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管楽器リペア工具紹介その1「バネかけ」

こんにちは 島村楽器 管技術センターのハラシマです。

今日は管楽器修理工具について紹介しましょう。

皆さんは「バネかけ」という言葉を聞いたことがありますか?

もしかしたら管楽器経験者の方であれば、聞いたことがあるかもしれません。

「バネかけ」とは?

「バネかけ」は読んで字の如く「バネ」をかけるための管楽器専用工具のひとつです。
とはいえ、ひと言で「バネ」といいましても、管楽器には様々なカタチの「バネ」が取り付けられています。
「バネかけ」は、木管楽器のキイと呼ばれる部分に引っかかっている針のようなカタチをしたバネを、掛けるときや外すときに使用します。

「バネ」とは?

木管楽器でいう「バネ」とはキイに引っ掛けることで、キイを開いたり閉じたりすることのできるものなのです。

上の写真はフルートの足部管です。この写真に3本の「バネ」があるんですが、わかりますか? 
少し見やすくするために、キイを分解します。

3本の針金のようなものが柱からでていますよね。これがフルートの「バネ」です。

ここで「バネ」についてもっとご紹介したいのですが、今回は「バネかけ」の紹介を進めていきます。「バネ」についてはまた次回にご紹介しますね。

さて「バネかけ」はどれでしょう?


上の写真は、一番上がマイナスドライバーで、それ以外は全て「バネかけ」です。

似ているようで同じではないんです

どうですか?上から2本目も一見するとマイナスドライバーと、見間違えるかもしれませんね。でもその先端は下の写真にあるように、複雑なカタチをしているんです。

続いて下2本の「バネかけ」を見てみましょう。私の場合は、楽器によって2種類の「バネかけ」を使い分けて作業しています。


この2本の「バネかけ」は、実は私が自分で作った物なんです。管楽器リペアマンの多くは、私と同様に自作した「バネかけ」を使っています。

自ら作るところが職人っぽい?

なんでわざわざ工具を自分で作っているのかといいますと、使いやすいように一からデザインできることはもちろん、使い難く感じたら途中で作り変えたりできるからです。
私も使いやすくするために何度か削ったり曲げたりしましたし、一から作り直したこともしました。そして、日々異なるメーカーの楽器に触れていくうちに、今のカタチに落ち着いたんです。

不器用者でもできるんです

もしも、この記事を読んでいる方の中で「管楽器リペアマンになりたいけれど、手先が器用じゃないから工具作りなんてとても‥‥」と自信喪失してしまった人がいたら、そんなに気にすることはありませんよ。
実は私も周りの人が驚くほどの相当な不器用者ですから(笑)。やってみればなんとかなるものです。自分に自信を持ってください。

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