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2011 買付旅行記その4  分数ヴィオラ編

こんにちは!川崎ルフロン店アドバイザーの石井です。「2011 買付旅行記」と題して、ヨーロッパでの買付けの模様や旅先での様子をお伝えしています。

見てくださいこの奇妙な形の楽器を!

まさかの分数ヴィオラ

(まさかの分数ヴィオラ)

これ、何だと思いますか?実は子供用のヴィオラなんです。そもそも子供用ヴィオラが存在することに私たちも驚きだったのですが、なぜこんな形をしているのか?実はちゃんと理由がありました。

ヴィオラの特徴はなんと言ってもあの低音の響きの奥深さですが、あの響きを実現するためには相応の楽器の大きさが必要となります。理想的なヴィオラのサイズを検証したある学者の話によりますと、ボディサイズが50センチ以上(通常は40センチ前後)必要とのことです。そんなサイズは雪男でもない限り弾きこなせませんが、とにかくボディ内の容積が重要なのです。

大人用でもヴィオラのサイズで困っているのに、子供用ともなればなおさらです。普通のやり方ではヴィオラの音は到底作れない。ということで考えた結果、この形に行き着いたということでした。演奏に支障がない程度にボディを変形させ容積を確保。(写真ではわかりませんが、厚みも左右で微妙に違っています)。バスバーという内部のパーツも通常より太くし、より音に厚みが出るように改良されています。

古きを知り、そこに甘んじることなく、常に新しい発想で持って過去との調和を図る。そんなフランス人の気概を感じる楽器でした。

この楽器にご興味のあるかたはお気軽にご相談ください。

2011 買付旅行記その5に続く・・・

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