こんにちは!オリジナルブランドアーティスト担当のシムラです。
皆さんは音楽を聴いていて「この音はどうやって作ってるんだろう?」と思うことはありませんか?
ライブなどで生の演奏を聴く機会はあれど、そこで使用している機材をチェックするのは難しいですよね。
私も学生の頃、好きなバンドのライブに行ったときは目を凝らして機材を見ようとしたものです。
今回はそんな皆様の疑問に応えるべく、アーティストのライブへお邪魔し機材の取材をしてまいりました!
取材させて頂いたのは、滋賀県出身の3ピースロックバンド「Swimy」のライブ。
使用機材や音作りのこだわりなど聞いていました。
普段なかなか知ることのできないポイントが目白押しなので要チェックですよー!
Swimyプロフィール
滋賀発男女ツインヴォーカル 3ピースロックバンド
ポップを壊し自由な発想で再構築した独自性の高い楽曲に、独特の世界観を持つ詩を織り交ぜ
、絵本のようなカラクリワールドに誘う。
男女ツインヴォーカルの反芻言葉とメロディー、ギターリフが頭の中を駆け巡る。
(L→R)タイキロイド(Gt&Cho)、Takumi(Vo&Gt)、平成のまお(Vo&Ba)
それではまず、Vo&Gt Takumiさんの使用機材ご紹介から!
Vo&Gt Takumiさん使用機材
Takumi (Vo&Gt)
ギター
HISTORY TH-TC/R (3TS)
アンプ
BadCat / HotCat30R
エフェクター
① BadCat / 2ボタンフットスイッチ (アンプチャンネル切り替え・ブーストスイッチ)
② KORG / Pitchblack (チューナー)
③ BOSS / VE-20 (マイク用エフェクター)
Q:使用している機材についてのこだわり、音の特徴などはありますか?
Takumiさん:
以前は足元で音を作ってプログラミングスイッチでコントロールしていたのですが、
ライブやレコーディングを経て自分の好みのバッキングサウンドを探っていくうちにほぼアン直状態になりました。
あえて足元で音をいじらないことに今はこだわってます。
BOSSのボーカルエフェクターは曲によって効果を変えて使ってますが、声の音色が変わるだけで随分と曲の雰囲気が変わるので使っていて楽しい機材です。
足元断捨離の中で唯一生き残ったエフェクターです。
シムラコメント:
Takumiさんの足元はとてもシンプル。
ギターの音作りに関してはBadCatアンプのみで作られているというのもポイントですね。
クリーンからハイゲインまで幅広く対応出来るアンプだからこそできる音作りなのかもしれません。
ボーカルエフェクターを使って曲の雰囲気を変える所にもこだわりを感じますね。
Gt&Cho タイキロイドさん使用機材
タイキロイド(Gt&Cho)
エフェクター
①BOSS / DD-20 (ディレイ)
②BOSS / DD-6 (ディレイ)
③BEHRINGER / RV600(リバーブ)
④BOSS / BD-2 モディファイ(オーバードライブ)
⑤xotic / RC Booster (ブースター)
⑥xotic /EP Booster (ブースター)
⑦BOSS / Noise Suppressor (ノイズサプレッサー)
⑧xotic / SP Compressor (コンプレッサー)
⑨Sonic / Research ST-200 (チューナー)
⑩CUSTOM AUDIO JAPAN / AC/DC Station Ver.2
⑪スイッチャー (Bogner専用フットスイッチ)
アンプ
Bogner / Ecstasy (アンプヘッド)
Marshall / JCM900 LEAD 1960 (キャビネット)レンタル
Q.全体的な音作りについて意識しているところは?
