みなさまこんにちは!
電動アシスト自転車ではアシストが足りない
ルシアー駒木です
さてさて、凄いMuseumに驚きと感動の搬入日を終えて、いよいよギターショーの初日。
会場の準備もすっかり整いました。
毎回感じる事ですが、ギター好きには最高の眺めですね。
とはいえ、毎回ブログの度にギターの写真ばかりでは面白くないですよね。
前回ブログで少しパーツについて取り上げましたが、実はこのパーツについて多くのお客様から質問を受けました。ルシ駒の予想を超えた反響。
折角なので今回はパーツがどんな感じで出ているのかご覧頂きましょう。
会場内にはギター本体がメインの各業者が様々なパーツをちょこちょこ並べている他、それ専門の業者も結構いるんです。
各種各年代のピックアップは勿論、
こちらも各年揃ったPOT、
これは何とオリジナルのネジ。
他にもマシンヘッドや、
キャパシター、
ノブなどのプラパーツ類、
ビンテージギターやアンプに関する「当時のパーツ」を様々入手する事が出来ます。
当時の楽器を所有されている方の楽器をリペアする際には(オリジナルを極力保った修理のために)非常に重要ですし、現代の楽器をお持ちの方が、ビンテージのテイストを求めて改造として取り付ける需要もあります。
凄いですよね
今回もこんなのありました
あれ、なんか前にもナカムラ、こんな写真撮ってませんでしたっけ?(笑)
そして今回はこんなのも売ってた(笑)
剣!
欲しかったですけど、空港で取り上げられて終わりですね(笑)
もちろん会場で遊んでいた訳ではありませんので(笑)
少し業界の動きもお話しましょう。
所謂「ビンテージ」と言われる楽器たちがありますが、
例えばこんなやつ↓
は、かなり価格が高騰してきました。
50・60・70年代の楽器は軒並み数十万円単位で相場が上がっています。ビンテージを狙ってらっしゃる方は、是非お早めに仰って下さいませ。まだまだ値段は上がると思います。
値上がりの実例をご覧頂きましょう。
これは所謂「コンバージョンレスポール」と言われているものですね。日本国内でも流通本数は多くないですし、最近は店頭に並ぶとすぐに売れてしまいます。
しかもこの個体はTOP材のはぎ合わせもバッチリセンター合わせ。鳴りも抜群。価格はというと私のイメージしていた相場よりも店頭売価で50万~100万近く高い価格でないとお出しできない状況。
他にも
とか、
といった、60年代前半のストラト。人気の高いところですね。
この写真の2本はどちらも抜群のコンディションでしたが、こういった状態の良いものは軒並み価格が上がっています。この2本も私のイメージより50万位高い感じですね。ですが、もはやそれが「相場」になってきているという事です。
探していらっしゃる方は、安いものを探せるうちに、是非早めにご相談下さい。
こういった楽器を探すにあたっては、前回買い付けブログで紹介したような友人たちの協力も得られますし、
ルシ駒ならさらに現地で解体して、技術者視点で日本に安心して持ってこられるものを探してきます!
それでは、買い付けギターのご紹介はまた次回にしますが、JIMMYの新作が気になっている方がどうやら多いようですので、お見せしちゃいましょう!
まずはメイプル指板のSTタイプ3本!!
続いて前編でも登場したこのSTタイプ
JIMMYがLIVEで使っていたやつですね!
に加えて、ローズ指板をもう1本!
続いて最強にカッコいいTLタイプのシンライン
更にSea Foam Greenの美しさ際立つ1本
そして、LPタイプ4連発!!!
目移りしちゃいますね
しかもこのLPタイプ、どれも重さが7~8lbsしかないんです。メチャ軽!
そして今回私の為に特別製作してくれたのが目玉となるアンプ!
ヘッドが2機種あります。マーシャルタイプのサウンドのものと、彼自身が「JIMMYサウンド」と呼んでいたものです。
専用キャビが1台。
そして前回瞬時に売れてしまったRED!
いかがですか?
早く声かけて下さいね。
さて、前・後編でお送りしました今回の買い付けですが、いかがでしたか?
最後に出張が多いルシ駒から、アメリカ旅行を予定している皆さんに、ちょっとアドバイス!
皆さん、こんな紙
見た事ありますか?
知らないですか?
それではこのカギはどうでしょう。
そうです。TSAロック。最近のスーツケース/トロリーバッグにはほとんど付いていますから、結構皆さんご存知ですよね。
TSAというのは、Transportation Security Administrationの略で、アメリカ合衆国運輸保安庁のことです。
写真の手紙は、このTSAが私のスーツケースに入れたものなのです。手紙の中身をザックリと解説しますと、
「あなたや他の乗客を守るために、TSAは荷物の検査をします。あなたの荷物は検査対象に選ばれました。ロックされていて開けることができなかった場合、TSAの係官は鍵を壊して開けることがあります。必要な安全対策のためなので 、TSAに破損の賠償責任はありません。ご理解とご協力ありがとうございます。
ご質問、ご意見、苦情がは遠慮なくご連絡を下さい。」
みたいな感じですかね。
ハッキリ言えば、「勝手に開ける権利を持ってるので開けますけど、文句は言わせませんよ。壊れても知りません。」て事なんです。
出張仲間達に聞くと、これが入っていた経験はまちまちなのですが、私はほぼ間違いなく毎回入っています。(苦笑)
多分、満載している工具類をチェックしたくて開けているのだと推測しますが、それはもう中身グッチャグチャにされます。お土産のお菓子の箱も破れてつぶれて、どんなに丁寧にホテルで荷造りしても全くの無駄。
実は中身を盗んで逮捕される係員も大勢出ています。ニュースになっています。
カギが壊されても中身が無くなっても、一切保証はないと思っていた方が良いです。旅行保険で対応した方がいいと思いますよ。
ここでアドバイス一つ目!
開けられる事を予期して準備しておく!スーツケースを開いた瞬間目につくように、大きめの紙に大きめの文字で、係員に向けて「グチャグチャにしないで!」というメッセージを入れておく。これ結構効果的です。私は更に工具の上に「ここが工具」とか書くようにしています。それ以来余計な場所まで全部グチャグチャにされる回数は減りました。中学生英語で充分なので、是非書きましょう。
そして2つ目のアドバイス!
TSAロックはしない!
「持ち主がロックしてもTSA係員が特殊な工具で開け閉め出来る鍵」がTSAロックのはずなのですが、恐ろしい事に平気でTSAロックを壊して開けてきます。道具で開けられるはずなのに!!事実私壊されました。壊されたくないならカギをしない!これが一番です。変な話ですけど。
ちなみに、今回久々に私グチャグチャにされました。家族への土産物も潰れて散々。メッセージ入れるようになってからは、工具の個所だけで済むようになっていたのですが。。。
考えてみると今回の出張中、Dallas/Arlington出張にしては珍しく、夜嵐が来たんです。
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これは予兆だったのか。。。
皆さんのスーツケースとその中身が無事であることを願って!
ルシアー駒木でした!
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