島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

2017年秋 弦楽器ヨーロッパ買付レポート Part7

皆様こんにちは!シマムラストリングス秋葉原の前田です。
いよいよ、買付レポートも本日で最終回!

さぁ、Part6で告知致しましたValerio Ferron(ヴァレリオ・フェロン)氏の工房へ行ってみましょう!

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Valerio Ferron Profile
クレモナのヴァイオリン製作学校を卒業後、いくつかの名工のもとで学び自らのスタイルを完成させ、弱冠24歳でイタリア国内のコンクールで3冠を獲得し成功を手にした天才肌の新生。■2010年 Pisogne楽器製作コンクール バイオリン部門 第1位および音響特別賞受賞。■2011年 Pisogne楽器製作コンクール ヴィオラ部門・チェロ部門 第1位。

前回のフェロン氏工房のブログはこちら


贅沢にもフェロン氏に試奏頂きました!

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ストラドモデル

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ガルネリYsaye(イザイ)モデル

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こちらの2本は11月3日(金)~11月5日(日)科学技術館にて行われる「楽器フェア」当社ブースへ展示予定です。

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イザイモデルはフェロン氏:奥様のご友人であるヴァイオリニストRobert Lakatos(ロバート・ラカトス)氏にも弾いて頂きました!

もぉもぉ、、スゴイ迫力!!
皆様、この若き天才マエストロ:フェロン氏のヴァイオリンは「楽器フェア 島村楽器ブース」にてお試し頂けます。
フェロン氏と共に皆様のご来場楽しみにお待ちしております!

クレモナ滞在最終日に我々はMuseo del Violino(ヴァイオリン博物館)へ。
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もう私、感動です(涙)小さい頃から聞いていた名前が、、本物が目の前にあるのです!
ストラディヴァリ・ガルネリ・アマティなどなど・・・。

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(Part3にてレポート致しましたタディオリ氏のデコレーションチェロと同様デザイン)


続いて、地下のAUDITORIUM GIOVANNI ARVEDI(コンサートホール)でストラディヴァリの最初期1669年製(クリスビー)を使用したコンサートがあるということで先を急ぎました。
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会場は日本人の音響設計による素晴らしいホール

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30分のミニコンサートでしたが、演奏家のキャラクターも伝わるアットホームなコンサートです。


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本日は、16歳のイタリア女流ソリストClarissa Bevilacqua(クラリッサ・ベビラッカ)氏がアンコール含め5曲演奏してくださいました!

そして、過去にはあの超絶技巧の腕を持つDavid Garrett(デヴィット・ギャレット)氏もコンサートをしたようです。
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(ファンなので、是非聴きたかった!!!)

それでは最後に、クレモナでの買付フィナーレにふさわしいCremona Cathedral(クレモナ大聖堂)のてっぺんへ!

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(さぁ~心の準備はいーい?)
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私スニーカーを履いていたので、余裕の表情で2段飛ばしでマイスターを置いてスイスイ登って行きました。

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全然よゆー、、、、のはずでしたが(笑)

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まだスゴイのあるーーーー。(もうこの頃息切れしていてマイスターとの会話ありません)

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マイスター、階段を背中に現実逃避...。(あとで聞いたら7~8年ぶりに登ったとのこと)

さぁ、あと少し!マイスターせっかくだから頂上行きましょう!
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時刻は17時前。我々、無事到着しました。

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空の色も変わり、5日間過ごしたクレモナの街を一望し何だかウルッとしてしまいました。

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(明日日本に帰るのかー。また忙しい日々がはじまるんだぁ~)

でもでも、そんなこと言ってられません!
この度は、初めて買付け任命を受け、素敵な楽器をたくさんそろえることが出来ましたので、日本の皆様へいち早くお試し頂きたい気持ちでいっぱいです!!

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それでは皆様、ここまで私のつたない買付レポートのご愛読誠にありがとうございました!
シマムラストリングス秋葉原に勤務しておりますので、製作家の人柄や楽器についてもっと知りたい!などご興味がございましたら是非、お気軽に当店へ遊びにいらしてください!

