みなさん、こんにちは。音楽教室担当のロクタンダです。
私のブログでは、島村楽器の音楽教室についてや、音楽教室を通して感じることなどをお伝えしていきたいと思います。
前回は、音楽教室の会員さんによる大人の発表会「YOUR STAGE」についてご紹介しました。
今回はその続きで、「YOUR STAGE」の裏方秘話や、実際に演奏される曲などについて書いてみようと思います。
大人の発表会での演奏曲ってどんな曲が多いの?
島村楽器の音楽教室は、全部で55コースもあります。
その中から600名以上の会員さんが「YOUR STAGE」に参加されるわけですから、その演奏曲も楽器もジャンルも様々。
例えば、ピアノではクラシック系の曲がやや多めだけど、サックスではジャズ・ポピュラー系の曲が多め、といった具合です。
ちなみに、今回出演された会員さんをコース別で分けただけでも
これだけあります。
「YOUR STAGE」を、こうしてみると改めて参加される方の幅もずいぶんと広がったなあと感慨深くなります。
始めた当初は6つくらいなものだったのですが、年々参加できるコースを増やしてきました。
そんな中でも参加人数が一番多かったのは「ピアノ」です。全出演者のおよそ半数がピアノ演奏でした。
さて、今回はそのピアノの演奏曲でどんな曲が一番多かったのか?なのですが
作曲家でダントツのナンバー1は「ショパン」でした!
実は普段のレッスンでも、ショパンの曲を弾いてみたい曲として挙げられている方が多く、そのまま反映されているのかもしれませんね。
調べてみたら、ピアノ演奏者の約20%がショパンの曲でした。
そして演奏された曲なんですが、ショパンの演奏曲で多かった順に挙げてみますと
となりました。
参考までに、ショパン以外で演奏が多かった作曲家は
でした。
それぞれ演奏された曲で多かったのは、ドビュッシーでは「アラベスク」「月の光」
リストでは「愛の夢」、シューマンでは「トロイメライ」や「飛翔」でした。
これらの曲、皆さんご存知ですか?きっと曲名はピンとこなくてもメロディーを聴たら「ああ、知ってる!」という曲ばかりだと思います。
「YOUR STAGE」では、人気の演奏曲はその年毎に変化します。
たとえば、他の会員さんのステージ演奏に刺激を受けて、「来年は私もこの曲をやろう!」と決める会員さんも多くいらっしゃいます。
その刺激はジャンルさえ超えてしまうこともしばしば。ピアノの会員さんだけを見てもクラシックに限らず、ポピュラー曲あり、J−POPあり、とヴァラエティに富んでいます。
自分の好きな曲を大きなステージで披露できる機会ですから、みなさん気合も入るところです。
レッスン指導をする先生と共に「YOUR STAGE」までの道のりを1年がかりで歩んでくるわけです。
そういえば、みなさん、衣装などもだいぶ前から用意されるようです。
人気の発表会なので参加者を抽選させていただく年もあるのですが、中には「抽選前からドレスを買って準備しちゃいました!」と、本番の出番前にこっそり明かしてくれる会員さんもいらっしゃいます。
裏方スタッフ秘話
さて、ここで問題です。
この「YOUR STAGE」は一体誰が運営しているのでしょうか…?
これだけの日数、公演数(1日3回×7日間も公演します!)、そしてご出演者をサポートしながら、時間通りに進めていくには、たくさんの人の力が必要です。
島村楽器の社員・スタッフがこの日に集結して運営するのでしょうか。
それとも、サントリーホールの方が…?
……実はご出演者を普段レッスン指導している「インストラクターが運営している」
が正解でした!
もちろん、島村楽器の社員・スタッフもサポートスタッフとして運営をするのですが、9割方はインストラクターたちが運営をしています。
インストラクターというのは、島村楽器で大人のための音楽教室「ミュージックサロン」でレッスンをしている先生たちのことです。(詳しくは、そのうちブログでお伝えしますね)
インストラクターったちは、黒系のスーツに身を包み、
- 楽屋口のご出演者受付
- リハーサルの誘導、自分の会員さんのリハーサル立会い
- 楽屋のご案内
- ドレスチェック、司会者への紹介、舞台での動き説明
- 演奏後のお迎え
- エンディング演出の説明、誘導
- 公演終了後のお見送り
などなど、ご出演の会員さんがなるべくリラックスして良い演奏ができるよう、そして、1人のアーティストとしての時間が楽しめるように細かく役割りを決めて、係ごとにローテーションも組み、運営をしています。
上に挙げたのは、主に舞台周りのことですが、表側のロビー周りも運営をしていきます。聴きにいらしている客席のお客様関係、受付関係などですね。
聴きにいらしたお客様から、よく感想として
「なんだか、とても全体の雰囲気が温かくて・・・」
「こういうコンサートは堅苦しいイメージがあったのですがアットホームで客席にいる自分も一緒に楽しめました」
という言葉を多く耳にします。
普段から一番会員さんたちのことを思ってレッスンをしているインストラクターたちが運営することで、ご出演者のみなさんもインストラクターたちを信頼し、全体の雰囲気につながっているのかなと思っています。
この空気感があるからこそ、私は毎年「YOUR STAGE」を誇らしいと思えるんです。
百聞は一見にしかず、「何だか面白そう…」と思った方はぜひ、来年会場にお越しくださいね!
もちろん、ご出演者としてのご参加もありですよ!(笑顔)
昨年までのものになりますが、こちらのページで公演中の様子がわかりますのでもう少し詳しく知りたいという方は、ぜひ覗いてください。
今年の「YOUR STAGE」が終了したばかりのところで、気分が熱い内に2回に渡って「YOUR STAGE」についてお伝えしてきました。
次回はまた違う内容でお伝えします!