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島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

ピアノ調律師のとある一日Vol.8 「ピアノの仕組み その1 ピアノの材料」

みなさんこんにちは。島村楽器ピアノセレクションセンター調律スタッフのイイダです。

さて、今回はピアノに使用されている材料についてお話したいと思います。
ピアノって何でできているのでしょうか?ざっと挙げてみますと・・♪

  • 木材(場所や部品によっていろいろな種類の木を使っています)
  • 金属(鉄・銅・鋼・鉛のほか、アルミ・真ちゅう等)
  • フェルト
  • クロス(織物)
  • 獣皮(鹿皮・牛皮)

などなどです。実にたくさんの種類の材料が使われていますね。それではどこにどんなものが使われているのか、詳しく見ていきましょう。

木材

外装はほとんどが木材でできています。
ピアノといえば黒!というイメージが強いですが、もちろん木材に黒く塗色してあります。木目を生かした家具調のピアノも人気ですね。

ピアノの心臓ともいえる響板や響棒には、曲げに強く弾力性があり比重が小さいエゾ松やスプルース・ドイツトウヒなどが適しています。
駒や鍵盤・内部メカニックの材料は、硬く割れや曲げに強いことが求められます。カエデやブナなどが適しています。
このように、求められる性質にあった木材が適材適所で使われているのですね。

金属

ピアノにはさまざまな金属も使われています。代表的なものとして、

  • 炭素鋼(たんそこう)
  • 鋳鉄(ちゅうてつ)
  • 真ちゅう

などなど。それぞれがどこに使われているのでしょう。

炭素鋼(たんそこう) 芯線弦(中高音域の弦)
巻線弦(低音域の弦)
鋳鉄(ちゅうてつ) フレーム


鋳鉄(ちゅうてつ) アクションブラケット


鍵盤のおもり


真ちゅう ペダル

ピアノが重いのも、うなずけますね。

フェルト・クロス・獣皮

これらはほとんどが内部に使われています。弦を叩くハンマーは、フェルトを押し固めたものでできています。
クロスや獣皮(鹿皮や牛皮)は、アクションがなめらかに動くように、摩擦が大きいところに使われます。
下のアクション模型で、緑・赤色部分がクロス、黄色(黄土色)部分が獣皮です。

ピアノは1台あたり約8000点もの部品で作り上げられています。そんな複雑で精密なピアノだからこそ、専門のお医者さんである「調律師」が必要とされるのですね。

次回はピアノに使用されている各部品の名前についてイイダがお送りします。お楽しみに♪

島村楽器ピアノセレクションセンターについて

ピアノセレクションセンターは、専用工房を併設したアコースティックピアノ専門のショールームです。

フロアには、新品・中古ピアノ、アップライト・グランドピアノを合わせて常時100台以上を展示しております。また、専用工房ではピアノの調整・点検・修理を行い、アフターフォローにもお応え致します。

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