島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

島村楽器のデジタル情報発信サイトがオープンしました!


こんにちはサカウエです。

このたび島村楽器のデジタル情報発信サイト、その名も「Digiland(デジランド)」がオープンいたしました。


名前はド直球な感じでございますが、すぐに慣れていただけると思います(^_^;)
「Digiland」はデジタル関連商品、DTM、MIDI、シンセサイザー、レコーディング等に関する新製品ニュースだけでなく、商品レビューはもちろん、電子楽器や機材の事は興味あるけど難しいから‥‥といった方にも役立つ情報など盛り沢山の内容でございます〜

それではDigilandにはどんな情報が掲載されているのか、コーナーごとにかいつまんでご紹介したいと思います。

新製品ニュース

毎日各メーカーさんからリリースされる新製品はここでチェックできます

製品レビュー

実際にワタクシや専門スタッフが話題の製品を使い倒し、その製品の魅力を徹底リポートします。

最新レビュー

イベント&製品リポート

メーカーの新製品発表会や、各種イベントの様子などをお伝えするコーナーです。現場リポートはツイッターでもチェックしてくださいね

島村楽器商品担当ツイッター

入門者向け情報

DTM、シンセ、ボカロ、モバイル等々の入門者向けのガイド記事等を随時ご紹介するコーナーです。
例えばオリジナル作品を作りたい人が「パソコン使うといいみたいだよ」と言われて、どうすればよいのか。そんな時は

が参考になるかもしれません。

ボーカロイドって興味あるけど、ちょっと抵抗あるなあ・・という方には

がオススメですよ。

さらにキーボードは何を買ったら良いのかなあ?という方には

がオススメです。

コラム、読み物

「Digiland」には音楽や楽器に関連した連載記事も今後続々と登場する予定です。

例えば・・シンセサイザー・サウンドを堪能することができる数多の「名盤」「名演奏」を肴に、シンセ音色や演奏を解説していくという「シンセサイザー温故知新」というコーナー・・

ワタクシの趣味丸出しで大変恐縮ですがお楽しみいただければ幸いです。

自分の興味のあるジャンルの記事に素早くアクセスしたい場合は、サイトの右側にある「カテゴリー」「タグ」をクリックすることで、該当記事をお読みいただくことができます(下図矢印の箇所)。


というわけで、まだまだコンテンツは多くはありませんが、DJやその他のカテゴリーも随時増やしていく予定です。新製品、各種イベント、コラム等、日々更新していきますので何卒よろしくお願い申し上げます。

35年の時を経てついに復刻!アナログシンセ「MS-20 mini」レビュー

こんにちはサカウエです。
1978年に発売されたアナログシンセ、コルグMS-20が現代に蘇りました!その名も「MS-20 mini」

さっそくコルグさんにお願いして「MS-20 mini」をお借りして使い倒してみました。

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2013年4月 KORG/コルグ新製品発表会「KROSS・volca・MOOG・デジタルピアノ」レポート!

こんにちはサカウエです。
今日は2013年4月18日、渋谷シダックスビレッジにて開催された「株式会社コルグ新製品発表会」レポートをお送りいたします。

怒涛の新製品ラッシュ

コルグさんといえば、アナログモデリングシンセ「KingKORG」、そしてピュア・アナログシンセ「MS-20 mini」という話題の製品を発売したばかりですが、その興奮冷めやらぬまま間髪入れずに今回の発表会というわけです。
ノリにノってますね。

会場到着しました。

道路側から会場内が伺える外観で、行き交う高校生、OL、サラリーマンさんが「何やってんのかな~」と怪訝な表情で中をうかがっておりました。


会場中に入るとそこはすでに満杯、新製品周辺は黒山の人だかり。
一旦スルーしてまずは一番奥にある、4月からKID(KORG Import Division)が日本国内代理店業務を行なっている「Moog Music社製品」コーナーをチェックしました。

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2013春 ROLAND/ローランド新製品内覧会レポート Vol.3 デジタル機器編

こんにちは。バイヤータナカです。
それではローランド新製品内覧会vol.3行ってみましょう!

