こんにちは、島村楽器熊本パルコ店 DJ機器担当のハギオです。
以前のブログでもちょこっと触れました、熊本パルコ店恒例イベントのひとつ『MONSTER DJ BATTLE』その『VOL8』が無事に終了しました。
今回のゲストには『DMC*1』という世界的DJ大会のチーム部門で先日4年連続世界一を決めました『KIREEK』のお二人、DJ YASAと DJ HI-Cをお招きして、DJ BATTLEのジャッジとSHOWCASEをやっていただきました。
このMONSTER DJ BATTLEは、ハギオが熊本パルコ店で働くようになって以来、半年に一回くらいのペースで開催しているイベントです。
イベント名の由来は諸説ありますが、隣のイベントスペースでやっていた”モンスターフリーマーケット”からパクった……などという根も葉もない噂も横行しています(笑)。
ネーミングはともかく、九州のDJにはすっかり定着したこのイベント。毎回九州各地から腕自慢のDJが九州NO,1王座を奪取してやろうと集結します。
これまでは参加しやすいようにと90秒でのトーナメント形式で行っておりましたが、今回は5分1本のルーティンを披露し順位を決めていくという形式で開催。
DJ BATTLEの勝敗ってどのように決めるの?と疑問をお持ちの方に分かりやすくスポーツを例に説明すると、決められた時間内に自分のスキルや感性で表現する、フィギュアスケートやシンクロナイズドスイミングのような競技だと考えてください。
MONSTER DJ BATTLE VOL8レポート
それでは『MONSTER DJ BATTLE VOL8』の模様をお伝えしましょう。
今回は、5名のDJがエントリーしてくれました。エントリーしたDJはこちら(プレイ順)
今回は平日の開催で「仕事を休めない」などの理由により常連組の不参加が続出しましたが、その反面、これまでは観客としてきてくれていたDJから初参加のエントリーがあったりなど新鮮な店もありました。
DJ CHIHArU
DJバトルのトップバッターは、今回が初参戦のDJ CHIHArU!!
初参戦なので、どんなプレイをするか事前情報が無い為とっても楽しみです。
今回初参戦だったのですが、ジャグリング等もスキルがありビックリしました。シンプルな打ち込みのバトルブレイクスシリーズを使用していたので、派手めなビートに変えたり、オリジナリティが出てくると今後の九州のバトルシーンで行けるんじゃないですかー♪
DJ Castella
この日のためにはるばる長崎から参戦してくれたDJ Castella(カステラ)。長崎だからカステラってそのままの名前ですが、長崎を代表するって言う強い意志が感じ取れます!!
2008年のTeensでは3位に入賞、今年のDMCでは九州で4位。関西予選にも参戦。今回のDJバトルの大本命です。
いやー 優勝候補だけあって、この落ち着き、リズムキープ。20歳とは思えない安定感を感じました。
DJ 祐太朗
前回のDJバトルから参戦してくれているDJ 祐太朗!
DJ Castellaと並んで今回最年少!!
あえて、今回のスペシャルゲスト『KIREEK』がリリースしているKIREEK BREAKSを使うところが面白い!
「真剣に創ってきたルーティンだから、本人たちに見てもらいたかったんです」っていうのがグッときました!ルーティンの内容や発想はすごく良かったです。
場慣れしてくれば自身の理想に近づいていくんではないでしょうか。
DJ 藤原浩Jr
今回のDJバトル唯一のスクラッチを売り物にしているDJ 藤原浩Jrです。
いやー、彼とは僕がこのお店に来たときからだから、かれこれ5年くらいこういうイベントを見に来てくれていましたが、今回やっと参加してもらうことが出来ました!!
昔と比べても格段にレベルが上がっています!!
右手でスクラッチをするスタイルで、更にクロスフェーダーをリバースしています。まさに日本のQ-Bert*2!
いつも店頭ですっごく細かいスクラッチをやっているのを見ていたので、スキルで攻めてくるかと思いきやこのルーティン。
意表をつかれましたが、いいルーティンでした!
DJ KJ
今年からDMCにも参戦し、九州予選の決勝まで進出!
熊本の隠し兵器DJ KJです!
途中スリップマットが落ちてしまうというトラブルがありましたが、再度やり直しでリカバリー!ジャッジがKIREEKでよかった?
(2009年の世界大会。KIREEKはプレイ時に機材トラブル発生。しかし、やり直したプレイで優勝しました。)
DJバトル、結果発表!!
いよいよ、今回のDJバトルの結果発表です!!
では、第三位から!
第三位は
DJ KJ!
トラブルはあったものの、全体的な落ち着きとポテンシャルを感じさせました。
もし、トラブルがなかったらどうなっていたんでしょうか?次回その疑問を解消させてください。
第二位!
DJ 藤原浩Jr−−−−!!
ジャグリング主体の他のDJと明らかに違うスタイルでひときわ目立っていました。
ただ、難しいスクラッチをやるだけでなく、「チキチキ、チキチキ、チキチキ チキチキ!」ってキャッチーなフレーズを持ってきたのが良かった。
では、今回の優勝は・・・・・・!?
DJ Castella−−−−−−−−−!!!!!
はるばる長崎からやってきて良かった!
ビートキープ、とても20歳だと思えない安定感。優勝に相応しいルーティンでした!
この後、DJ Castellaは自分のルーティンにオリジナリティが足りないって、かなり悩んでいたようですが、この年でそんなことを悩むとは、今後大化けするかもしれませんねー♪
結果発表の様子を動画でどうぞ。
所々出てくるKIREEKの面白トークもお楽しみください。
www.youtube.com
スペシャルゲストKIREEKのSHOWCASE
それでは、今回のスペシャルゲストKIREEKのSHOWCASEをご覧下さい。
2009年のDMC世界大会で世界チャンピオンになった時のルーティンを惜しげもなく披露してくれました!!
www.youtube.com
KIREEKのご紹介
戌年生まれのDJ YASAとHI-CによるターンテーブルユニットKireek。
2人で操るターンテーブルは万華鏡のように次々と華麗な変化を生み出し、1+1=無限大の可能性を武器に、様々なジャンルをクロスオーバーさせた独自のPlayで行く先々でフロアを完全ロックする。
2007年、日本が誇るビッグフェスFUJI ROCK FESTIVALに参加。
同年ロンドンで開催されたDMC World DJ Championshipのチーム部門で、初出場にもかかわらず並み居る強豪国を抑え世界チャンピオンの栄冠をつかみ取る。
その勢いはとどまることを知らず、2008年、2009年、さらには2010年にディフェンディングチャンピオンとして出場、日本初の世界チャンプ4冠の偉業を成し遂げ、不動の地位を確立する。
2009年7月にリリースしたオリジナルバトルブレイクス『Kireek Breaks』は、世界中のDJから熱い注目を集める。
その圧倒的なパワーは衰えることを知らず、この2人にしか成しえることのできない未知なる世界を貪欲に追い求め続ける。
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