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九州ビッグバンド 第1回合同練習レポート!【ユアステだより2018 Part2】

こんにちは!音教企画課のタカセです。

真夏のビッグイベント「YOUR STAGE」ご出演者の、普段のレッスンでの様子や、本番までの頑張っている姿をたくさんの方にお伝えしたい!と始めたこのユアステだより。


Part1では、ご出演者が実際に使われている楽譜や、担当インストラクターとのレッスンでの写真、本番に向けての現在のお気持ち(インタビュー)などをご紹介させていただきました。

今回は、5月13日に行われた「九州大編成 ビッグバンド」の第1回目合同練習の様子を、担当のサックスインストラクターカワシマのレポートを交えてご紹介いたします。


ユアステ初のビッグバンド いよいよ始動!

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左:合同練習会場の島村楽器筑紫野店スタジオ。ご出演者集合前の様子。右:ビッグバンド担当のインストラクターカワシマ。本番当日も指揮をします!

40名の初顔合わせ

今回の合同練習には、45名のメンバーのうち40名の方が参加されました。
始まる前には、もともとお知り合いだった方たちが準備をしながらワイワイとお話されているのにつられて、周りの方もお話の輪に加わっていくという感じだったそう。
皆さん、楽しみ半分・不安も半分という状況だったようで、同じパートの人同士で「私はあんまり吹けないので・・!あとはお願いします~」などと言い合っていたそうです。
アンサンブルのご経験があまり無い方が多かったこともあり、担当インストラクターカワシマも始まる前はけっこうドキドキしていたとか。

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今回の練習スケジュール。準備と片付けを含めると約2時間!みっちり練習します。

いよいよ!合同練習開始!!

まず、テンポがゆっくりな「ムーンライトセレナーデ」からスタート。
インストラクターカワシマとしては、何とか今回の練習のうちに最後まで通せるようになると良いなと思っていたようですが、なんと1回目で通すことができたそうです!
初回の練習のため色々と心配をしていたカワシマは、「今日やることが無くなっちゃう!?」とやや焦ったとのこと。
ほとんどの方が初対面という場で、皆さんすごいですよね!

通した後には、リズムの取り方やメロディー&伴奏のバランス、JAZZらしいアタックなど、細部の確認をして、とってもメリハリのあるムーンライトセレナーデになったそうです♪

そして休憩を挟み、2曲目の「インザムード」。
こちらはテンポが速く、合わせのレベルもグッと上がります。
パートごとの役割を理解していただくため、メロディー・ハモり・ベース担当のパートがそれぞれどのような動きをしているかを確認していきました。
速いテンポにきちんと付いていけるようにするのが次回合わせの課題!だそうです。

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合わせは真剣そのもの!そして休憩中は和気あいあいとお話されていました

1回目を終えて メンバーの皆さんより

『緊張したけど、楽しかった!!』『自分自身の演奏は不安だらけだけど、みんなでやっていると吹けている気がしました!』『となりの人の音を聴いたら、リズムが分かって良かったです』と、楽しめただけではなく、普段のレッスンでは感じられたことも掴めたようです。

前回コメントをいただいたアルトサックスのTさんは、『私、全然入れませんでしたー!笑 でも、周りの音を聴いて楽譜を追うことは出来たので、あとはこれからテンポを上げる練習をしないとですね!』と、やや悔しがりながらも笑顔での第一声だったそう。

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バリトンサックスのお二人。前回レッスン風景を紹介させていただいたHさん(左)とKさん(右)。
バリトンサックスのHさんからは「バリトンが何人もいると低音がしっかりして、気持ちがいいですねー!」と興奮気味なコメントをいただきました。
そしてなんと、更に低音に磨きをかけるべく新しいマウスピースをご購入されたとか!!気合いが入っています!

この日に向けて皆さんこんな練習をしてきました

インストラクターカワシマからのコメント:

普段のレッスンでは1人で吹くので、間違えるたびに止まってしまったり、最初からやり直すという癖が付きやすいんです。止まらずに演奏出来るようになるために、まずは「何があっても先に進むこと!」「出来るところだけを吹く」「吹ける箇所を増やす」ことをテーマにレッスンを進めてきました。ムーンライトセレナーデは♩=80、インザムードは♩=140と、それぞれの曲で目指すテンポも決めていました。1回目の合同練習が近くなる頃には、「とにかく周りの音を聴く!」ことを大切にして、同じパートの人の音をよく聴いて、リズムやメロディーを理解できるようなアドバイスに切り替えていました。

初の合わせで最初に曲を通すことが出来たのも、普段の練習やレッスンで皆さんが同じ目標に向かって頑張ってきたからなのですね!

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40名が集まるとなかなかの迫力です 後方には金管楽器の方々も!

第1回目合同練習のレポート、いかがでしたでしょうか?
40名の音が初めてひとつになって、きっとメンバーの皆さんは感激されたでしょうね。
コツコツと準備を積み重ねていくことが大事・・!どの世界でも同じだなーとしみじみと感じました。
そして何より、大勢で集まって演奏するのって良いですよね。タカセは実は中学時代に吹奏楽部で、しかもアルトサックスを吹いていたので、その時の楽しかったことを思い出してしまいました。皆さんがうらやましいです!!
ここから本番まで、自分達の音がどんどん良いものになって曲が仕上がっていく過程も、更に楽しんでいただきたいと思います。


九州大編成「ビッグバンド」裏側については、第2回目合同練習の後にまたレポートいたします♪

次回はピアノのNさんに登場いただきます!

Part3では、ミュージックサロン浦安のNさんの近況をレポートします。Nさんは最近、新たな練習方法を取り入れて頑張っていらっしゃるそうです。どんな練習を始められたのか・・?そして、本番で演奏する曲の選曲秘話などもご紹介予定です。ぜひお楽しみに!

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