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それでは、またお会いできる日まで、Ciao!

今回イタリアで買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

2017年秋 楽器ヨーロッパ買付レポート その他の記事はこちら









2017年秋 弦楽器ヨーロッパ買付レポート Part6

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皆様こんにちは!シマムラストリングス秋葉原の前田です。
Part6では、楽器の祭典:Mondomusica(モンドムジカ)での買付けの様子をお届け致します!


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Mondomusicaは数年前より、ピアノ・管楽器・ギターブースも加わったため本当に人がたくさん!もうこれは、、、ディズニーランドのアトラクション待ちの気分です、、、。


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やっとのことで楽器会場へ到着~
さぁ!地図を見て、まず初めに私たちは島村楽器おなじみのマエストロMarcello Bellei(マルチェロ・ベッレイ)氏のブースへ。

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天使のような優しい笑顔で「楽しみに待ってたよ~」と優しく迎えてくださいました。
Marcello Bellei Profile
フェラーリの街、モデナが生んだ天才マルチェロ・ベッレイ。 ベッレイ氏は、祖父が家具職人だったことで木工製作に興味を持ち、バイオリン職人の道を夢見ますがご両親に大反対され、一度は建物の測量士として就職するが、彼の夢は諦め切れず僅か6ヶ月で退職。パルマにあるバイオリン製作学校の門をくぐり、パルマ派の巨匠Renato Scrollavezza(レナート・スクロラベッツァ)氏のもとでバイオリン製作を学ぶ。


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さぁ、マイスター、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロさっそく弾きましょう!


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1940年Poggi(ポッジ)モデルのヴィオラは、2日前に完成したばかりだという事でしたが、いつもと変わらぬ安定感・しなやかな厚みのある音。


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アマティーモデルのワークショップ/チェロは、上品で柔らかい音色。


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5本あったうち、ガルネリモデルのワークショップ/ヴァイオリンは、まっすぐと先に広がる素直な音、そして力強い低音が魅力です!


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ベッレイ氏、今回も素敵な楽器をありがとうございます!


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さぁ、続いていつも長蛇の列ができる「Bogalo&Clemente」ブースへ!


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少し出遅れていたため購入出来るか不安でしたが、我々が到着した時は行列もなく落ち着いてパーツを選ぶことが出来ました。


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ツゲ材3つGET!シマムラストリングス秋葉原入荷します!


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向かいのブースには、音が安定するという面白い魂柱が‼(カーボン製ではないそうです)


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色々面白いものがあるモンドムジカ、全く飽きません!


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たくさんブースを回って、最後に我々はScrollavezza&Zanre(スクロラヴェッツァ&ザンレ)のブースへ!
ブースは宝石店のようなラグジュアリーな雰囲気でした。
(やはり、オシャレな方はブースのレイアウトもこだわる。)

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Elisa Scrollavezza Profile
パルマで活躍するRenato Scrollavezza(レナート・スクロラヴェッツァ)の娘として、幼少期から楽器製作に親しんできたエリーザ・スクロラヴェッツァ。パルマバイオリン製作学校を1991年に卒業後、その才能を買われ、世界中のディーラーから注目を集めていきます。アメリカでHans J. Nebel(ハンス・J・ネーベル)氏に師事し、音響学、楽器修復についての専門的な知識を習得。ガダニーニの研究者としても名を高め、自身の製作に活かしている。


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今回は、ヴァイオリンの選定です。


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スクロラヴェッツァ&ザンレの特徴、ツヤツヤ・キラキラのスクールヴァイオリンを早速試奏!


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全てが良く、う~ん。。。と頭を抱えていますと、「どれどれ見せてごらんよ」と言われているかのように、後ろからジェノヴァに工房を構えるAlberto Giordano(アルベルト・ジョルダーノ)氏が登場!(笑)

私、前田は、シマムラストリングス秋葉原で買付楽器をケアしていますので、クレモナにいると毎日芸能人に会うような気分になりテンションが常に上がっています♪


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こちらの2本に決めました~!


