島村楽器公式ブログ

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業界初!?ギター&ピアノの練習、コードアレンジ、作曲、セッションに役立つハンドブック登場!

皆さんこんにちは、開発担当フジモトです。
ここ最近のソフトウェア開発としては、”作詞入門”、”C-Deck(シーデッキ)”など、主にパーソナルな曲作りをサポートするアイテムを出版させていただきました。

今回ご紹介するのは、Chord Session Book(コードセッションブック)といって、同じく作曲関係ではありますが、それ以外に実践的な演奏面でも活用ができる、これまでにないリングタイプのハンドブックです。

表紙はこんな感じです。


中を見てみると・・・


基本の譜面は、このようにギターコード譜とピアノ譜が一体になっていて、ほとんどの曲が
 A セクションと B セクションで構成されています。
それぞれにメロディーをつければ、いわゆるAメロ・Bメロが完成です。

コードセッションブックでは、曲のワンコーラス分にあたるコード進行を「PATTERN」と呼び、すべてのPATTERNにはアレンジされた4種類のコード進行がセットになっています。
この4種類のコード進行を「STEP」と呼んでいます。

業界初!?STEP方式3段活用したコード進行アレンジとは?

例えば、[ C-Am-Dm-G ]というコード進行を発展させていくと、[ CMaj7-A7-Dm7-Db7 ]という風に変化させることができます。
これにはいくつも考え方があって、プレイヤーによっても発展のさせ方は異なります。
故にやればやるほど”謎”が増えていくんですね。


コードセッションブックでは、基本となるコード進行を[ STEP 1 ]とし、[ STEP 2 ]発展⇒[ STEP 3 ]応用⇒[ STEP 4 ]大胆アレンジ、という風に変化の流れが一目瞭然です。
コード理論はさておき、まずは目と耳でコード進行アレンジを体感してしまおうというわけです。


ちなみにSTEP 4 は、もうほとんどジャズです・・・例えば、[ C-C-Am-Am ]というシンプルなコード進行がSTEP 4ではどう変化するのか・・・ワクワクしませんか?

実験動画:ヴォーカル、キーボード、ギターでセッションしてみました!

果たして、いきなりスタジオに入って曲ができるのか?セッションになるのか?
これはもうやってみないとわからないということで、、、実際にスタジオに入り実験してみました。

ヴォーカルには、JOSYcumi(くみ)さんにお手伝いしていただきました。現在、JOSYというバンドで活動中とのこと。

キーボードは、日頃からなにかとご協力いただいている内藤朗さんにサポートをお願いしました。


まずは、PATTERN DのSTEP 1にチャレンジです。
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ヴォーカルのJOSYcumiさんは、こういう体験がまったくないということで少し緊張していましたが、雰囲気を掴んでくると、だんだん自分の世界観が出てきました。
リアルタイムに音やメロディーが変化していくのって良いですね。これぞセッションの醍醐味です。


次に、PATTERN DのSTEP 3にチャレンジです。
よりバンドっぽくなるようにリズムマシンを使用しました。
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同じPATTERNでもコード進行の変化とリズムで、まったく雰囲気の違った曲想になります。
・・・ということは、ひとつのPATTERNで4曲のオリジナルソングができてしまうということですね。


次は、PATTERN HのSTEP 1とSTEP 2の雰囲気の違いを比較してみたいと思います。
まずは、STEP 1から。
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次にSTEP 2です。
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コード進行とリズムの違いが相まって、STEP 2になるとちょっと大人な雰囲気になりますね。


最後は、PATTERN Q のSTEP 1を題材に曲作りにチャレンジです。
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この曲あたりになると、慣れてきたこともあり、ヴォーカルのJOSYcumiさんのメロディーラインや声の出し方にも動きが加わってきて良い感じです♪
・・・あとはAメロ&Bメロをかためていけば、曲のボディ部分の完成です。


実はこうやって曲を仕上げていくのは、ビートルズをはじめとする多くのバンドが行っている方法なのです。
バンドが煮詰まっている、、、曲作りが壁にぶち当たっている、、、いつも同じことのくり返しでマンネリしている方やバンドの方々には、ぜひ試していただきたい作曲方法です。

セッションすることで演奏技術が磨かれ、曲までできてしまったら、、、まさに一石二鳥です!

さてさて、いかがでしたでしょうか?

今回は、セッションしながらメロディー作りにチャレンジしてみましたが、コードセッションブックの使い方はそれだけではありません。ぜひ自分なりのアイディアを加えてボロボロになるまで使い倒していただけたら嬉しいです。

また、裏表紙には、ヴォーカルの方のキーに合わせて移調する時のガイドとして、移調一覧表を載せています。

使い方アイディア

STEP 1からSTEP 4へは少しずつ難易度が増していきますので、コード進行やコードの押さえ方の練習にも最適です。また、ジャンル別の演奏例をバンドスコアで紹介していますので、バンドのアンサンブル練習にも使えます。
個人的にMIDIの打ち込みで曲を作る際には、ピアノ譜が意外と重宝すると思います。

そんなこんな、な使い方ができるコードセッションブックは、島村楽器各店舗およびオンラインストアで取り扱っています。
中身が気になる方は、ぜひぜひ店頭で手にとってみてください。

・・・皆様のご来店をお待ちしています。

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