島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

メンテナンスに困った時は?

こんにちは、福岡クラシック店楽器アドバイザーの間藤です。

楽器は乾燥や湿気にとても弱い楽器です。気づかないうちに楽器になんらかの影響が出ている場合もあるため、これからの季節はお手入れが欠かせません!楽器のメンテナンスにはご自分でできるものと、技術者に依頼いなければならないものがあると思います。ご自分でできるメンテナンスは、ぜひ愛情を持って手をかけてあげたいですよね。そうすれば、楽器も喜んで良い音を奏でてくれるはずです!

ご自分で楽器のメンテナンスを行う際、困ったことがあった時におすすめなのがこちらのメンテナンスブックです。日頃のお手入れの仕方からメンテナンスのチェックポイント、その他自分でチェックできるチェックシートまで付いています。その他、松脂のことやケース、のことまで広く、画像付きでわかりやすく掲載されています。

ヤマハ出版「はじめての楽器メンテナンスブック」¥1,680)

一方、技術者に依頼いなければならないメンテナンスはどんなものでしょうか?例えば、弓の毛替えです。弓の毛は消耗品でだんだんと毛の本数が少なくなったり、キューティクルがなくなり、演奏中も松脂を塗ってもの上で滑るようになったりとさまざまに演奏に影響を与えます。そうなると、変な癖がついてしまう原因にもなりかねません。毛替えは半年に一度、長くても一年に一度の交換をおすすめしています。定期的な点検も兼ねてぜひ行うようにしてみてくださいね。

また、弓の毛替えのタイミングについては「セルフチェック講座!弓の毛替えのタイミング」でご紹介しています。

でも、どこに持っていけばよいのでしょうか?

島村楽器には、バイオリンリペア工房と楽器技術者が駐在している店舗があります。

ちなみに、福岡クラシック店には楽器技術者が常駐しております!ちょっとでも楽器の状態が変化したと感じたらお気軽にご相談ください。お客様のご要望に合わせてメンテナンスをさせていただきます。

(「はじめての楽器メンテナンスブック」で福岡クラシック店が紹介されました)

そして、バイオリンリペア工房。以前、私も工房におじゃまさせて頂いたことがあります。まず、受付を通って中に入ると、お客様と楽器についてゆっくりとお話しができるスペースが設けられています。その奥には作業中のバイオリンやチェロが何本も置ける広々とした部屋があり、専門店ならではの雰囲気を感じました。また、作業台の前は大きなガラス張りで、日中は太陽の光が入りとっても気持ちの良い空間です。お近くにお住まいの方にもそうでない方にも、ぜひ一度足を運んでいただければと思います。

(10月に発行された「サラサーテvol.42」でバイオリンリペア工房が紹介されました)

上記の店舗以外からでも、工房でのメンテナンスをご依頼いただけます。その際は、お近くの店舗にて楽器をお預かりさせていただきますので、お気軽にごお問い合わせください。愛着ある楽器を良い状態で長く使っていくために、楽器をかわいがってあげてくださいね!

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