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今度はマスターヴァイオリン試奏。
ストラド・ガルネリモデルと2本試奏し、30分ほど悩みバランスの良い、音が伸びやかなストラドモデルに決めました!


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(皆、やっと選定が終わりほっと安心の表情。)


次回Part7では、Valerio Ferron(ヴァレリオ・フェロン)氏の登場です!
(11月3日(金)~11月5日(日)科学技術館にて行われる「楽器フェア」島村楽器のゲストとして来日決定!)

さて、モンドムジカでも素敵な楽器に出会え、2017年秋の楽器買付けは終了です!!


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(マイスター、やったーのポーズ!本当にお疲れ様でした!!)


それでは、次回Part7が最終です。 Ciao!

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(ランチの時間があまりとれないためジェラートでカロリー摂取!)

今回イタリアで買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

2017年秋 楽器ヨーロッパ買付レポート その他の記事はこちら









2017年秋 弦楽器ヨーロッパ買付レポート Part5

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皆様こんにちは!シマムラストリングス秋葉原の前田です。
時差ボケ改善のため、朝からストレッチ、そして静かな街を散歩。

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ここ2日で、10分歩いては、「Ciao~」と何人ものマエストロとすれ違います。。。
このシーズンは、楽器の祭典:Mondomusica(モンドムジカ)が3日間開催するため、世界中からたくさんのマエストロがクレモナに集合するのです!


例え急いでいようが、みんな顔を合わせてしまえば10分、いやいや15分はお話していると思います。(皆、おしゃべり大好き!)


そんな中、歩いていると、突然「あ!!」と叫ぶ、マイスター茂木。
マイスターの指さすその方向には、フィッシュマーケットの屋根下で少しお休みされているGregg Alf(グレッグ・アルフ)氏!

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※アルフ氏の構えるヴェネツィア工房へは、シマムラストリングス秋葉原 店長:糸山が訪問致しましたので、買付ブログはそちらをご覧ください♪


マイスター茂木:「写真一緒にOK?」
アルフ氏:「もちろんOKだけど、バックが魚屋でいーの?(笑)」
(マイスター、アルフ氏との再会に喜び、写真の背景を気にする余裕がない...)
楽器が届くの楽しみです!!紳士で笑顔がチャーミングなアルフ氏、Grazie!!


はい、買付2日目ももうすぐ終盤です。我々は、フィレンツェから到着予定のGianluca Montenegro(ジャンルカ・モンテネグロ)氏とホテルロビーでアポイントを取っていました。

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モンテネグロ氏、少しカフェでゆっくりしてお待ちください。。。
Gianluca Montenegro  Profile
1978年イタリア・ローマ生まれ。ウンブリア州ペルージャにあるグッビオ・ヴァイオリン製作学校を卒業。グァリエロ・スパタフィ氏の元で指導を受ける。その後は拠点をフィレンツェへ移し、カルロ・ソルゲントーネ、ミチェーレ・メカッティの両氏の下でアシスタントを務めている。また、彼はニューヨークの巨匠カルロス・アルチエリのもとで楽器修復のコースも受講し、修理・調整も修得している。

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ケースを開けた瞬間、我々もうあまりの美しさに沈黙。


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外の光でもしっかり、チェック。


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モンテネグロ氏の待つカフェへ急ぎ、爽やかな笑顔で「どうだった?」と尋ねる彼の言葉と同時に「WONDERFUL!」と発する我々。

たくさんの有名な工房で高額楽器をレストレーションした経験を持つ彼だからこそ作れるガルネリYsaye(イザイ)モデル。


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モンテネグロ氏、いつも素敵な楽器をありがとうございます!


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予定では、ここで2日目終了予定でしたが、お昼にDaniele Tonarelli(ダニエレ・トナレッリ)氏とバッタリ再会し、ディナー前に工房へ訪問することにしました。
今回は工房訪問のみでしたが(涙)


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試奏させて頂いた重厚な音色のガダニーニモデルを持ってパチリ!