Roland VR-09 リアルタイム・コントロール重視のライブ・キーボード

VR-09のまず注目すべき点は、フロント・パネル。
フロント・パネルにステージ即戦力重視のピアノ/オルガン/シンセが3つのブロックにわけられていることでリアルタイムの操作が簡単にできるようになっています。

2つの音色ボタンを同時に押せばレイヤー、スプリット・ボタンを押せば自動的にスプリット・モードへ移行するなど、ステージ上でのインスピレーションにも即対応できます。

また、ライブでの使い勝手が良いエフェクト専用つまみがこちら。
実際に鳴らしているサウンドにリアルタイムでエフェクトをかけることが可能です。

それでは実際にそのサウンド、パフォーマンスをご覧ください!

いかがでしょうか?

このVR-09は5.5kgの軽量設計の上、電池駆動も可能ですので、
ライブ・キーボードとして活躍が期待できますね!
同社のJUNOシリーズに変わる新たなライブ・キーボードのスタンダードになるのでは・・・?
と、個人的に期待しております。

Roland VR-09は、3月発売
販売価格¥99,800(税込)
を予定しております。

store.shimamura.co.jp


続きましてこちら!

Roland RD-64 64鍵盤のポータブルなステージ・ピアノ

RD-64は、グランドピアノのタッチを再現したアイボリー・フィールG鍵盤とSuperNATURAL Piano音源を搭載した64鍵盤のポータブルなステージ・ピアノです。

音色は、アコースティック・ピアノ、エレクトリック・ピアノやクラビ、オルガンの4カテゴリー、計12音色を搭載。
エフェクトも各音色カテゴリーに合わせてセレクトされた2系統の使用が可能です。

それでは、実際にそのサウンドをお聴きください!

シンプルで、操作が簡単なので普段こういったデジタルピアノに馴染みのない方でも安心なステージピアノではないでしょうか?

Roland RD-64は、3月発売
販売価格¥89,800(税込)
を予定しております。

store.shimamura.co.jp

Roland STUDIO-CAPTURE UA-1610 最大16インプットを備えたオーディオ・インターフェイスのフラッグシップ・モデル

マイクプリアンプ「VS-PREAMP」を12系統搭載、最大24ビット/192kHz、16イン/10アウトの入出力に対応した贅沢なオーディオインターフェイスです。
※サンプリング周波数を192kHzにした場合、8イン(INPUT1~8)/4アウト(OUTPUT1~4)の入出力に対応します。

バンドの一発録りにも対応できますね!

またフロントパネルには各インプット・レベル・メーターを装備しているのが、非常に実用的。
複数のチャンネルの設定を同時に変更できるレンジ・セレクト機能を装備しているので操作が楽になりました。

また既存のモデルにも搭載していた最適な録音レベルを自動設定するAUTO-SENS機能の搭載や、低レイテンシーを実現したVS-STREAMING機能も引き続き採用しております。



さらにSTUDIO-CAPTUREをコアキシャル・デジタルで接続することで2台同時使用も可能!
最大32イン/18アウトという巨大なレコーディング環境が出来上がります。

Roland STUDIO-CAPTURE UA-1610は、3月下旬発売
販売価格¥99,800(税込)
を予定しております。

store.shimamura.co.jp





また、既に発売中のオーディオ・インターフェイス DUO-CAPTUREがmk2にブラッシュアップ。
USBバス・パワー仕様でWindowsMacに加えてiPadにも対応となりました!

iPad使用時には、別途Apple iPad Camera Connection Kit (Apple 社製)またはLightning - USB カメラアダプタ ( Apple 社製)と電源供給のできるUSBハブが必要です。

