島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

三宮オーパ店【K.Yairi 工場見学レポート (後編)】

こんにちは。Webサイト担当のサクラザワです。
全国の島村楽器 各店舗が配信している、店舗情報・イベントブログの記事の中から、おすすめの記事をご紹介するこのコーナー

今回は兵庫県 三宮オーパ店 クボがレポートした、K.Yairi 工場見学についての記事をご紹介します!

めったに見ることのできない木材ストックルームの様子から、全ての工程を一人で手がける、K.Yairiの中でも3人しかいない職人さんのこだわりのハンドメイドもご紹介しております。

それでは早速ご覧ください!

こちらの記事は、島村楽器店舗ページで掲載している情報の中から、おすすめの記事をそのまま掲載しています。
既に開催し終了しているフェア・イベント、販売が終了している商品情報の場合がございますので、ご注意ください。

皆さんこんにちは。
島村楽器三宮オーパ店 アコースティックギター担当の久保です。
さて、今回ご紹介させていただきます内容は、タイトルの通り…

K.Yairi 工場見学レポート~後編~」です。

前編を見逃されている方はコチラをご覧ください。

blog.shimamura.co.jp

おそらく、いや、間違いなく今回も相当な文量、画像量になると思われますので、休み休みに読みながらでも最後までお付き合いくだされば幸いです。


それでは早速。


前回は作業工程を中心にお届けしましたが、後編ではより深く木材ストック部屋とK.YairiのカタログやHPでも紹介されているハンドメイドの工程をご紹介します。


その前に、ヤイリギターにはカタログ掲載のモデルが全て(?)試奏できるスペースがございますので、まずはそちらをご覧ください。
階段には、所狭しと著名アーティストの写真が…あぁ、、、凄すぎてめまいがしてしまいそうです。

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部屋に入るとギター弾きにはたまらない空間が…

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商談の机も異常にオシャレ!
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中にはこんなギターも

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これも気になりました。
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で、これだけのギターがあるにもかかわらず、私が手に取って記念撮影したのは…

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ヘッドの装飾もとても印象的です。


いいですね~裏側が。
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すみません。。ふざけすぎ(?)ました。。。つい。。


気を取り直してまじめな内容に戻ります。

K.Yairi 工場見学レポート ~後編~ - 島村楽器 三宮オーパ店 シマブロ
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三宮オーパ店 【K.Yairi 工場見学レポート (前編)】

こんにちは。Webサイト担当のサクラザワです。
全国の島村楽器 各店舗が配信している、店舗情報・イベントブログの記事の中から、おすすめの記事をご紹介するこのコーナー

今回は兵庫県 三宮オーパ店 クボがレポートした、K.Yairi 工場見学についての記事をご紹介します!

K.Yairi」は岐阜県可児市で株式会社ヤイリギターが展開しているアコースティック・ギターのブランドです。厳選した木材から1本1本、手仕事で丁寧に製作を行うため、1日に生産できるのは20本程度。30人ほどのクラフトマンによる多種少量の手工生産というスタイルを1970年代から守って高品質なギターを生産しています。

K.Yairiについて更に詳しくは公式サイトをご覧ください!
www.yairi.co.jp

なかなか見る機会の少ない加工前の木材の状態から、ギターができあがるまでの職人さんのこだわりや思い入れが詰まった内容が盛りだくさんになっていますので、是非ご覧ください!

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ルシアー駒木のギターよもやま話 その102「ご報告!」

みなさまこんにちは。

先日購入した焼き芋味のお菓子が、あまりにも焼き芋感がすごく、
大変感動したと同時に、ここまでリアルに焼き芋再現なら、焼き芋買えばいいよな、と思っちゃった、
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ルシアー駒木です。

本日は、皆様にご報告ブログです!
ルシ駒ブログ98話は大きな反響を頂きました。

そして高額な楽器にも関わらず、大変多くの購入希望の応募を頂きました。

有難うございます。
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厳正なる抽選の結果、
めでたくご購入頂きましたので、こちらでご報告させて頂きます!
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Fさま、おめでとうございます!
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左から、納品店舗となった錦糸町パルコの常駐リペアガールワダちゃん、
Fさま
イシイ店長





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お話を伺うと、楽器もポルノも晴一さんもとにかく大好き!なのが伝わってきました。
まさにこの楽器のオーナーになるべくしてなられたFさま、改めましておめでとうございます!
購入後のサポートはお任せくださいね!




