Ableton Liveのコラボレーション製品の拡大と技術革新性をアピール
こんにちは。デジタル担当のノグチです。
はてなダイアリーをごらんの皆様は「Ableton Live」(エイブルトンライブ)という音楽ソフトをご存知でしょうか。
この音楽ソフトは作曲・制作・演奏と、音楽活動におけるあらゆるシーンを想定してデザインされた音楽制作ツールなのですが、最近このソフトを「より直感的に」「より便利に使いたい」というユーザーからの要望を果たすべく、関連製品が多数リリースされています。
なかでも、NAMM Show2010で注目が集まったのはデジタルDJシステム「ScratchLive」を提供しているSerato社と「Ableton Live」を開発しているableton社が、両社のソフトを橋渡しするための技術である「The Bridge」を発表したことでした。
「The Bridge」についてはこちらの動画をご覧ください。
The Bridge Demo NAMM Show 2010
Scratch Liveからは画面上にAbleton Liveのセッションビューを開き、クリップやインストゥルメントとデバイスのコントロール・ミックス・ミュート・ソロなどをコントロールすることができるようになったり、
Ableton LiveからはScratch LiveでプレイしたDJミックスをAbleton Liveへ書き出したりすることができます。
まさに、音楽制作の最新シーンを支える両社がコラボレーションした技術の結晶。
しかも両ソフトを持っているユーザーに「無償」で提供するとのこと。どちらかを持っているユーザーの方は、持っていない方のソフトが「無性」に欲しくなってしますのではないでしょうか。(オヤジギャグですみません…。)
その一方、AbletonとAkai Professionalが共同開発したAPCシリーズの第2弾「APC20」も発表されました。
APC20はPCのキーボードやマウスからミュージシャンを解放し、ハードウェアとソフトウェアを完全統合したシステムを使った作曲や演奏を可能にします。
好評発売中のMIDIコントロールキーボードのアカイMPKシリーズとのマッチングもクールな雰囲気になりますね。
ゴータロー氏はやっぱりアカイものが大好きのようです。(笑)赤いボディのシャア専用ではありませんが…。
こちらの写真はnavationからリリースされているLaunchpad(ランチパッド)です。
この製品もAbletonとNovationの共同で開発されたものですね。
Ableton Liveを軸としたコラボレーション製品は、今後も様々なスタイルの顧客ニーズを汲み取るカタチで開発されていくことでしょう。
以上、Ableton Live関連製品のレポートをお届けしました。
NAMM Show 2010新製品レポート各記事へのリンク
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