タイキロイドさん:
音作りは基本的にアンプで完結させています。アンプが3チャンネル仕様でクリーン、クランチ、リードと曲ごとに使い分けるようにしており、クランチchを使用することが1番多いです。
EP Boosterは基本的に踏みっぱなしで音を太くしています。
あとは少しゲインをプッシュしたいときにブルースドライバー、ソロ等でレベルを上げたい時にRC Boosterを踏むようにしています。
空間系エフェクターとRC Boosterはセンドリターンに繋げています。
シムラコメント:
タイキロイドさんがお使いのギターは、ご自身のこだわりを反映させたHISTORYのカスタムモデルとなっています。
タイキロイドさんも基本的な音作りはアンプで行われているそうです。
音のベースを作ってからエフェクターで底上げしていく方法は分かりやすく実践しやすそうですね!
あのテクニカルなサウンドはここから生まれてくるのだと思うとなんだかワクワクします(笑)
Vo&Ba 平成のまおさん使用機材:
平成のまお(Vo&Ba)
ベース:
RYOGA / Val-B443 (PWH)
Q:使用している楽器についてのこだわり、音の特徴などはありますか?
平成のまおさん:
ベースの粒立ちがしっかりしていて楽器や同期が重なるアンサンブルの中でもしっかりベースが出てきてくれます。
目立ち過ぎず、でも前へ出たいところやフレーズを聞かせたいところではしっかり出てくれます。
特にスラップの音が良いです。
エフェクター
①TC HELICON / VOICE LIVE play (マイク用エフェクター)
②ZOOM / MULTISTOMP
③aguilar / TLC COMPRESSOR (コンプレッサー)
④KORG / pitchblack + PB-02 (チューナー)
⑤TECH21 / SANSAMP BASS DRIVER DI (ダイレクトボックス)
⑥providence / Provolt9 (パワーサプライ)
シンセサイザー
KORG / microKORG XL
Q:全体的な音作りについて意識しているところは?
平成のまおさん:
僕と魚の物語ではTakumiがデモ制作段階でベースはウッドベースの音源を使用していたのでその感じを無くさないようZOOM / MULTISTOMP のChorusエフェクトをかけています。
他はどの曲もベースはほとんど同じ音色です。
ボーカルエフェクターはエレクトロな曲では箇所によりケロケロボイスを使用したり(「どうして」 のBメロや2番Aメロ、新曲のAメロなど)、僕と魚の物語では機械的な歌声にするためにほんの少しオートチューンをかけたりしています。
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シムラコメント:
平成のまおさんが愛用されているRYOGAのベースは、まおさんに開発協力して頂いて製作したモデル。
細部にまでこだわったプレイアビリティの高いこのベースはご本人もお気に入りの一本です!
そして平成のまおさんもTakumiさんと同じくボーカルエフェクターを使っています。
ツインボーカルの魅力をさらに引き出す為のこだわりですね。
ベースだけでなくシンセサイザーも使いこなす演奏技術の幅広さはさすがです!
いかがでしたでしょうか?
メンバーの機材全体を見るとタイキロイドさんがテクニカルな音作りをしている分、Takumiさんはシンプルにアンプのみでの構成というところもこだわりを感じますね。
平成のまおさんはベース以外にもシンセサイザーを使っていたりと演奏の幅が広いのも特徴の一つでした。
ボーカル2人が共にボーカルエフェクターを使用しているというのも面白いですね。
それぞれの声のキャラクターを活かしたツインボーカルならではのテクニックだと思います。
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そんなSwimyですが、6月24日(日)に島村楽器 柏の葉店にてセミナーイベントを開催いたします!
「Swimy直伝!バンド、プレイヤーセミナー」
日時 | 2018年6月24日(日) |
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開催時間 | 第1回13:00~15:30(定員20名様) |
会場 | 島村楽器ららぽーと柏の葉店 |
参加費 | 会員¥1,600(税抜)一般¥2,000(税抜) |
申し込み方法 | 店頭またはお電話にて事前にお申込下さい。下記記事からWEB受付もしております。 |
電話番号 | 04-7135-7305(担当 大森) |
今回紹介した彼らの機材についての解説やミニライブなどバンドマンからこれから楽器を始めたいと思っている方まで、必見の充実した内容になりますので、ぜひご参加くださいね!