皆様Buongiorno!!
島村楽器弦楽器アドバイザーの糸山です。
到着するとタディオリ氏のお父様がお出迎え。
イタリア語で何かやけに茶化されたのですが意味が分からず・・・とにかくノリでその場を乗り切る筆者(笑)
それでは、この日の大トリを務める、噂の彼をご紹介致します。
マエストロ・マウリツィオ・タディオリ氏です!
モカ・コヒーを淹れるタディオリ氏。
本場のモカはポットごと直火にかけて蒸気圧でコーヒーを抽出する。
下のポットに入った水が沸騰して、上のポットにエスプレッソが溜まるしくみ。
今夜は彼の自宅兼アトリエにて、2014年秋の最新作の試奏と打ち合わせに訪れました。
モンドムジカに出展していなくても、毎日大忙しのタディオリ氏。
私たちの訪問直前にも、プロの演奏家が訪れていたのだとか。
およそ1年ぶりの再会に、溜まりに溜まっていた話題に花を咲かせる二人。
タディオリ氏とマイスター茂木。放って置くとずっと喋っている。
マエストロ・タディオリ氏も、張り切って今回の作品ついて、詳しく解説して下さりました。
力説するタディオリ氏。頬をついて聞くマイスター茂木。うなづく間藤。
さっそく出来たてホヤホヤの楽器を弾かせてもらいました!
我先に試奏した間藤。次、弾かせて下さいね。
これは・・・、凄い!凄すぎる!!!!
驚きのあまり、思わず落としそうになるギリギリマイスター茂木。すみません、次、私が弾く番だったんですけど!?
ワークベンチに並んだ2台の楽器。ん?大きさが違うよーな・・・。これは、、、、!????
2台並んだ楽器。大きさが違いますね!
では、話題をさらうであろうマエストロの秋の最新作を、早速ご紹介しましょう!!
Maurizio Tadioli, Cremona, 2014, Viola, Model: Guarneri del Gesu 1744 "Ole Bull"
ガルネリ・デル・ジェス1744年の晩年の名器「オレ・ブル」を、なんとヴィオラにフューチャーした最新作!
ただF字孔だけは、オリジナルに忠実にバイオリン→ヴィオラへ拡大してしまうと大き過ぎてしまう為、そこの部分だけリサイズしてあります。
※オリジナルはヴァイオリンです。
詳細は、タディオリ氏のバイオリン「Ole Bull」モデルの紹介ページをご覧下さい。
サイズは41cmです。この作品、あまりに凄すぎて言葉がなく、わたくしの拙い文章では表現不可能です。
筆者はずーーーーっと弾いてました(笑)
やっと出番が回ってきた・・・ってブレてるし!!(撮影:茂木顕)
そして、今度は製作途中の作品の進行状況をご報告。
熱弁ふるうタディオリ氏。
何やら大きな木材を手に、情熱を持って、しかし冷静に、淡々と語るタディオリ氏。
続・熱弁をふるうタディオリ氏。もう誰も彼を止めることはできません。
そう、勘の良いお客様なら、もうお分かりですね?この一大プロジェクト・・・。
クランプされているタディオリ氏の作品。
来る日本弦楽器製作者協会主催「2014弦楽器フェア」、そして当社秋の恒例イベント「弦楽器フェスタ2014」におきまして、マウリツィオ・タディオリ氏の再来日が決定致しました!
「2014弦楽器フェア」には10月31日(金)〜11月2日(日)の3日間、
「弦楽器フェスタ2014」では、12月6日(土)〜7日(日)にビビット南船橋店会場にて2日間、
12月12日(金)〜14日(日)に福岡イムズホール会場にて3日間、
タディオリ氏が当社ゲストとして来日する予定です!!!!
チェロ用の木材を見つめる二人。
そして、私たちは長年温めていたプロジェクト、タディオリ氏製作による「ガルネリ・カルテット」をお披露目致します。
熱弁をふるうタディオリ氏。(3回目)
彼の作品に、我々はもはや言葉はありません。
世界最高峰のアンティーク楽器製作家として、その名を轟かせてきた同氏の渾身の力作を、ぜひ会場までお足をお運び頂き見にいらして下さい。
和むタディオリ氏とマイスター茂木。
今日も濃密な1日でありました。
いよいよ買い付けもクライマックス。
明日はいよいよ最終目的地:「Mondomusica」へ行って参ります。
ヴィオリーノに恋するハートブレイカー茂木。
それでは今日はこの辺で。
Ciao!!
今回イタリアで買い付けた弦楽器は、弦楽器フェスタでお披露目します
今回マイスター茂木と糸山が買い付けを行った弦楽器は、11月〜12月各地(大阪・川崎・横浜みなとみらい・札幌・新宿・南船橋・福岡・奈良)の島村楽器で開催される、島村楽器弦楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、弦楽器フェスタページもあわせてご覧ください。
- 島村楽器弦楽器フェスタページへ(内容は前回のものとなっております。ご了承ください。最新情報10月3日公開予定。)
2014年秋 弦楽器イタリア買い付け日記はこちら