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トナレッリ氏、今晩は「Stradivarius Friend」という会費を払えばグループに入れるというお食事会へ行かれるそうで(先程のアルフ氏も)、とてもワクワクされていました♪

またすぐお会いしましょう!

トナレッリ氏の詳細は過去ブログをご覧ください♪
blog.shimamura.co.jp


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本日のディナーは、製作家のファッサー氏、アポストロウ氏、ヴィガット氏と郊外の素敵なレストランへ。

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苦しくてムリ~って言いながら次のお皿が出てきたらパクパク...。
マイスターと、帰国したら合言葉は「ダイエット」だね(笑)!

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それでは、Ciao!

今回イタリアで買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

2017年秋 楽器ヨーロッパ買付レポート その他の記事はこちら









2017年秋 弦楽器ヨーロッパ買付レポート Part4

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皆様こんにちは!シマムラストリングス秋葉原の前田です。

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ヴァイオリンの町、ここクレモナはディスプレイもセンス抜群!


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買付け2日目のスタートは、「Violin, Viola and Cello Exhibit」製作家合同展示会へ。
会場へ一番乗りの我々を迎えてくださったのはFillippo Fasser(フィリッポ・ファッサー)氏。


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彼、本当に優しいのです!!楽器も同様、包み込まれるような安定した重厚感のある音色が印象的です。

ファッサー氏につきましては、過去買付ブログをご覧ください!
blog.shimamura.co.jp
blog.shimamura.co.jp


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さてさて、続いて、我々はオーダーしていたベルガモを拠点に活動する製作家Bruno Costardi(ブルーノ・コスタルディ)氏のヴァイオリンをチェック。残念ながらご本人不在でしたが、彼のアシスタントさんがサポートしてくださいました!Grazie!


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マイスターもチェック
音の芯がしっかりできており、弾いているととても安心感があります!(低音も上品な響き!)


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我々、このストラドモデルを即決!文句なしです!


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また、この会場では新たな製作家と出会え、次回も試奏させていただくお約束が出来ました♪


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続いて2件目の工房、我々はEdgar Russ(エドガー・ルス)氏のもとへ急ぎます。

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彼の工房はとっても賑やか‼マエストロ:ルス氏がとっても元気なのです(笑)
Edgar Russ Profile
ルス氏は1966年オーストリア生まれ。17歳からクレモナに移り住み大成功したマエストロ。彼はイタリアでの研鑽にとどまらず、アメリカのスーパー新作ヴァイオリン:カーテン&アルフでも修行をした経歴をお持ちます。


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この度は、工房製ヴァイオリンを3本、チェロを2本選定するために訪問しましたが、まだヴァイオリンは完成しておらず、、、しっかり木目・質...などなど吟味して選びました。


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奥には広い試奏スペースが♪


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また、我々はチェロが弾けず(音はだせますが。。。)、チェロの選定タイムで頭を抱えていると、「隣にプロのチェリスト来てるよ!弾いてもらって決めたらどう?」なーんて、さらっと仰るマエストロ:ルス氏。


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それって悪いんじゃないかなぁ~なんて言う間もなく、次の瞬間チェロの良い音色が(笑)
はじめは、扉の裏に隠れて音を比較していたものの、いつしか皆で彼を囲み、意見を述べ合う環境を自然と作りだしてしまうマエストロ、さすが!!


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彼の名演奏により、無事、クリアな力強い音色のチェロ選定が終わりましたー!Grazie!


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自身の香水をプロデュースしているオシャレなルス氏の小物選び、とってもセンス良き!

それでは、Ciao!

今回イタリアで買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

2017年秋 楽器ヨーロッパ買付レポート その他の記事はこちら









2017年秋 弦楽器ヨーロッパ買付レポート Part3

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こんにちは!シマムラストリングス秋葉原の前田です。

買付初日の最後は、特別な材料を使用し、ふくよかな鳴り、柔らかくそしてパワフルな音色が魅力のAndrea Schudtz(アンドレア・シュッツ)氏の工房へ。後日行われた楽器の祭典:Mondomusica(モンドムジカ)でも、たくさんの方が彼のブースで試奏していました!

