皆さんこんにちは、島村楽器オリジナル商品&アーティスト担当のシミズです!
先日、島村楽器が輸入代理店を務めるアンプブランド「BadCat」を愛用して下さっているthe band apart(通称バンアパ)のライブにお邪魔して来ました!Vo&Gt荒井さん、Gt川崎さんの最新ペダルボードのお写真も頂きましたので、こちらも併せてご紹介します!
BadCatとは?
邦楽ロックのライブによく行かれる方ならもしかするとステージ上で光り輝くこれらの↑眼をご覧になったこともあるかもしれません。近年、多くのバンドマンに愛用されているアメリカのアンプブランドです。サウンドを最優先させ、伝統的な技術を採用しながら、アメリカの工房で熟練したエンジニアが一台一台、手作業で組み上げています。
主な使用アーティスト一覧はBadCatブランドサイトをご覧ください。
www.shimamura.co.jp
リハーサルに潜入!
バンアパのライブではフラッグシップモデルのBlackCat30、レコーディングやソロライブなどでは一回りコンパクトなBobcat20Rを使っている荒井さん。(以前、某楽器誌で「荒井が絶大な信頼を寄せるBadCat BlackCat30」と紹介されており、担当者としてはたまらなくその場で小躍りしてしまったのはここだけのお話) バンアパは今年も全国各地で相当数のライブを行っており、愛猫も少々お疲れのご様子。
マネージャーさんから「最近ローディーから音に張りが無くなってきていると言われたんですけど・・・」と相談を受け、それならばと交換用の真空管を持ち、リハーサル前の会場に潜入しました。
この日のステージではサブ機として、Bobcat20Rもスタンバイ。ギターはフェンダーカスタムショップ製ジョン・メイヤー・モデルです。
こちらが荒井さんご愛用のBlackCat30。ライブではクリーン強い1chを使用。BadCatのコンボアンプ・キャビネットは中央に木枠が入っているため、マイキングはセンターを少し避けた位置にしています。
真空管アンプの場合、「音に張りが無くなってきた」「ノイズが乗るようになった」という場合、真空管が消耗していることが多くあります。ローディーの方と話し合い、この日はプリ管を交換することに。ちなみに現行モデルのBadCatアンプはClassicDeluxeを除いて、プリ管・パワー管ともに真空管交換時にバイアス調整(バイアス電圧を調整すること)が必要のないカソードバイアス形式を採用しているため、ライブ会場でもドライバーさえあれば真空管交換は可能です(初めての方は販売店までご相談ください)。リハーサル前にプリ管を交換したところ、フレッシュな音になりました。
荒井さん最新ペダルボード紹介
バンアパと言えばテクニックや音に定評があり、バンドマンのファンも多いことでも有名。メンバーの皆さんの機材事情も気になるところです。今回は特別に荒井さん&川崎さんの最新ペダルボードも撮影させて頂きました。
まずこちらが荒井さんの最新ペダルボード。OneControlのスイッチャーでそれぞれをコントロールしているとのこと。ちなみに最新アルバムのリードトラック、「ZION TOWN」演奏時にはBlackCatのクリーンチャンネルにBossのCH-1 SUPER Chorusのみ、というシンプルなチョイス。バンド層の皆さん、ぜひ「弾いてみて」ください!
https://youtu.be/LZymtEQJQfMyoutu.be
※ヘッドホン推奨。主に右チャンネルから流れてくるバッキングが荒井さんのサウンドです。
川崎さん最新ペダルボード紹介
そしてこちらが川崎さんの最新ペダルボード。2枚組です。
こちらが左側のボード。
そしてこちらが右側のボード。
川崎さんのご友人のブランド「A.S.W」の製品を多く使われています。「ZION TOWN」は、アンプのクリーンサウンド+左ボードに設置されているmoogのローパスフィルターとフェイザー+右ボードのワウ(クライベイビー)で主に作っているとのことです。
アンプとキャビネットはオレンジを使用。上段がGRO100、下段がOR120で、クリーン/歪みを使い分けていらっしゃいます。ギターは川崎さんが長年愛用しているモズライトです。
そしてライブスタート!
アンプのメンテナンスも終わり、リハーサルも無事済み、いよいよ開演です。この日のライブはソールドアウト。渋谷TSUTAYA O-EASTは満員で、熱気に溢れていました。
この日のライブは7/19にリリースされた“Memories to Go”のリリースツアーの一環ということで、前半は新曲のオンパレード。
ギタリストにとってバンアパのライブは荒井さんと川崎さんの掛け合いが聴きどころ。ハーモニーが美しいです。
ベースの原さんの爆笑MCもファンの間では有名。ソロとしては”怪談”のライブも行うほどの話し家です。
もちろん、演奏も凄腕。近年では他アーティストへの楽曲提供なども行っています。
原さん&ドラマー木暮さんのリズム隊が盤石なグルーブを作り上げます。
木暮さんは最近レッスンも行っているとのことで、機会があればいつの日か島村楽器でもセミナーなども実現するかも・・・・?
セットリスト後半は近年のアルバムから代表曲を中心に展開。
ツアー中なのでセットリストの公開は控えますが、この夜の締めくくり~アンコールは初期の代表曲。約2時間の熱演でした。
個人的にはまだまだ聴きたい曲だらけでしたが、バンアパは来年結成20周年とのことで、来年もおそらく各地を回ってくれるでしょう!島村楽器としても引き続きバンアパを応援していきます。今後の展開にご期待ください!
そしてBadCat BlackCat各モデルは以下の店舗でお試し頂けます。ぜひ店頭で荒井さんのサウンドを再現してみてくださいね!
(在庫状況:11/6 現在)