島村楽器公式ブログ

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ルシアー駒木のギターよもやま話 その12「スペシャルギター!」

パンパカパーン!!!

みなさんおまたせしました!
私のDVD第3弾が発売!!
前2作同様500円

というわけで(笑)
こんにちは、ルシアー駒木(コマキ)です。

今回はこのDVD発売を記念して、凄い事をやってしまいましたので、ご紹介します。

今回のDVDは、エレクトリックギター&ベースのパーツの中でも重要なピックアップについて、構造からそれぞれの特徴までを分かりやすくご説明し、更にはハンダ付けのコツなんかもわかってしまうすぐれもの。

そこで、皆様御馴染みのお勧めギター「クールZ」シリーズを、なんとなんと!!
このピックアップ編に因んだ内容で、
ルシアー駒木仕様!!
にしてしまうというスペシャル改造が施されました。
しかも使うのは実際にDVD撮影に使用された個体!!
つまり各モデル1本しか存在しないのです!

イエーイ!!!
\(>.<)/

クールZシリーズはメイドインジャパンのクオリティが光るお勧めのギター・ベースです!

何も「向上」させる為の改造を必要としない素晴らしいクールZシリーズ。
それに手をいれるのですから、ルシ駒ならではの特別な事でなくてはつまらないですよね!

そこで今回は「ルシアー駒木色の個性をつける」施術(笑)を施します。
しかもピックアップ編のDVDですから、ピックアップの個性を十二分に活かしてやる作戦です。
ルシアー駒木、ただのピックアップ交換で終わらせる気はありません。

それではご覧頂きましょう。

まず最初の登場はZST-1R

早速ピックガードを外していきます。

内部はこんな感じ

このままで問題はありませんが、ここも交換するピックアップルシアー駒木の狙う使い勝手に合わせて変更していきます。
とにかく全部一旦外してしまいましょう。

今回交換するピックアップはこれ

「このタイプ」の特徴は私のDVDで確認していただくとして(笑)
このピックアップにしたのには理由があります。
通常リアのシングルコイルをハムバッキングタイプに変更する場合、とにかくひたすらハイパワーなものを選ばれる方が多いのですが、
フロント&センターとのバランスが悪くなってしまうケースが多く見られます。
このピックアップであれば、リアを太くウォームに、パワフルにしつつも、きちんとフロント&センターも活用できます。
見た目の変化もよさそうな感じです

まずピックアップを取り付けてしまいましょう。

今回は電送系全てのパーツも交換します。元々付いていたパーツと取付穴の径が若干異なりますので、調整します。


これまで付いていたピックアップと新たに取り付けるBC-2との位相を揃える為に、フェイズテストをします。


フェイズテストについては私のDVD参照(笑)
ほーら、みなさん私のDVD欲しくなってきたでしょう


そして今回のルシアー駒木スペシャルギターの肝でもあるのがキャパシター。
私が選んだのはこれです。

詳細は内緒(笑)
あまり一般的なものではありませんが、今回の音造りには必須。

そして出来上がりがこちらです。

カッコいいぞー \(>。<)/

寄ってみましょう。


いよいよ最終の組み込みです。

完成!!!

鳴らしてみると私の狙い通りです。

リアメインの楽器と考え、ボリュームを細かく調整する事で歪み具合を調節したかったので、演奏しながら小指が届く様、通常マスターボリュームのある位置にリアのボリュームを配置。
曲中でフロント&センターをアクセントとして使ったりイントロのクリーンで使ったりする事を考えると、それはそれでリアの音作りとは別にボリュームコントロールが欲しい。その為にフロント&センター用ボリュームを設置。
常にキャパシターの音質影響を加えたく、しかも「使える」トーンコントロールとして中央にマスタートーンとして設置しました。
どのスイッチポジション・ボリューム&トーンのツマミ位置でも「使える」音になっています。
勿論リアハムならではのパワフルなトーンは最高!!


いかがですか?
先にご紹介しましたがこの楽器は限定1本!!
さてどこのお店で展示されるかはお楽しみ。

見かけたあなたは超ラッキー!!
是非鳴らしてみて下さいね!

次回はまた違うモデルに施した施術をご紹介します。お楽しみに!!

ルシアー駒木でした。

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