これからも、プロミュージシャンの皆様に愛される楽器を提供・技術サポートさせて頂くと共に、
楽器を愛する多くのお客様にも同様に素晴らしい楽器たちをご案内・技術サポートさせて頂きたいと思います。

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ルシアー駒木でした!

その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!

ルシアー駒木のギターよもやま話 その101「ルシ駒の探求心は止まらない」

皆さまこんにちは。
最近巷では「秋が無くなってしまった」と温暖化の話題が尽きませんが、
肉襦袢を着ているのでそもそも秋服をあまり持っていない、
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ルシアー駒木です。

少し前のブログになりますが、同業者達の間でも少し話題にして頂いていたこちらのブログ

「音」を視覚的に捉えて頂く為に、波形でご覧いただきました。

私が楽器の内部を削って音質を矯正する話でも、波形でご覧頂いていましたよね。

こちら↑のブログでは写真も載っていますが、これまではこの「波形計測」をマイクで集音して行ってきました。

実はルシ駒、ここには悩みをずっと抱えていまして。
マイクの機種は勿論、楽器との距離でも波形は変わってしまいますし、外来の電気的なノイズや、そもそも静かな部屋でないと録れない、、、など、
とにかくマイク録りは大変
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勿論、最終的に完成形を確認する為に、発音された「音」をマイクで録る事は重要なのですが、
作業としては何とか木材やパーツ各所の音をそのまま録りたい。でも「貼るピエゾピックアップ」のようなものだと、細かなパーツの振動は弱すぎて拾えませんし、やっぱりそのピックアップ自体の性能に波形が左右されちゃいます。

長年の悩み。。。




私は東京開催の技術系展示会に参加することが多く、塗装やメッキ、ネジの業者さん達とミーティングをさせて頂きます。
そんな関係もあって、こちら⇓

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に招待をして頂きました。

日程を見ると、なんと偶然別の業務で福岡滞在中の開催。
そこで、
福岡駐在の弟子の引率(笑)として行ったのですが、、、

、、、衝撃的な出会いが!
それはユークエスト株式会社のさんのブース。

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uQuestさんがそこで展示されてらしたのは、
工場向けに、設備として入っているポンプやモーター類などの状態や交換時期等をモニターする為に、振動を計測する装置。

ギターはおろか音楽には一切関係の無い、

いわば『設備異常検知器』です。

しかしルシ駒、ピンときたんです。振動で異常を検知!?
これだ!!
その場で担当されていらした四ツ谷さんにご相談すると、何と四ツ谷さん、福岡の方ではなく、私たちの東京工房から電車で数駅のところに普段いらっしゃると!!
運命!
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「これって、、、もしかして楽器の振動とかも拾えますかねえ。」
「楽器ですか!?それは試した事がないですね!面白そう、やってみましょうか!!」

こういう、『経験ないことを一緒に楽しめる』人、ルシ駒大好きです。

早速東京に戻った後すぐ一度ミーティングさせて頂きました。要望をお伝えしまして、、、

何とデモ機をお借りしての実証実験を行う事になりました!
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スペクトラム解析やマイクで波形を取る事をしている技術者はいらっしゃいますが(それでもやっている人少ないですけどね)、このセンサー計測をしている人は少なくとも出会った事がありません。
ルシ駒、一人目、頂きました!!
この後これやる技術者は全員ルシ駒のパクリ、、、は言い過ぎか(笑)

私のPCにソフトを入れて頂き、設定をお願いしました。
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左から、今回の件本当にお世話になりっぱなしの四ツ谷さん
技術の質問は何でも聞いての吉田さん。まさに「おしえて!えらいひと」ですね。
そして今回インストールをして下さった寺島さん。

寺島さんに使い方を教わります。
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そうそう、なんと寺島さんはPRSも所有するギタリスト!これも縁でしょうか。

実際に楽器にセンサーを触れさせながら、使い方を確認していきます。
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早速試してみると、、、
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美しい!

