島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

自慢のトランペット「ミネルバ」の紹介

こんにちは、管技術センターのハラシマです。

「ミネルバ」というブランドをご存知ですか?

「ミネルバ」とは島村楽器で開発、販売しているブランドです。現在「ミネルバ」のラインナップはトランペット、ポケットトランペット、サックスの3つです。
今日は管楽器技術センターが関わっている、「ミネルバ」のトランペットとポケットトランペットについてお話しましょう。
「ミネルバ」トランペットのMTRシリーズは、金色(ラッカー)のMTR400L、銀色(シルバー)MTR500Sの2機種。


ポケットトランペットのMPTシリーズは、銀色(シルバー)のMPT300S、金色(ラッカー)のMPT300L、赤色のMPT300Rの3機種です。

トランペットが店頭に並ぶまで

このトランペットとポケットトランペットは、海外で製造しています。
日本国内に入荷する前に、まず現地でトランペットとポケットトランペット全てを検品します。現地での厳しい検品を通った物だけを、日本国内に入荷します。
しかーしっ!! ここで問題なのは、海外と日本では温度や湿度環境が大きく違うことです。この大きな違いが、トランペットにはとても(×2)過酷なのです。思いもよらない動作不良があったり、輸送中の衝撃により大きな変化があったりします。



上の写真は日本に入荷後の検品で発見した、輸送中の湿度変化で鉄の部分に影響をうけ錆がでてきたピストンです。
もちろんこのままのピストンが錆ている状態で、店頭に並べるわけにはいきません。
このような状態のトランペットを店頭に出さないために、全てのトランペットを検品するのです。この検品は海外での検品と同様、ピストン動作やトリガー動作などのチェックと、外観の傷をチェックします。この厳重なチェックを通ったものだけが、はれて店頭に並ぶことができるのです。ちょっと驚きですよね?

検品を通らなかったトランペットの行き先

下の写真はポケットトランペットの掃除の様子です。

傷など外観でチェックを受けたものは、ピストン動作や演奏に支障のない小さい傷ならば、アウトレット品として出荷します。大きな傷などは今まで特にありませんが、ベルが凹んでいたり曲がっていたら店頭へは出荷せずに、次作の開発に役立てるため保管します。

量より品質を重視して調整しています

「ミネルバ」トランペットとポケットトランペットの価格は、とてもお求めやすい価格になっております。正直この価格帯のトランペットやポケットトランペットに、ここまで検品や調整をやる人は、なかなかいませんよ!!
管楽器技術センターのみんなが検品、調整したトランペットとポケットトランペットを是非吹いてください。

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