みなさまこんにちは!!
突然の大雨にいつもびしょぬれのルシアー駒木(コマキ)です。
実は塗装には湿度が大きく影響するので、最近塗装の業務が大変(汗)
ただでさえこの夏は猛暑で塗装が大変だったのですが(塗料は暑さにも弱いのです)、更に突然やってくる雨攻撃には苦労させられてます。
とりあえず次のお休みに折り畳み傘を買いに行こうと思っています。
さてさて、今日はこれまたちょっと面白い改造をお受けしましたのでご紹介したいと思います。
これまで「壊れてしまったものを修理する”リペア”」や「音や機能を向上・好みに変える”カスタム”」を様々ご紹介してきましたが、今回は完全に後者ですね!
お預かりしたのはギブソンのJ50。
このギターの特徴のひとつがこの
ブリッジですね。
年代によってはこんなタイプ
もありますよね。
今回のご依頼は、
この大きく特徴的なサドル部分をなんと取り外してしまい、
通常のアコースティックギタータイプサドルをつけてしまおうというものです。
サドル交換&寸法や形状の変更改造はたまにあるのですが、今回は更に「いつでも元に戻して使える様にもしたい」との事!!
早速いってみましょう!!
まず準備段階として、サドルを取り外して内部を綺麗に仕上げておきます。
次は埋め木部分の作成です。
単に埋めてあるだけの改造が施された楽器はたまに見かけます。それもブリッジと同種材で作るのが一番簡単かつ普通。ですが、せっかく我が工房に御依頼頂いたのですから普通じゃつまらないですよね!!
違った材で音造りをしたい!
勿論、カッコイイ見た目も欲しい!!
そこで用意したのはこちらの木材!!
「カリン」材です
今回は「着脱式」がテーマ。
サウンドホールから中に手を入れ、元のビスが付いていた穴から楊枝の頭で押してみると・・・
この通り簡単に外せます!!
いかがですか?
左が普通の牛骨、右が今漬けた牛骨。
結構見た目からちがいますよね!
そして今回はサドルに合わせてナットもオイル牛骨に変更しました!!
このナットだけでも1つ記事がかけそうですが(笑)今回は割愛
完成!!!
ごらんのみなさんに音をお聞かせできないのが残念!
良い音してましたよ〜
こんな改造ありなのかな?
こんな事って可能なのかな?
そんな疑問を持つそこのあなた!!!
何を迷う事がありますか(笑)
お近くの島村楽器に今すぐGO!!!
ルシアー駒木でした。