皆さんこんにちは!
息子の通う保育園で、他の子どもたちから大人気
ルシアー駒木です。
さてさて、お陰様で今回もまた大好評頂いている、スペインブログ前編&中編。
blog.shimamura.co.jp
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いよいよシリーズ最後となります後編です!!
それでは早速スタート!
中編の最後にランチの様子がありましたが、私はスペインチームと共に車に乗っての移動などもありまして、車内では片言ですが互いの言語や英語交じりで話をしています。付き合いも長いので、仲良し(笑)
ほんとに良い人達。
良い人と言えば、こんな事もありました。メンバーのニシノが行きの飛行機で腰をヤッてしまったんです。検品中も結構辛そうにしていたのですが、それを見ていたのか、塗るシップ薬を持ってきてくれたんです。
しかも、なんと持ってきてくれたのはこの人!
先代Manuel Raimundo(マニュエル・レイモンド)さん!!
本当にお優しい方です。
さて、前編・中編では今回の凄い楽器やそれを作る仲間たちをご紹介してきました。
そこで今回は、レイモンドってスペインのどこにあるの?どんなところなの?といった疑問にお応えすべく、街の様子などをご紹介したいと思います。
スペインのバレンシアという都市にあります。人口は約80万人ほどで、マドリード、バルセロナに次ぐスペインで3番目に人口の多い都市です。
スペイン東部、バレアス海に面した海沿いの都市です。
バレンシアオレンジは皆さん知ってますよね!車を走らせればすぐ脇は延々とオレンジ畑です。
スペインの料理、と聞いてほとんどの日本人が最初に想像するであろうパエリア
このパエリア発祥の地、もバレンシアです。
日本のテレビでも中継されたりするサン・ホセの火祭りもここバレンシア。
日本から観光でスペインというと、バルセロナやマドリードが一般的な気がしますけど、バレンシアも見どころ沢山あります。
旧市街地中心にあるのが、バレンシア大聖堂
世界遺産に登録されています。
因みに夜はこんな感じ。
バイオリンの路上ミュージシャンが演奏していました。
素晴らしい演奏だったので、ルシ駒少しお金を置いてきました。
旧市街地は数百年前の建築をそのまま残す街です。そこにそのまま今の生活があります。
昔城壁の門であったところには、砲弾の跡がいくつも残っています。
人は「歴史」を感じたとき、普段と違う感情になるのは何故でしょう。
闘牛場も残っています。
が、闘牛自体は時代的に今NG。
この日はなんとリッキー・マーティンがLIVEをしていました。そういう使われ方をしているんですね(笑)周辺はテロを警戒し警備が厳重になっていました。
バレンシアは海がとても綺麗です。
所謂「地中海性気候」なので、温暖で日差しは強く、でもさわやか、という感じです。
なので、サボテン系の植物がデカイデカイ
ニシノもびっくり(笑)
そうそう、メンバーのニシノは、実は日本国内のクラシックギター製作家達と直接のコネクションを持つすごい人。
今回のスペシャルギター達に関しても日本国内流通の要となる人物です。決してただ飛行機で腰をヤラレてシップをもらっただけの人ではありません(笑)
他にも陶磁器が有名ですし
そうそう、忘れちゃいけないのがイベリコ豚の生ハム、Jamón Ibérico(ハモンイベリコ)!
スペインのみで作られる黒豚イベリア種のハムです。
よく、ハモン・セラーノと言っている人がいますが、あれは白豚。別物です。ハモン・セラーノよりも生産数が少なく、希少です。
どうですか?良い街でしょう。
料理も美味しいです。
私のお勧めはこれ
マスカットのお酒です。これ日本で買えるのかな?皆さん是非探して飲んでみて下さい。甘くてフルーティ、美味しいです。
さて、チームで取り組んできた今回の業務。最後の大切な仕事は、ミーティングです。
この検査で気になった点や、今後の展開など、大切な内容目白押し。
私のPCから楽器の様々な状態を画面に映し、細かく丁寧に話を進めていきます。ここでは進行含め、我らがイトヤマが大活躍です。
英語が堪能なので通訳としても重要な存在ですが、秋葉原にある弦楽器&クラシックギターの専門店「シマムラストリングス秋葉原」の店長でもあります。
マネージメントを担うテルイからは、我々の想いに始まり今後の展望まで含めた取り組みの話。
有意義な時間になりました。
部屋にはサンプルギターがずらり。
こちらで世界地図を見ると、日本が「極東」と言われるのがなぜなのか良くわかりますね。本当に右端(笑)
因みに、レイモンドで技術責任者をしているハビとは、年齢も立場も近く、当時から工具や技術の交換・交流をし、良い関係を作ってきました。
12年間の変化⇅(笑)歳をとりましたね
これからも良い関係でいよう、
また次回!と話をしてきました。
さて、スペインRaimundoGuitars特集となりました全3回のブログは如何だったでしょうか。
最後にタイトルにもなった出来事をご紹介して、ブログの締めとしたいと思います。
12年ほど前になる初訪問の際、スペイン人は傷などをあまり気にしないカルチャーだと分かっていた私達は、日本人が好む「傷の無い綺麗な仕上げのギター」を理解してもらうため、某日本製の高級クラシックギターを持参し、サンプルとしてレイモンドの皆に見てもらいました。
ひとしきり弾き、じっくり仕上げを見た彼らが言った言葉が、私は今でも忘れられません。
駒木さん、このギターは凄いです。日本人はこんなに綺麗にギターを作れるんだね!これは素晴らしい。
私達には、こんなに綺麗に仕上げるのは難しいです。・・・でもね駒木さん、私たちのギターは、弾くとスペインの風が吹くんだ。
このギターは弾いても風が吹かないよね。
皆さんも、風が吹くギター、1本如何ですか?
ルシアー駒木でした。