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島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

2012年 秋 弦楽器買い付け旅行記 その6

弦楽器の話

皆さんDobry den!

島村楽器 ビビット南船橋店 弦楽器アドバイザーの糸山です。初めて知ったのですが「モルダウ(Moldau)」はドイツ語で、チェコ語では「ヴルタヴァ(Vltava)」と云うそうな・・・。

モルダウ

さて、皆様は「チェコのStrad」と呼ばれた名器をご存知でしょうか?

シュピードレン(Spidlen)

それは、Frantisek Spidlen (1867-1916) → Otakar F. Spidlen (1896-1958) → Premysl O. Spidlen (1920-2010) → Jan B. Spidlen (1967- )と続く名門中の超名門ファミリー。

オツカーの工房には当時のチェコの有名音楽家が頻繁に通っていました。その中の一人ヤン・クーベリーク(Jan Kubelik)が所有していたストラディヴァリウス1727年作、通称「エンペラー」。この調整を任されていたオツカーは、生涯、自作楽器のモデルにエンペラーを採用し、製作コンクールで何度も優勝。プロ奏者にも愛用され、西側にその存在が知られるようになり「チェコのストラド」とも呼ばれていました。

今回、現在4代目ヤン・シュピードレンを訪れました。

ヤン・シュードレン

4代目のヤンも数々のコンクールで入賞する才能豊かな製作家です。工房内には所狭しと栄光の品の数々がずらり。中でも、イタリアで最も重要なヴァイオリン製作コンクール「トリエンナーレ」での、1位・2位の同時受賞。この2003年に成し遂げた偉業はもはや伝説です。

ヤン・シュードレン数々の栄光

現在は工房を取り仕切る傍ら、チェコ弦楽器製作者協会の議長、そして製作コンクールの審査員も務めるなど多忙を極めています。

そんな彼から特別に仕入れたチェコの名器をご紹介します!

Hans Muller, Schonbach Bohemia fecit1910

名工ヤン・シュピードレンによる完全オーバーホール済みのスペシャル・モダン・ボヘミアン・ヴァイオリン。優しいタッチで十分な音量が出て、且つ流れる旋律がとても柔らかいので嫌な感じが全くありません。ヴァイオリニストに対して、とても素直な反応を返してくれます。

Hans Muller, Schonbach Bohemia fecit1910

次回は、ヤン・シュピードレンの唯一の弟子、我々買い付けチームも大注目の才能豊かな若手である「未来の巨匠」をご紹介します。

乞うご期待!!

第13回 弦楽器フェスタ

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