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【洪栄龍の音故知新】Vol.4 ザ・チョーキングの秘訣


皆さんこんにちは、元気にギター弾いてますか?洪栄龍です。
エージングで始まったこの音故知新も早4回を迎えることとなりました。
前回はブルース(ブルーズ)についての洪の見解を書かせていただきましたが、今回はそのブルース(ブルーズ)表現で欠かせないテクニックである「チョーキング」について紹介したいと思います。


チョーキングとは?

ブルース(ブルーズ)やロックには欠かせないギター特有のテクニックのひとつで、大きな表現力を生むと同時に使い方を誤ると逆効果になってしまう、いわば諸刃の剣ともいえる奏法なのです。
ギターには「歌う」「しゃべる」「叫ぶ」と称されるプレイがありますが、これらはブルース(ブルーズ)ギターを表現した言葉とも言えます。ぜひ多くの著名ギタリストのプレイを聴いて、その表現力を身につけてください。

チョーキング・フォーム

チョーキングを上手く弾くには、フォームが大切です。言葉ではわかりにくいかも知れませんので、動画でも確認してみてください。
また、チョーキングをマスターするには慣れが必要で、弾きはじめて直ぐに身につくというものではありません!・・・ので根気よく続けることが大事なのです。
・・・続けていると、ある時突然、、、アレ?できた!?となる日が来るんです。もしも、その日が来ないときは、弾き方が合っていない可能性がありますので、もう一度動画を見て研究してみてください。

チョーキングの種類

1)クオーター・チョーキング

クオーターは数値で言うと「1/4」のことですが、厳密に1/4をチョーキングする必要はありません。あくまでもニュアンスの問題なので、ギターの種類、使用弦、ギタリストによって上げ幅が微妙に異なります。しかし、このチョーキングこそ、ブルース(ブルーズ)特有のチョーキングテクニックですので、ぜひともニュアンスを掴んでマスターしてほしいと思います。

2)半音チョーキング

ドレミを代表とするスケール(音階)の音程差には半音と1音があります。例えば1音チョーキングの場合、チョーキングする音によっては変化した音がスケールからズレてしまうことがあります。その場合に使うのが半音チョーキングです。また、ブルージーなニュアンスを出すときにも使われます。

3)1音チョーキング

1音チョーキングは、情熱チョーキングとも呼ばれていて、一般にチョーキングといえば1音チョーキングのことをいいます。

4)ユニゾンチョーキング

チョーキングする弦としない弦を同時にピッキングして同じ高さの音を出すテクニック。似たようなチョーキングにダブル・チョーキングがありますが、洪の見解ではダブル・チョーキングの方は、音程をダブらせる(同じ高さではない音)チョーキングと理解しています。


5)合わせ技-1(チョーキング&ビブラート)

チョーキングにビブラートを組み合わせることで、情感を持たせるまさに感情移入テクニックです。ビブラートの速さに変化を持たせることで”歌うチョーキング”も表現可能な汎用性の高いテクニックです。

6)チョーキング・ダウン

あらかじめピッキングせずにチョーキングしておき、ピッキング後下げていくテクニックです。間奏などのギターソロの頭に使うと効果的です。もちろんソロ中やオブリガートにもスパイス的に使えるテクニックです。


7)合わせ技-2

チョーキングを維持したまま小指を使ってフレーズを作る難易度の高いテクニックです。合わせ技というよりはチョーキングの発展形として捉えたほうが良いかも知れません。小指で音を出す時には、チョーキングした音が下がらないようにするのがポイントです。

8)ハーモナイズド・チョーキング

チョーキングする弦としない弦で和音を作るテクニックで、ペダル・ステール奏法とも呼ばれます。また、2本の弦をチョーキング(1音チョーキング+半音チョーキング)して和音を作るものも含まれます。

おわりに・・・

チョーキングはギター特有のテクニックであると同時に、ブルース(ブルーズ)やロックのみならず多くのジャンルで効果を発揮します。
また、感情表現するのになくてはならないテクニックの1つです。
今回は矢継ぎ早にいろいろなチョーキングを紹介してしまいましたが、実際には1つのチョーキングをしっかり弾くだけで表現力はアップしますので、あせらずじっくりとマスターしていくことが大切です。

最後に一言、、、チョーキングは、上げ下げのスピードでも表情が変わります。
ただ単に上げるのではなく、曲想やテンポに応じて変えられるとベストですね。
また、ビブラートもしかり。。。かけるスピードがキモですよ!

次回は究極のリズムギター(仮題)を予定しています。
弾いて楽しい練習パターン、ノリやビート感についてもご紹介したいと思っていますので、ご期待ください♪

ではまた、しばらく後にお会いしましょう!
洪栄龍がお送りしました。

今回使用した機材

「洪栄龍の温故知新」シリーズ。他の記事はこちら






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