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Andrea Schultz Profile
1973年ロシア出身。ヴァイオリン製作の聖地イタリアへ家族で移住し、15歳でクレモナ国立ヴァイオリン製作学校へ入学し製作を学ぶ。彼の父「パヴェル・シュッツ」もモスクワのボリジョイ劇場オーケストラへ多数の楽器を製作した有名なマエストロであった。スコラーリ、コニアなど著名な製作家に師事した後、独立。現在はクレモナ市内に工房を構え、意欲的に製作を行っている。


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今回は彼の妹であるMaria Schudtz(マリア・シュッツ)氏のヴァイオリンを選定予定です。
彼女の作品は、高音もぶれることなく、まっすぐに響き、包み込むような音色が大変人気でございます。本日はお子様の学校の送迎ということで不在でした。。残念。。


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今回はストラド1715年モデルを2本選びました!どちらも弾き続けることによって響きや鳴りが変わってきましたが、特徴としましては

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音の輪郭がはっきりしており、とても歯切れの良い音!

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まろやかで素直、そして甘い音色!

彼女の楽器、弾いていてとても気持ちがいいです。
楽しい曲は、「明るい音」。しっとりとした曲は「切ない音」。と自身の気持ちと楽器が寄り添い、感情を音であらわせられます。


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毎回好評のMaria Schudtz氏のヴァイオリン、是非お試しください!!


最後に、元気の源=ジェラートを。
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Emilia CREMERIA
とってもオススメです。クレモナへ訪れる際は是非皆様も♪(パルマにも店舗あり)

買付初日のミッションを終えて

昨夜もフライトで疲れた我々を癒してくださったタディオリ氏が、今夜はご自宅へ招待頂きました。

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Maurizio Tadioli
イタリアを代表するアンティーク風楽器製作のエキスパートとして、クレモナで活躍するタディーリ。彼の作品は、カナダ出身の世界的バイオリニスト:Yi-Jia Susanne Hou(イージャ・スザンヌ・ホウ)氏をはじめ、世界各地の数多くのソリストから依頼を受け楽器を提供しております。また、Tadioli氏の作品はライバルである同業者からも一目を置かれ、いま正に『Maestroが選ぶMaestro』として、その名が知られております。超一流プレイヤーからも、一流の製作家からも羨望の眼差しを集める彼の作品は世界的に入手困難。島村楽器はタディオリ氏の日本正規特約店です。Maurizio Tadioli使用演奏家: Matteo Fedeli (マテオ・フェデッリ), Yi-Jia Susanne Hou (イージャ・スザンヌ・ホウ), Jenny Scheinman, Harry Skura ... ほか。


ディナー前に明日、お客様へ納品予定のデコレーションチェロ(Andrea Amati-CharlesⅨ-The King)を特別に見せて頂きました♪

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着色方法のこだわりやモデルの背景など、ディナーの準備が整ったと奥様が呼びに来られてもノンストップでたくさん説明いただきました!(笑)


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買付ブログで皆様お馴染みの、私の上司でもある糸山が「奥様の手料理はどこのレストランにも負けないよ!」と言われていた通り、リゾットとっても美味でしたぁ~。


それでは、Ciao!

今回イタリアで買い付けた楽器は、楽器フェスタでお披露目します

今回マイスター茂木と前田が買い付けを行った楽器は、11月〜12月各地(秋葉原・横浜みなとみらい・大阪・福岡・南船橋・新宿)の島村楽器で開催される、島村楽器楽器フェスタにて展示・お試しいただくことが出来ます。
日程等決まり次第順次情報を公開致しますので、楽器フェスタページもあわせてご覧ください。

2017年秋 楽器ヨーロッパ買付レポート その他の記事はこちら









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