Roland DUO-CAPTUREmk2 UA-11-MK2は、
3月下旬発売
販売価格¥7,980(税込)
を予定しております。

Roland CD-2u / SD-2u 簡単操作で高品位なレコーディングが可能なSD/CDレコーダー

簡単な操作でハイ・クオリティな録音/再生可能なSD/CDレコーダーのCD-2u、シンプルなSDカード専用モデル SD-2uが発売になります。

本体上の高品位なコンデンサー・マイクで録音し、装備しているステレオ・スピーカーで瞬時に確認が可能です。

録音したもののスピードやキー/ピッチの変更、センターキャンセルやセンター・フォーカスなど多彩な再生機能を搭載しているので、楽器やダンスの練習、また語学の学習など幅広い用途で活躍する一品です。

Roland CD-2u / SD-2uは、2月23日発売
販売価格CD-2u:¥59,800(税込)SD-2u:¥44,800(税込)
を予定しております。

store.shimamura.co.jp
store.shimamura.co.jp

まとめ

駆け足でお送りしてきましたローランド新製品内覧会レポートは今回で終了です。
印象としては、VR-09やCUBE Liteのように簡単に演奏ができる、演奏が楽しめるというコンセプトの商品が今回は目立ちましたね~。
これから楽器をはじめる方の選択肢の1つとして活躍しそうです!
タナカ個人的にはBOSS MO-2が日に日に気になってきております(笑)。
発売になったら改めてじっくりと試してみようと思います。

さて、今回紹介しました新商品は全国の島村楽器で予約受付中!
島村楽器は、みなさんのご来店を心よりお待ちしております。

話題の新製品Cubase7発表!

こんにちはサカウエです。

ヤマハさんからついにスタインバーグ社のDAW「Cubase7」が発表になりました。

Cubase」はスタインバーグが開発したDAW(デジタルオーディオワークステーション)。
20年以上の歴史を持つ老舗的なDAWで世界中に多くのユーザーさんがいらっしゃいます。

さてインストラクターはおなじみのサウンドプロデューサー青木繁男さん。いつもながらのハイテンションです〜w

Cubase7のテーマは「Producer's Chioce」

ここでいう「プロデューサー」というのは「プロに限らず音楽を作る方全員(ポカロPなども)」を意味しているとのこと。そしてこのCubase7は「プロデューサー」がこれまで喉から手が出るほど欲しかった機能が満載とのことです。

楽しみですね〜それでは様々な新機能をご紹介してまいりましょう。

新機能「コードトラック

Cubase7の目玉といえるのがこの「コードトラック」。コードネームの入力表示のほか様々な使い方ができるようになっています。

「トラック追加」メニューから「コード」を選択するだけでコードトラックが追加されます。

入力方法はいくつかありますが、まず基本はコードトラックにマウスでダブルクリックして、コードシンボルを選択する方法(オンコード、分数コードも対応)


なおこの画面ではコードの構成音も表示してくれますので、特に初心者には嬉しい機能といえるでしょう。

またこのコードトラックはMIDI入力も可能になっています。

MIDI鍵盤で弾いたコードが瞬時に入力&表示されますので「鍵盤は得意だけどコードは苦手」といった方にはとてもありがたい機能ですね。

おっ・・ということは、ハーモニーのガイドとしてコードの白玉だけをとりあえず録音しておいて、後から「コード自動判定を使ってトラックにコードを入力する」ということもできるわけですね。これは便利です!!

最近は譜面を書いてからDAWに打ち込むという方はめっきり減って、直接DAWに打ち込みながら曲を作り「譜面が必要になったらCubaseのスコアをプリントアウト」といった方も多いと思います(ちなみにフォントは2種類だそうです)

今までだとスコア画面でいちいち手作業でコードを入力しなければいけませんでしたが、この新機能「コードトラック」を使用すれば大幅に労力が削減できると思います。

なおこのコードトラックは、好みの「VSTインストゥルメント」で鳴らすこともでき、コードにあわせてCubase7がコード伴奏してくれます。しかも通常のピアノ演奏的な和音だけでなく、ギター独特のボイシングでも演奏してくれるという芸の細かさ・・素晴らしいです〜

作曲支援機能も充実

コード関連でもう一つのトピックは、コード進行をサジェストしてくれたりする作曲支援機能。

これはなんとCubaseが「あんさんこんなコード進行どう?」みたいな感じでアイデア提案してくれる機能です(実際にはしゃべりません)。

いつも同じコード進行になってしまう・・という方や、作曲中に煮詰まった場合などに非常に重宝する便利機能・・少々ズルいという気持ちも無くはないですが、、、便利だからまあよいかと思います。