マイクで録るときのノイズは一切ないですし、ピエゾとは違い「センサー計測」なので、
楽器の振動をきちんと検知。

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いままでこんなに細かく正確な「振動のデータ」を得られた事はありませんので、
ルシ駒興奮!
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uQuestさんありがとうございます!
さてテスト運用から開始していきましょう!どんなデータが取れるのか、こうご期待!!


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ルシアー駒木でした!

その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!

ルシアー駒木のギターよもやま話 その100 「ついにあの大人気ギタリストもスペインの風を吹かせる!」

皆さんこんにちは!

豚骨鍋のシメにうどんを入れたら結構おいしかった
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でも豚骨ラーメンは実は結構苦手(好きな店もあるけどね)
ルシアー駒木です。

思った通り、素晴らしい反響を頂いております、スペイン滞在記前後編。


後編の最後で少し触れたのですが、まさかあのギタリスト登場!?ってちょっとザワついていたみたいですね(笑)

予告通り素晴らしいコラボが実現しましたので、RAIMUNDO緊急追加ブログです!

ルシ駒ブログをご覧になっている皆さんは、最近ルシ駒がとあるギタリストの方とご一緒させて頂く機会が増えている事にお気づきかと思います。
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お付き合いは丁度前回スペイン滞在期間の直前位からというタイミングだった訳ですが、、
その方とは
今をときめく大人気バンドofficial髭男dismの大輔さん!
JIMMYWALLACEについてのコラボ!が話題になりました。
www.youtube.com


大輔さんとは何かとお話をさせて頂く機会が増えまして、雑談の中で、何と大輔さんも良いガットをお探し、との事。
ここはルシ駒出番です!と言う事で、

そう、これしかないでしょう!
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RaimundoGuitars!!

という事で、工房に646PE/Sを数本ご用意し、選定して頂きました。

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プリアンプ搭載の「エレガット」は数機種のラインナップを取り揃えておりますが、この646PE/Sはフラメンコモデル。
立ち上がりが早くメリハリの効いたクリアな音は、ソロにも歌のバックにもピッタリです。
まさに大輔さんにうってつけ。

まずは生のサウンドをチェック。
1本ずつ丁寧に比べていきます。
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そして手ごたえのあった1本を、プラグインしてピックアップを通したサウンドもチェック。
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スペインの素晴らしき友人たちの協力のもと、

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左から 技術責任者で親友のハビ、ビクトー社長、先代マニュエル氏、ルシ駒

共に作り上げてきた「日本でスペインの風を吹かせるギター!」

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まさにレイモンドの皆さんの持つ伝統と魂、そして我々の熱い想いが結集したギターです。
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その想いがついに大輔さんのもとへ!

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と言う事で、これからのますますの大輔さんのご活躍と共にそこにRaimundo646PE/Sが共にある事を楽しみにしております。

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実は、スペイン滞在時にミーティングではもちろん、食事のときなどにも、お客様にどうやってこの想いをお届けしていくか、そして大輔さんの事など、色々相談してきました。
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彼らも、我々の「日本の皆さんにスペインギターの本質をお届けしたい、、、そしてクラシックミュージック・フラメンコミュージックの奏者だけではなくエレクトリックがメインのギタリストにも良さを知ってほしい!」という考えに賛同してくれ、一緒にヒゲダンの音楽聴いたりもしたんですよ。

気持ちを共有させて過ごしてきているからこそ、別れる時にもお互い感謝。
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皆さん、是非スペインの風を感じるこのギター
きっと鳴らせば、バレンシアの朝の清々しさや、
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美しい日暮れを、
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感じることが出来るでしょう。

official髭男dism 小笹大輔氏 使用モデル「Raimundo 646PE/S」

ケリーサイモン氏による、同モデル試奏動画
www.youtube.com



皆様!売り切れ必至、早めにご一報くださいませ!

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ルシアー駒木でした!


その他の「ルシアー駒木のギターよもやま話」を読みたい場合はこちら!

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