最近、日本3大シンセメーカーのローランド、ヤマハ、コルグから次々と新製品が発表され、ちょっとしたシンセブーム再来という感じの昨今ですね。
というわけで、こんにちは。シンセ大好きバイヤーサカウエです。
前々回のローランド「JUPITER-80」のレポートに引き続き、今回はコルグの最高峰シンセサイザー「KRONOS(クロノス)」の試奏レポートをお伝えします。
JUPITER-80のレポート記事はこちら
話題騒然、超人気のKRONOS
KRONOSは先月発売されたばかりの人気商品。そんな訳でなかなかじっくり弾かせてもらう機会がなかったのですが、「じゃあ店に展示してるやつ弾かせてもらえばいんじゃない?」ということで、新宿PePe店に早速行ってきました。
開店直後、店長のヨシダさんに半ば強引にお願いして店頭展示のKRONOSを弾かせてもらうことになりました(ヨシダさんありがとうございました)
新世代のミュージック・ワークステーション=1台で曲制作が完結
KRONOSの正式名称は「ミュージック・ワークステーション " KRONOS " 」です。
ミュージック・ワークステーションというのは別名「オール・イン・ワン・シンセサイザー」といいまして、シンセサイザーとしての機能の他に、サンプリング、オーディオ録音、MIDIシーケンサーといった、最近の音楽制作には欠かせない機能がすべて備わっている楽器の名前です。
つまり曲作りのすべての過程がKRONOS一台で完結してしまうわけですね。ちなみにローランドだとFantom(ファントム)、ヤマハはMotif(モチーフ)というシリーズがワークステーションのラインナップになります。
さて今回は、開店前の午前中という非常に限られた時間しかなかったので、KRONOSの代表的な音色紹介だけとなってますが、ご覧ください
9つのサウンド・エンジンを搭載した最高峰のシンセ
いかがでしょう?フレーズ・ネタは年齢もろバレでしたが、このままずーっと弾いていたいなあという気持ちにさせてくれる楽器ですよこれは。
サカウエはピアノ、特にエレクトリック・ピアノの音色が好みですね。シンベ(シンセのベース)のねちねち感も最高です。
KRONOSはこれまでにコルグの開発した9つのサウンド・エンジン(シンセサイザーの音作りのしくみ)をすべて搭載しています。
つまり超リアルなピアノ、オルガン、ストリングス、ファンキー・シンセ・ベース、オルガン、エグいアナログシンセ・サウンド、幻想的なパッド音色、、といったありとあらゆる音色が一台に凝縮された最高峰のシンセサイザーがKRONOS。
これはラーメンでいえば「全部乗せ」ってことになります w
弾いてみて本当の良さがワカるシンセ
さて今回はKRONOSの魅力のごくほんの一部しか紹介することができませんでしたが「シンセは弾いてなんぼのもんやねん。*1」というコルグさんのメッセージが伝わってくる音色ばかりですね。
そうそう、ローランドJUPITER-80にも共通するポリシーを感じましたが、これは偶然かなあ?
というわけで駆け足でのKRONOSの音色紹介でしたが、読者の皆さんの中にはローランドのJUPITER-80とKRONOSどっち買うか迷っている人も多いと思います*2。
サカウエも同じように悩んじゃいますが、もしKRONOSだったらやはり88鍵のピアノタッチが欲しいなあと思いました。
KRONOSには今回紹介できなかったさまざまな魅力が満載です。皆さんも是非、お近くの島村楽器でこのKRONOSを体験して頂きたいと思います。
KRONOSの詳細情報は下記もご覧ください。
新製品発表会のリポートはこちら
それではまた。