というわけでこの画期的な「コードトラック」は非常にありがたい機能ですね。

「Vari Audio 2.0」

録音したボーカルやギターなどをまるでMIDIデータの様に自由に編集できるのがCubaseの「Vari Audio」の特徴でしたが、今回「Vari Audio 2.0」になって新たに強力な機能が加わりました。

複数のVari Audioトラックを一つの画面で表示可能

ボーカルのメロディーとハーモニーを同一画面で表示することで、ハーモニーの確認や容易な編集が可能となりました。

ボケボケ写真ですみません・・しかも青木さん映り込んでます(泣)次回から気をつけます。

ハーモニーパートの自動生成

これまでVari Audioトラックを使用してハモパートを作る場合、「主旋律のトラックを複製して、Vari Audioでピッチをずらす」という方法を行なっていたと思いますが、2.0では一瞬にしてハモ・トラックを作成することができます。

でも「いったいどうやってハモの音程を決めるの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、実はここでも先ほどの「コードトラック」が大活躍。

MIDIデータだけでなく、オーディオデータでもコード進行を判定して適切なハーモニーパート作成してくれるわけです(かしこいです)

また主旋律トラックのエフェクトの設定も複製可能ですので、再設定の手間も必要ありません

新音色の追加

Cubase6.0から標準内蔵のソフトシンセ「HALion Sonic SE」に新たに300音色、2000MIDI Loopまたドラム音源のGroove Agent Oneに新たに30ドラムキットも加わっています。

さらに音楽制作の幅が広がりますね。

新VSTプラグイン

Cubase7には新たにVoxengo社のCurveEQが収録されました。

EQの画面にはリアルタイムのスペクトラム・アナライザーが表示されますので、再生しながらEQカーブを設定することも可能です。また再生して表示させたスペクトル分布を保存して他のトラックで使用することができます。


例えば気に入った音質のギターのEQ設定を、別トラックのギターパートに反映させることで似たような音色を重ねる・・といったことができるわけです。

また自分のお気に入りCD楽曲をCubase7に取り込んで、EQスペクトラム表示をいったん保存、次にその設定を自分の楽曲のマスタートラックに反映させることで、たとえば「70年代黄金のポップス風」みたいな感じの音圧調整もできてしまうわけですね(ズ・・ズルいw)

他にもBrickwall Limiter、ユーザーインターフェースを一新したVintageCompressor、Tube Compressor、瞬時に目的のプラグインを検索することが可能な強力なサーチエンジンも備わっています。

ミックスコンソールとチャンネルストリップ

Cubase7のミキシング画面は、レイアウトの自在変更、さらなる識別性の向上が図られています。

最近は数十のオーディオ・トラックを使用するといったケースも珍しくないと思いますが、その場合は各トラックのミュートやソロ、各種設定もかなり大変になりますね。

しかしCubase7のミックスコンソールでは、必要なトラックの表示機能の改良、重要なチャンネルを左右固定、再生されているトラックだけ表示、といった識別性の優れた便利機能が備わりました。



またフィルター、EQ等を自由に配置可能なチャンネルストリップが各トラックで表示可能です。

青木さんも力説されておりましたが(今までありそうでなかった)「再生されているトラックだけ表示」する「エージェント機能」はホントに便利だなあと思いました。

というわけで、様々な機能を備えた音楽制作の強い味方Cubase7。残念ながらその全ての機能をここではご紹介しきれません。ぜひ詳細は島村楽器のオンラインストアの製品ページをご覧頂きたいと思います。

Cubase7は2012年12月5日世界同時発売!
価格はオープン・プライス(かなり思い切った戦略的な価格とのことですよ〜)たのしみですね。

今回紹介しました新商品は全国の島村楽器・島村楽器オンラインストアで予約受付中!

島村楽器は、みなさんのご来店を心よりお待ちしております。

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