセンターについて

ピアノセレクションセンターは、専用工房を併設したアコースティックピアノ専門のショールームです。

フロアには、新品・中古ピアノ、アップライト・グランドピアノを合わせて常時100台以上を展示しております。また、専用工房ではピアノの調整・点検・修理を行い、アフターフォローにもお応え致します。

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