島村楽器公式ブログ

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2012年 秋 弦楽器買い付け旅行記 その14

皆さまBuon giorno!島村楽器 ビビット南船橋店 楽器アドバイザーの糸山です。

下の写真は、巨匠レナート・スコラヴェッツァ(写真右端)に凝視されながら極度の緊張状態で試奏中の私です。(笑)

そして、Paris買付で訪問したサンドリーヌとクレモナで再会!

会場内では私たちが購入した、あのSandrine作の新作弓が話題をさらっていました。彼女のブースも毎日大盛況だったようです。

私たちが訪れている国際楽器見本市「Moudomusica2012」は、大小様々なメーカー各社のブースや、個人製作家のブースが200社以上並んでいます。ものすごく広い会場内では、あちこちのブースからバイオリンやチェロの音が聞こえてきます。さらに、お喋り好きなイタリア人の会話やら何やらで会場は騒音の渦中・・・。この環境での買い付けは、いつも以上に体力と集中力が必要です。

さて、そんな中で見つけ出した掘り出し物。Mondomusicaに出展していたフランスのディーラーから入手した極上ヴァイオリン弓をご紹介致します!

Charles-Alfred Bazin, France - Mirecourt, 1945

Bazinファミリー最後の末裔、そして現代弓製作の名人Pierre Guillaume氏(ピエール・ギヨーム)の師匠でもあるシャルル・アルフレッド・バザン(1907年 - 1987年没)のバイオリン弓です。1945年製作というのは、アルフレッド・バザンが一人前として認められ、ひとり立ちして間もない頃の作品。美しいフォルムと、現代弓ではなかなか再現できない独特のコシのある粘り強さが特徴的なオールド弓。バイオリン本体のポテンシャルをより一層引き出してくれるでしょう!

んっ、居ないと思ったらこちらでクラシックギターのリサーチ中。(笑)

何を隠そう照井はクラシックギター奏者なのです。ギャラリー集まってきてますよ〜。(汗)

クラシックギターつながりの余談ですが・・・

その夜、クレモナのレストランでバッタリお会いしたクラシックギター奏者Stefano Grondona氏と記念撮影をさせていただきました。そして、なんと素晴らしい彼のCDを頂いてしまいました。Grazie!!

次回はちゃんと最後までバイオリンのお話をします!(笑)

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