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「Ustream」や「ニコニコ生放送」で、本格的な映像配信に最適な「ローランドVR-5」レビュー VR-5紹介編

こんにちは。Webサイト担当のトグチです。

去年位から「Ustream」や「ニコニコ生放送」などの動画のリアルタイム配信サービスが流行ってきていて、みなさんの中でも生中継を楽しまれている方もいらっしゃると思います。

「Ustream」や「ニコニコ生放送」で映像を配信する場合、シンプルなセットアップであれば、ノートパソコンとパソコンに内蔵しているウェブカメラとネット回線があれば簡単に配信することができます。
しかしカメラを複数用意してもっと凝った配信を行うには、様々な機材が必要になったり知識も必要になり、なかなか複数カメラを使った配信を自分達で行うのは正直敷居が高いのが現状でした。

そんな中、「Ustream」や「ニコニコ生放送」で本格的な生中継を行う際にとっても便利な機材「VR-5」がローランドさんから発売されました。

ちょうどトグチもライブイベントの中継をUstreamで行うことになっていたので、発売直後でかつ好評のため、品薄状態が続くVR-5がお借りできないか、ローランドさんにダメもとでお願いしたところ奇跡的にお借りすることが出来たので、今回は実際にライブイベントでVR-5を使ってみた感想をご紹介したいと思います。

VR-5ってどんな機材?

まずローランド VR-5は何が出来るのか簡単にまとめるとこんな感じになります。

  • 最大5系統の映像を切り替えたり合成できる出来るビデオミキサー機能
    • ビデオ入力×3、パソコン入力、SDカードから
  • 7系統の音声をミックス出来るオーディオミキサー機能
    • マイク対応入力×2、ライン入力×3、PC用入力、SDカードから
  • 入力している映像と出力している映像を同時にチェック出来る2つの液晶モニター
    • しかもタッチ式なので操作性抜群
  • 最終的な出力をUSB経由でPCに転送可能
    • この機能を使ってUstreamなどで配信が可能になります
  • SDカードでカンタン録画
    • 中継中に簡単に録画したり、予めSDカードに仕込んだ静止画や音声・動画を再生可能です

ふーーーこれだけでもお腹いっぱいという感じですね。
ローランドVR-5はこれだけ便利な機能が用意されていて、約41万円という超お買い得な製品なんです!!

と書いても「トグチは何を言ってるんだ!」「どこのブルジョワだよ!」と思う方もいらっしゃると思います(笑)

そうですよね。40万円って大金ですよね。僕もそう思います(笑)
という訳でお買い得な訳についてもうちょっと書いてみます。

VR-5が無い時代の配信システム

ではVR-5が無かった時代(と言っても1〜2年前ですが)に、複数(今回は3台以内)のカメラを使ってライブイベントを中継する場合、どんな機材が必要だったか簡単にまとめてみます。


これらをバラバラに購入して、VR-5と同等のクオリティにしようとすると40万円ではすまない金額になってしまいます。
VR-5と同じローランドさんから発売されているビデオミキサーV-8単体でも約20万円なので、VR-5のコストパフォーマンスがちょっと理解できたのではないでしょうか?

価格には見えない、「プライスレス」なメリット。「シンプル・オールインワン」


上に書いたような機材を運ぶだけでも相当な労力になりますし、使わない時も場所が必要です。
そして現場でセットアップするときは「配線」という作業が必要になるので、いざカメラテストをするというところまで行くのに下手すれば1時間以上必要になります。
しかもこれらの配線には、カメラなどの機材からのケーブルは含まれていないので、さらに配線作業が必要になります(涙)

でもVR-5であれば4.3kgの軽量仕様なので、ケースに入れて運ぶのも問題がない重さです。
セットアップするときはケースから出して電源を入れ、カメラや音声ケーブルをVR-5に繋いで、最後にPCとUSBで接続して完了なので、圧倒言う間にセットアップが完了します。
実際トグチもイベントでは20分位で、カメラの設置なども含めたセットアップが完了してしまいました!

もちろんそれぞれ単体の機材を使ったほうがVR-5より性能が良い場合もありますが、必要十分な機能が用意されていてこれだけ便利に使える経験をしてしまったら、VR-5以外を使った映像配信は考えられなくなっちゃいそうです(笑)

実際に現場で使った感想は次回!

VR-5の魅力について書いていたら、かなりの文字数になってしまいました(笑)
なので、実際に現場で使った感想については、明日改めて別の記事でご紹介します。ご期待ください。

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